Kindle端末の最高峰モデル「Kindle Oasis」
Kindleデバイスで唯一、ページ送りボタンを搭載していたり、人間工学に基づいたデザインだったりと、快適に読書できる端末なKindleで読書をされるかたで気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事ではKindle端末マニアの僕が「Kindle Oasis」を徹底レビューしていきます!
- Kindle Oasis 第10世代のの特徴
- 他のモデルと比較しながらのレビュー
- 実際に使ってみてわかった、メリット・デメリット
Kindle Oasis 第10世代の特徴
- Kindle端末最上級モデル
- 価格は29,980円から
- 薄く、軽い、人間工学に基づいたデザイン
- ページ送りボタン搭載
- 明るさ自動調整機能搭載
- 色調調節ライト搭載で、アンバーな暖色にできる
- 防水対応で、お風呂や水のかかる場所でも読書可能
- 外出先でも通信できる「wifi+4G」モデルが選べる
Kindle端末で最上級モデルの「Kindle Oasis」
手で持ちやすい人間工学に基づいたデザインや、ページ送り用の物理ボタンが搭載され、他のKindleよりもさらに読書がしやすい工夫がされています。
また「明るさ自動調整機能」や「色調調節機能」「防水対応」など、快適装備も充実。
現在は「wifi+4G」搭載モデルが選べる、唯一のモデルでもあります。
価格一覧
Kindle Oasis 第10世代 | |
---|---|
8GB+広告あり | 29,980円 |
8GB+広告なし | 31,980円 |
32GB+広告あり | 32,980円 |
32GB+広告なし | 34,980円 |
32GB+広告なし(wifi+4g) | 40,980円 |
価格は29,800円からと、他のKindleよりも高めです。
一番高い4Gモデルは40,980円。携帯回線に繋がるので、外出先から本を購入したり、ダウンロードすることが可能です。(※漫画や雑誌など容量の大きな本はダウンロードできません)
Kindle Oasis 第10世代 レビュー
レビューするのは、「wifi+4G」モデルです。
4Gモデルの通信については以下の記事で紹介しています↓
Kindle Oasisの付属品
付属品は、Kindle Oasis本体の他に、充電用の「micro USBケーブル」が付属します。
USB ACアダプターは付属しないので、持ってない場合は、別途用意しましょう。
他のKindleとは形状が異なる、人間工学基づいたデザイン
Kindle Oasisは、他のKindleとはまったく異なる見た目。
人間工学に基づいたデザインで、持ちやすさを追求して設計されています。
またアルミ素材が使われていて高級感もあります。
とくに後ろ側は、左右非対称でいびつな形状。
薄い部分は3.4mmしかなくて、本当に薄いです!
この段差のある形状は、持ちやすくするために設計されています。
持ち手側に重心があり、不思議と重さを感じにくく、数値以上に軽く感じました。
手で持ったときも、太い部分がちょうど手にフィットし、段差の部分が指にひっかかるので、とっても持ちやすく感じました。
Kindle端末の中で最も持ちやすい!
「ページ送りボタン」搭載で、ページめくりが快適
Kindle Oasisに搭載されてない「ページ送りボタン」
上側のボタンを押すと「次のページ」に進み、下側のボタンを押すと「前のページ」に戻ります。
人間工学に基づいたデザインと、合わさって、片手で楽々と操作ができます。
ちなみに、上下逆さまにすると、ディスプレイも自分の向きに合わせて表示されるので、左手でも使えます。
重さ
重さは187g(4Gモデルの重量)
ボディがアルミニウムなことから、Kindle Paperwhiteよりも軽いです。
- Kindle 第10世代…170g
- Kindle Paperwhite 第11世代…205g
充電端子は「micro USB」
充電端子は「micro USB」
最新のKindle Paperwhite 第11世代が「USB-C」を採用しているので、micro USBはちょっと古さが否めませんね…
目に優しい「E-inkスクリーン」
Kindleは目にやさしい「E-inkディスプレイ」が使われています。
スマートフォンやタブレットで使われている、一般的な液晶や有機ELとは違い、紙に極めて近い表示ができる特殊なディスプレイ。
本当に紙の本を読んでいるかのような読み心地で、電子書籍との相性抜群です。
ディスプレイの側面から光を平行に照射する「フロントライト」が搭載されていて、直接目を刺激しません。暗い場所でも優しい光でディスプレイを照らしてくれるので安心。
ブルーライトの心配もいりません!
Kindle端末で最も大画面。他のモデルより漫画が読みやすい
Kindle 第10世代 | Kindle Paperwhite 第11世代 | Kindle Oasis 第10世代 |
---|---|---|
6インチ | 6.8インチ | 7インチ |
Kindle Oasisは、現在販売中のKindleの中で最も大画面です。
ただKindle Paperwhiteが新型で6.8インチまで大きくなったので、Oasisの優位性はちょっと落ちました。
漫画は画面が大きいほど読みやすく、OasisもPaperwhiteも読みやすいです。
Kindle端末で最も明るい
Kindle 第10世代 | Kindle Paperwhite 第11世代 | Kindle Oasis 第10世代 |
---|---|---|
LED 4個 | LED 17個 | LED 25個 |
それぞれフロントライトに使われているLEDの数が異なり、明るさに差があります。
Kindle Oasisは、最も多い25個のLEDが搭載されているので、一番明るいです。
正直、どのモデルも必要最低限の明るさはあるので、そこまで気にしなくてOKです!
