スマートリモコンで、1位、2位を争うほど人気なのが、「SwitchBot」と「Nature Remo」
どちらも見た目も似ていて、スマートフォンで家電のリモコン操作ができるアイテムですが、できることや、機能がいくつか違います。
実際にどちらも持っている筆者が、「SwitchBot」と「Nature Remo」の比較と、どちらがおすすめなのかをまとめてみました!
SwitchBotとNature Remoを細かく比較レビュー!
【比較1】デザイン、見た目の違い
まずは外観を比較!
「SwitchBot Hub mini」「Nature Remo 3」は、どちらも四角い白い石鹸のようなデザインです。
2023年に新登場した「SwitchBot ハブ2」は、温湿度がわかりやすく映るパネルと、タッチボタンがが搭載されています。
「SwitchBot ハブ2」はスマホを使わなくても、温湿度が一目でわかります!
【比較2】機能、価格の違い
SwitchBot ハブ2 | SwitchBot ハブミニ (Matter対応) | Nature Remo 3 | Nature Remo mini 2 | Nature Remo nano | |
---|---|---|---|---|---|
赤外線リモコン | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
温度計 | ○ | ◯ ※別売のケーブルで対応 | ○ | ○ | × |
湿度計 | ○ | ◯ ※別売のケーブルで対応 | ○ | × | × |
温湿度計 表示パネル | ○ | × | × | × | × |
照度センサー | ○ | × | ○ | × | × |
人感センサー | 別売り | 別売り | ○ | × | × |
シーン機能ボタン | ○ | × | × | × | × |
GPSでのプログラム | ○ ※ベータ | ○ ※ベータ | ○ | ○ | ○ |
Matter対応 (スマートホーム規格) ※HomePod等の機器も必要 | ○ | ○ ※2024年モデルのみ対応 | × | × | ○ |
電源アダプターの 付属 | ○ | 別売り | ○ | 別売り | 別売り ※USB-Cケーブルも別売 |
価格 (税込) | 8,980円 | 5,980円 | 12,980円 | 7,980円 | 3,980円 |
比較してみると、内蔵されているセンサー、機能がいくつか違うのがわかります。
内蔵センサーの違い
どのモデルも「赤外線リモコン」機能は搭載されているので、エアコンや、照明、テレビなどの操作をスマートフォンから行うことはできますが、「温湿度センサー」といったセンサーが異なります。
「温湿度センサー」などのセンサーがあると、スマートフォンから、その部屋の温湿度といった情報が確認できるだけでなく、以下のような自動制御もできます↓
- 設定した温度を上回ったら、エアコンの冷房を自動で起動する
- 部屋が暗くなったら、照明を自動でつける
「28℃以上になったら、エアコンの温度を1℃下げる」なんて、自動制御もできて便利ですよ!
SwitchBot ハブ2には、「温湿度表示パネル」「シーン機能ボタン」が搭載
また「SwitchBot ハブ2」には、温湿度を表示するパネルが本体内に搭載されているので、スマートフォンのアプリから見れるだけでなく、スマートリモコンから直接温湿度を確認することも可能になりました。
さらに、温湿度の下側に2つ丸い「OFF」「ON」と書かれたマークがありますが、これが「SwitchBot ハブ2」にのみ唯一搭載されている「シーン機能ボタン」
タッチパネルのボタンになっていて、ここに好きなシーンを割り当てることで、設定した家電の制御がボタンから行えます。
例えば、以下のようなことができます↓
- 「ON」ボタンを押したら、エアコンとサーキュレーターをまとめて起動する
- 「OFF」ボタンを押したら、エアコンとサーキュレーターをまとめて消す
スマホのアプリを起動しなくても、スマートリモコン本体から操作ができます!
価格一覧と、電源アダプターの付属状況
SwitchBot ハブ2 | SwitchBot Hub mini | Nature Remo 3 | Nature Remo mini 2 | |
---|---|---|---|---|
電源アダプターの 付属 | ○ | 別売り | ○ | 別売り |
価格 (税込) | 8,980円 | 5,980円 | 12,980円 | 7,980円 |
価格はセンサーや機能が多いモデルは高い傾向にありますが、「SwitchBot Hub mini」と「Nature Remo mini」には電源アダプターが付属されないため、別途USBのACアダプターを購入する必要があります。
こちらはスマートフォンなどの充電器でも代用できるはずです。
【比較3】スマートスピーカー、外部プログラム対応状況
SwitchBot Hub 2 SwitchBot Hub mini | Nature Remo 3 Nature Remo mini 2 | |
---|---|---|
Amazon Alexa | ○ | ○ |
Google Home | ○ | ○ |
Siri | ○ | ○ |
IFTTT | ○ | ○ |
Amazon Echoなどのスマートスピーカーとの連携はどの機種も対応。
アレクサ、電気をつけて!
