この記事では、ドルビーアトモスに対応したサウンドバーのおすすめを10台まとめました!
頭の上から雨が降ってくる、あの感じ。ところが同じアトモス対応でも、上向きスピーカーを積んだ機種と、処理で立体感をつくる機種があります。
値段だけを見て選ぶと、ここで思っていた音と違うことになりがちです。
編集長見るべき順番をつかんでから、10台を上から順にのぞいていきましょう!
ドルビーアトモス対応サウンドバーの選び方|失敗しない6つのポイント


- 上向天井へ音を放つスピーカーを積んでいるか
- 低音サブウーファーは本体内蔵か、別体か
- 端子テレビ側がeARCかARCのどちらまで対応するか
- 入力HDMI入力があればゲーム機を直接つなげます
- 設置テレビ台に収まる幅と、画面を隠さない高さ
- 音楽Wi-FiやBluetoothで音楽も流すかどうか
上向きスピーカーの有無で、体験が一番大きく変わります。物理的に天井へ音を跳ね返す機種は高さの表現が素直で、処理でつくる機種は本体が薄く安く収まる。どちらが良い悪いではなく、性格が違うんです。
今回の10台でいうと、天井へ放つユニットを持つのは5台。残りの5台はバーチャル方式で、その代わり価格や大きさで有利になります。
次に決まるのが低音の出し方です。別体のサブウーファーが付くモデルは沈み込みが深くなりますが、床に箱をもう1つ置く場所が要ります。ここは部屋の都合で決めてしまってよい部分です。
残る決め手は接続まわり。テレビのHDMI端子が埋まりがちならHDMI入力を持つ機種を、スマホの音楽も流したいならBluetoothやWi-Fiの欄を見ておくと、あとで困りにくいはずです!



上向きスピーカーか、処理でつくるか。ここを決めた時点で、候補は半分に減りますね!
① ヤマハ SR-B30A
9月14日 6:24時点の価格です(変動します)
- 構成フロント30W×2に60Wのサブウーファーを内蔵
- 低音7.5cmコーン型ウーファーを2基搭載
- 音声クリアボイスでセリフを持ち上げます
- 設置幅910×高さ68×奥行133mm・3.9kg
- 拡張サブウーファー出力を1系統備えます
「ヤマハ SR-B30A」は、置いてすぐ効果が分かる1台です。サブウーファーまで本体に入っているので、届く箱はひとつで済みます。
楽器で鳴らしてきたメーカーらしく、声の帯域を持ち上げるクリアボイスを積んでいます。ドラマの小声や、ニュースの早口。埋もれがちな音を引き上げてくれるのはありがたいところ。
サウンドモードは4種類用意されています。ステレオ・スタンダード・映画・ゲームから選べるので、夜のドラマと休日の映画でつまみを変える、といった使い分けも可能です!
背面にはサブウーファー出力が1系統あります。低音に不満が出てきたら、あとから別体のウーファーを足せる。長く使ううえでは、この余地が嬉しいですね。
HDMI入力はありません。テレビの端子が足りていない家では、そこだけ先に確かめておくとよいでしょう。



セリフが聞き取れないまま音量を上げると、今度は効果音で家族を起こしてしまうんですよね。声だけ持ち上がるのは、夜の視聴でいちばん効いてくるんです!
② REGZA RA-B500
9月14日 6:24時点の価格です(変動します)
- 構成3.1.2ch・9個のスピーカーで270W
- 上向トップスピーカーに20W+20Wを割り当て
- 端子HDMI入力1系統・出力1系統(eARC/ARC)
- 連動レグザのリモコンで音量まで操作できます
- 設置幅1,180×高さ66×奥行123mm・4.5kg
「REGZA RA-B500」は、ワンボディに9個のスピーカーを積んだ3.1.2chです。
内訳を見ると、トップスピーカーに20W+20Wが振られています。処理で高さを演出するのではなく、天井へ実際に音を放つ構造。別体のウーファーが無いぶん、床まわりもすっきりします。
背面には4K/60Hz HDR対応のHDMI入力を1系統備えます。テレビの端子が埋まっていても、ゲーム機をこちらへ挿して映像をテレビへ通せます!
レグザのテレビと組み合わせると、電源のオンオフが連動し、テレビのリモコンで音量まで変えられます。リモコンを持ち替える手間が消えるのは、毎日のことなので大きいです。
ポイントレグザのテレビを使っていて、床に箱を増やさずに高さ方向まで出したい方向け。3.1.2chの構成をワンボディに収めた1台です。
③ Denon DHT-S218K
9月14日 6:24時点の価格です(変動します)
- 低音75mmサブウーファーを2基内蔵
- 端子HDMI 1入力/1出力(eARC・VRR・ALLM対応)
- 音声ダイアログエンハンサーを3段階で調整
- 無線Bluetooth 5.3(SBC/LC3)に対応
- 設置幅890×高さ67×奥行120mm・3.6kg
高さ67mmの筐体に、75mmのサブウーファーが2基。この詰め込み方が「Denon DHT-S218K」の見どころです。
とはいえ薄いだけではありません。HDMI端子は可変リフレッシュレートと自動低遅延モードにも対応していて、ゲーム機を間に挟んでも映像の足を引っぱらない作りになっています。
Bluetoothは5.3で、次世代規格のLE Audio(LC3)まで受けられます。テレビを消したあと、そのままスマホの音楽へ切り替える使い方も気持ちよく決まりますね!