解像度300ppiで、文字がくっきり
エントリーモデルのKindleだけ167ppiで文字がギザギザで荒い表示をしていますが、300ppiのKindle Oasisは、文字が繊細でくっきりと綺麗です。
とくに読み仮名の見やすさが全然違います!
明るさ自動調整機能
Kindle Oasisには、フロントライトの「明るさ自動調整機能」も搭載。
使用する環境の明るさに応じて、ディスプレイの明るさも調整されるので、手動で調整する手間が減らせます。
反応はあまり早くありませんが、待っていれば自動で調整されるので、寝る前に電気を消して読書するときに便利でした!
色調調節機能で、より目に優しい
Kindle 第10世代 | Kindle Paperwhite 第11世代 | Kindle Oasis 第10世代 |
---|---|---|
– | ○ | ○ |
「Kindle Oasis」「Kindle Paperwhite」には、「色調調節ライト」が搭載。
スクリーンの色調を、明るいホワイトから暖かみのあるアンバーな色へ調節できます。
最大まで暖色に調整したものと、色調調節のないKindleと並べて比較してみると、全然色味が違いました。
実際に使ってみると、少し暖色を加えたほうが、目が疲れにくくなったように感じました!
防水機能で、お風呂で読書
Kindle Oasisでは、防水機能があるので、お風呂でも使えます。
湯船に浸かりながらゆっくり読書できるので、心も体も同時にリフレッシュできます。
またPaperwhiteも防水に対応していますが、タッチパネルは水に濡れると反応が悪くなり、思うようにページがめくれないことがありました。Oasisなら画面が濡れていようが、物理ボタンで確実にページめくりができるので他のPaperwhiteよりも快適に読書できました!
半身浴をしながら読書をするのが僕の至福の時間!
処理速度、反応速度を検証
最上級のKindle Oasisは、処理速度がどこまで速いのか、Kindle Paperwhiteと並べて検証してみました。
まずは負荷のかかる漫画で比較。
1ページずつめくるときの反応速度で比較してみると、どちらも反応が良く、大きな差があるようには感じませんでした。
続いて、長押しでの連続ページめくり。
意外にも「Kindle Paperwhite シグニチャー エディション」のほうが、最終ページに辿り着くのが早いという結果に。
最後は、本を開いたり、閉じたりするときの速度。
何度か試してみましたが、Paperwhiteが早いときもあったり、Oasisのが早いときもあったりで、あまりよくわからず…
処理速度はOasisだからと、あまり変わりませんでした
使ってわかった、「Kindle Oasis 第10世代」のメリット・デメリット
【メリット①】物理ボタンがとても快適。とくにお風呂で大活躍
タッチパネルでの操作でもまったく苦になりませんが、ページ送りの物理ボタンがあったほうが、より快適に操作できます。
とくにお風呂で読書する場合、タッチパネルでは水がつくと反応が悪くなります。物理ボタンなら確実にページをめくれるので、ストレスも少ないです。
【メリット②】持ちやすく、重さを感じにくい
片手で持つ場合は、圧倒的にKindle Oasisのほうが持ちやすく、腕も疲れにくく感じると思います。
【デメリット①】充電端子がmicro USB端子
Kindle Paperwhiteよりも前に発売されたので、充電端子が「micro USB」です。
最近はmicro USBの機器も減少してきているので、やっぱりUSB-Cのほうが他の機器と充電器を使い回せて使いやすいです。
【デメリット②】金属製で高級感はあるが、気を使う
金属ボディでとても高級感はあるのですが、金属なのでかえって傷や、他の機器を傷つけてしまいそうで、気を使います。
ケースを装着すればいいですが、せっかくの人間工学に基づいたデザインは犠牲になってしまますね…
【デメリット③】価格がちょっと高く感じる
Kindle Paperwhite 第11世代 | Kindle Paperwhite シグニチャー エディション | Kindle Oasis 第10世代 | |
---|---|---|---|
8GB+広告あり | 14,980円 | – | 29,980円 |
8GB+広告なし | 16,980円 | – | 31,980円 |
32GB+広告あり | – | – | 32,980円 |
32GB+広告なし | – | 19,980円 | 34,980円 |
32GB+広告なし(wifi+4g) | – | – | 40,980円 |
Kindle Paperwhiteが新型になって、画面サイズ機能がOasisに近づいたこともあり、Oasisはちょっと高く感じてしまいました。
容量と、広告の有無を同等の条件で比較すると、ちょうど15,000円も差があります。
物理ボタンと、人間工学デザインに、15,000円の価値を見出せるかどうか…
- 物理ボタンが必要
- 少しでも軽く、持ちやすいほうがいい
まとめ
Kindleの中でも最高峰なOasisは、読書がとっても快適でした!
とくにお風呂で使うときに最も快適だと感じました。手が濡れるとタッチパネルの反応が悪くなりますが、物理ボタンなら、手が濡れていても確実にページめくりができるので非常に快適。
ただKindle Paperwhiteが新型になって、Oasisに画面サイズも機能も近づいたことと、充電端子がmicro USBということを考えると、ちょっと高く感じしてしまいました。
Kindle Paperwhiteと、同等のモデルで比較すると、15,000円も価格差があるので、正直「どうしても物理ボタンがほしい」という方でなければ、Paperwhiteのほうがおすすめできると思います。