という感じで、声だけで家電を操作することができるので、家事などで手が離せないときに重宝します!
【比較4】対応する周辺機器の違い(※別売り)
SwitchBot | Nature Remo | |
---|---|---|
スマートプラグ | ○ | × |
指ロボット | ○ | × |
カーテンロボット | ○ | ○ mornin’ plusと連携 |
ネットワークカメラ | ○ | × |
スマートロック | ○ | ○ Qrio Lockと連携 |
LED電球 | ○ | × |
温湿度計(独立タイプ) | ○ | × |
人感センサー | ○ | × Nature Remo 3には内蔵 |
加湿器 | ○ | × |
周辺機器を用意することで、リモコン以外の操作もできるようになります。
とくに、SwitchBotの「指ロボット」という物理ボタンを押すことができる装置が超便利!
「お風呂の湯沸かしボタン」や「マンションのオートロックの開錠」をスマホで遠隔操作することができます!
またカーテンロボットは、名前の通りカーテンを自動で開閉してくれる装置で、設定した時間にカーテンを開閉したり、アプリから開閉指示を出すことができます。
【比較5】アプリが使いやすいのはどっち?
ホーム画面
アプリの使い勝手、アプリデザインの違いも比較してみました。
まずアプリのトップ画面。この画面は操作したい家電を選ぶ画面でもあります。
Nature Remoのほうがスッキリとシンプルなデザインですが、どちらもわかりやすいと思います。
エアコン
続いて、エアコン操作の画面。
Nature Remoが未来的でスタイリッシュですが、SwitchBotは従来のエアコンリモコンに近いデザインを採用しています。
どちらがいいかは好みが分かれそうですが、SwitchBotのほうが実際のリモコンに近い操作感でした。
テレビ
最後はテレビです。
どちらも、電源や音量、チャンネル番号のボタンはもちろん、簡単な設定ボタンも備わっているため、テレビのリモコンを使わずとも十分操作が可能です。
アプリの操作性に関しても、どちらも使いやすいため、どちらを選んでも後悔はないでしょう!
SwitchBotとNature Remo、どのモデルがおすすめ?
モデル | こんな方におすすめ! |
---|---|
SwitchBot ハブ2 | 1台で色々試したい 温湿度、照度センサーを使いたい 温湿度の表示パネルがほしい シーン操作ボタンを利用したい 様々な周辺機器も使ってみたい Matter対応でスマートフォンのスマートホームアプリで操作したい(※一部の対応機器のみ操作可能・HomePod等の機器も必要) |
SwitchBot Hub mini | 赤外線リモコン機能を安く利用したい 様々な周辺機器も使ってみたい |
Nature Remo 3 | シンプルなアプリが好み 湿度、照度、人感センサーを使いたい |
Nature Remo mini | シンプルなアプリが好み 温度センサーを使いたい |
Nature Remo nano | 赤外線リモコン機能を安く利用したい シンプルなアプリが好み Matter対応でスマートフォンのスマートホームアプリで操作したい(※HomePod等の機器も必要) |
これまで多数のモデルを試した経験から、どれがおすすめかをまとめてみます。
以前は、価格や拡張性では「SwitchBot」が、一体型の温湿度センサーを求めるなら「Nature Remo」という明確な選択肢がありました。しかし2023年3月に「SwitchBot ハブ2」の登場で状況が一変しました。
「SwitchBot ハブ2」は、「Nature Remo」のように温湿度センサーや照度センサーを内蔵し、さらに温湿度が表示されるパネルを備えています。
機能面ではNature Remoを凌ぎ、価格も「Nature Remo 3」より安い「8,980円」
SwitchBotアプリの操作性の向上や、追加可能な周辺機器の豊富さを鑑みると、個人的におすすめはスイッチボットです!
とりあえず迷ったら「SwitchBot ハブ2」がおすすめで、リモコン機能だけを安く使いたい方は「SwitchBot Hub mini」がおすすめです!