テレビの前に置いたとき、リモコンの信号をさえぎらない高さかどうか。ここでつまずく人は多いので、67mmという数字は効いてくるはずです!
④ ソニー HT-B600
9月14日 6:24時点の価格です(変動します)
- 構成3.1.2ch・実用最大出力350W(JEITA)
- 上向上向きスピーカーを2基搭載
- 低音160mmユニットの無線サブウーファーが付属
- 音場Vertical Surround EngineとS-Force PRO
- 設置バーは幅950×高さ64×奥行110mm・3.1kg
上向きスピーカーと別体のサブウーファー、その両方がほしい方に向くのが「ソニー HT-B600」です。構成は3.1.2chになります。
バーの内訳はフロント50W+50W、センター50W、上向き50W+50W。そこへ100Wのサブウーファーが無線で加わります。合計350Wという数字は、今回の10台でも上位です。
ユニットに使われているのは、新形状の振動板を持つ「X-Balanced Speaker Unit」です。音の歪みを抑えて解像感を上げる仕掛けになります。
それでいてバーの高さは64mm。画面の下ふちを隠しにくいので、テレビの前へ直接置きたい人には嬉しい薄さですね!
HDMI入力は備えていません。テレビとはeARC対応のHDMI出力1本でつなぐ形になるので、そこは押さえておきたいです。
ポイントテレビの音をまるごと入れ替えたい方向け。上向きスピーカーと160mmの無線サブウーファーが最初から揃っていて、買い足すものがありません。
⑤ Denon DHT-S517K
9月14日 6:24時点の価格です(変動します)
- 上向Dolby Atmosイネーブルド66mmを左右に内蔵
- 低音150mmウーファーのワイヤレスサブウーファー
- 構成3.1.2ch・バー側だけでドライバー7基
- 端子HDMI 1入力/1出力(eARC/ARC・4K/60Hz)
- 設置バーは幅1,050×高さ60×奥行95mm・2.5kg
床にもう1台置く余裕があるなら、選択肢はぐっと広がります。その条件で一番効いてくるのが「Denon DHT-S517K」です。
バーの上面には天井へ音を放つイネーブルドスピーカーが左右に。さらに中央にはセンター専用のフルレンジが入っていて、声の位置が画面の真ん中に定まります。
低音を受け持つのは、150mmウーファーを積んだワイヤレスサブウーファーです。幅172mmとスリムなので、ソファの脇やテレビ台の横へ差し込めますよ。
バーの高さは60mm。今回並べた10台の中で一番薄く、画面の下ふちを気にせず置けます!
ダイアログエンハンサーは3段階で調整できます。ニュースは強め、映画は切る、といった具合に番組ごとに切り替えられるのも便利ですね。



上から降ってくる音は、雨や飛行機の場面で分かりやすく効きます。一度そこを味わうと、平面の音には戻りにくくなります!
⑥ JBL CINEMA SB580
9月14日 6:24時点の価格です(変動します)
- 中央センター専用に120Wを独立で割り当て
- 出力合計440W(バー240W+サブウーファー200W)
- 低音165mm径のワイヤレスサブウーファー
- 端子HDMI入力1系統とeARC対応の出力1系統
- 設置バーは幅950×高さ64×奥行80mm
「JBL CINEMA SB580」は、セリフだけを別のアンプで鳴らす割り切った作りになっています。
センターチャンネルには、ツイーターとミッドレンジへ60Wずつ、合計120Wが独立で割り当てられています。左右の音が大きくなっても声が埋もれにくいのは、この構造があるからでしょう。
バーの奥行は80mmで、今回の10台では一番浅い数字。棚の幅が足りない家でも前へはみ出しにくく、165mm径のサブウーファーは幅20cmの細身なので置き場所に困りません!
ポイントアクション映画やライブ映像をよく観る方向け。440Wの音圧の中でも、センター専用の120Wが声を前に置いてくれます。
⑦ REGZA TS216G
9月14日 6:24時点の価格です(変動します)
- 構成2.1ch・6ユニットで実用最大出力120W
- 低音50×115mmのバスレフ型ウーファーを2基内蔵
- 端子HDMI入力1・出力1(eARC/ARC)・同軸まで完備
- 設定EQをMUSICからGAMEまで6モードで選べます
- 設置幅960×高さ68×奥行105mm・3.6kg
40kHz以上まで再生できるツイーターを積んで、この価格帯。「REGZA TS216G」は、はじめの1台に置きやすいモデルです。
2.1chとシンプルながら、ドルビーアトモスとDTS:Xの両方をデコードできます。ウーファーは本体の中に2基入っているので、床に置くものはありません。
端子も欲ばりです。HDMI入力と出力に加えて、光デジタルと同軸デジタル入力まで持っています。古いレコーダーやゲーム機が残っている家では、これがそのまま解決策になります。
Bluetoothのコーデックは受信のSBCのみ。音楽をじっくり聴く用途には物足りないかもしれませんが、テレビの音を良くする目的なら十分でしょう。



同軸デジタルまで残っている機種は、いまでは少数派。押し入れの古い機器を生かしたい家では、ここが決め手になるでしょう!
⑧ Sonos Beam (Gen 2)
9月14日 6:24時点の価格です(変動します)
- 設置幅651×高さ68×奥行100mm・2.88kg
- 構成クラスDアンプ5基とミッドウーファー4基
- 低音パッシブラジエーターを3基備えます
- 調整Trueplayで部屋の響きに合わせて補正
- 配信Wi-Fi経由でAirPlay 2に対応します
「Sonos Beam (Gen 2)」は、幅651mmという寸法がそのまま個性になっています。今回の10台で唯一、70cmを切る小ささ。
物理的な上向きスピーカーは持たず、処理でドルビーアトモスの空間をつくります。そのぶん本体が小さく、寝室のテレビ台や、幅の狭い棚にもすっと収まるわけです。
Trueplayによる自動補正は対応するiOS機器が必要。ただ、Wi-Fiにつなげばテレビを消したあともAirPlay 2で音楽を流せるので、スピーカーとして1日中働いてくれます!
ポイント寝室や、幅の限られた棚に置きたい方向け。65型程度までのテレビに合わせる想定で、音楽再生まで1台でこなせます。
⑨ ソニー HT-A8000
9月14日 6:24時点の価格です(変動します)
- 構成11ch・実用最大出力495W(JEITA)
- 音場360 Spatial Sound Mappingに対応
- 映像8K/60pと4K/120のパススルー・VRR/ALLM対応
- 無線Wi-FiとBluetooth 5.2(LDAC受信)
- 設置幅1,100×高さ64×奥行113mm・4.7kg
「ソニー HT-A8000」は、サブウーファーを置かずに上まで行きたい人へ向けたプレミアム機です。バー1本で11chを鳴らします。
内蔵マイクで部屋を測り、壁や天井の反射から仮想のスピーカーをつくるのが「360 Spatial Sound Mapping」。後ろや頭上に実際のスピーカーが無くても、音が回り込んできます。
HDMI端子は8K/60pと4K/120のパススルーにも対応します。可変リフレッシュレートも自動低遅延モードも通るので、ゲーム機を間に挟んでも画は落ちません!
Bluetoothの受信はLDACまで。Wi-Fiにもつながるので、映画のない日は大きなワイヤレススピーカーとして働きます。



床にウーファーを置けない部屋は案外多いもの。バー1本で下も上も鳴らせるなら、置き場所の悩みごと消えてくれますよ!
⑩ Sonos Arc Ultra
9月14日 6:24時点の価格です(変動します)
- 構成9.1.4chの空間オーディオ・クラスDアンプ15基
- 上向9基のツイーターのうち2基が上向き
- 低音Sound Motionで薄型のまま低域を鳴らします
- 音声スピーチエンハンスメントを4段階で調整
- 設置幅1,178×高さ75×奥行110.6mm・5.9kg
広いリビングで、置くものを増やしたくない。そんな条件に一番噛み合うのが「Sonos Arc Ultra」です。
ツイーターは9基あり、そのうち2基が上向きのハイトチャンネル。ミッドウーファー6基と合わせて、9.1.4chの空間をバー1本でつくります。
低域を受け持つのは新開発の「Sound Motion」です。4つのモーターで振動板を駆動する仕組みで、この薄さのまま深い低音まで届きます!
声の聞き取りやすさは、AIが人の声を検知するスピーチエンハンスメントで4段階。家族で観る時間と、夜ひとりで観る時間とで、設定を変えられます。
ポイント広いリビングで、サブウーファーもリアスピーカーも置かずに仕上げたい方向け。あとからSonosのスピーカーを足して広げる道も残ります。
まとめ
最後に、部屋の条件ごとにどこから見ればいいかを整理しておきます。
はじめの1台で迷っているなら「ヤマハ SR-B30A」、床に箱を増やさず高さまで出したいなら「REGZA RA-B500」がイチオシです!
映画の迫力を最優先するなら「ソニー HT-B600」、広いリビングをバー1本で満たしたいなら「Sonos Arc Ultra」、といった感じで選ぶとまとまりやすいでしょう。
アトモス対応と書かれていても、中身は上向きスピーカー方式とバーチャル方式に分かれます。天井の高さや置き場所から逆算すると、選ぶ道筋が見えてくるはずです。



サブウーファーを床に置けるかどうか。そこを先に決めておくと、10台のうち残るのは3台ほどまで絞れます!
9月14日 6:24時点の価格です(変動します)
9月14日 6:24時点の価格です(変動します)



















