レグザの4K有機ELテレビ、55X8900Rと55X8900N。どちらも55V型で、正面から眺めているぶんには新旧の区別がつきません。
ところが公式の仕様表を並べると、映像エンジンからスピーカーの置き方まで作りが変わっていました。55V型で何がどう違うのか、数字で追いかけていきます!
編集長型番の末尾がRとNで1文字違いですが、中身はけっこう別物ですよ!
8月20日 8:50時点の価格です(変動します)
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55X8900Rと55X8900Nのスペック比較
| 項目 | 55X8900R | 55X8900N |
|---|---|---|
| 映像処理エンジン | レグザエンジンZRα | レグザエンジンZR |
| 超解像技術 | AI超解像/AIナチュラル フォーカス テクノロジーPRO | 超解像技術 |
| アニメ高画質 | アニメビューティPRO | 非搭載 |
| スピーカー(個数) | 7個(2wayメイン フルレンジ2+ツィーター2/トップ フルレンジ2/ウーファー1) | 6個(フルレンジ4/ツィーター2) |
| 音声実用最大出力(JEITA) | 合計60W(メイン10W+10W/トップ10W+10W/ウーファー20W) | 合計72W(フルレンジ12W×4/ツィーター12W×2) |
| サウンドシステム | 重低音立体音響システムX | 重低音立体音響システムXP |
| HDMI入力端子 | 4端子(eARC/ARCは入力2のみ/端子ごとのバージョンは公式に記載なし) | 4端子(eARC/ARCは入力2のみ/端子ごとのバージョンは公式に記載なし) |
| HDMI 2.1規格対応機能 | 4K144p/4K120p/VRR(入力1・2のみ)、eARC(入力2のみ)、ALLM | 4K120p/VRR(入力1・2のみ)、eARC(入力2のみ)、ALLM |
| 1080p・2560×1440入力 | 1080p 144Hz/1080p 120Hz/2560×1440 60Hz | 1080p 120Hz/2560×1440 60Hz |
| マルチウインドウ(2画面表示) | 対応(ダブルウインドウ) | 非対応 |
| 無線LAN(Wi-Fi) | IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)/ac/n/a/g/b | IEEE802.11ac/n/a/g/b |
| ビデオ入力端子(映像/音声) | 非搭載 | 1系統(映像1/音声L+R) |
| 消費電力 | 357W(待機時0.4W) | 288W(待機時0.4W) |
| 年間消費電力量 | 184kWh/年 | 165kWh/年 |
| 省エネ基準達成率(2026年度基準) | 86% | 96% |
| 外形寸法(スタンド付き・幅×高さ×奥行) | 幅122.5×高さ74.3(低)/77.3(高)×奥行26.5cm | 幅122.6×高さ76.8(低)/79.8(高)×奥行26.5cm |
| 質量(スタンド含む/本体のみ) | 24.0kg/19.9kg | 22.5kg/18.8kg |
| パネル方式・画素数 | 4K有機ELパネル/3840×2160 | 4K有機ELパネル/3840×2160 |
| 画面寸法 | 幅121.0cm/高さ68.0cm/対角138.8cm | 幅121.0cm/高さ68.0cm/対角138.8cm |
| HDR信号対応 | HDR10/HDR10+/Dolby Vision/HLG | HDR10/HDR10+ ADAPTIVE/Dolby Vision IQ/HLG |
| チューナー(地上デジタル/BS・110度CS/4K衛星放送) | 3/3/2 | 3/3/2 |
| USBハードディスク録画 | 4Kダブルチューナーウラ録/BSも地デジも3チューナーW録 | 4Kダブルチューナーウラ録/BSも地デジも3チューナーW録 |
| タイムシフトマシン | 非搭載(タイムシフトリンク対応) | 非搭載(タイムシフトリンク対応) |
| 映像遅延時間短縮 | 約0.83msec | 約0.83msec |
| Dolby Atmos | 対応 | 対応 |
| Bluetooth | 対応(バージョンは公式に記載なし) | 対応(バージョンは公式に記載なし) |
| 発売時期 | 2025年7月 | 2024年4月 |
色が付いた18項目が違い。残る9項目は同一仕様です。
実売価格は上の商品ボックスでご確認ください。
違いは7つ|価格差に見合うかを見極める
違い 1映像エンジンが「レグザエンジンZRα」になった
| 55X8900R | レグザエンジンZRα |
| 55X8900N | レグザエンジンZR |
映像処理の心臓部が入れ替わりました。55X8900RはレグザエンジンZRα、55X8900NはレグザエンジンZRです。
超解像の記載も違っていて、公式の仕様表では新型がAI超解像とAIナチュラル フォーカス テクノロジーPRO、旧型は超解像技術という書き方でした。
アニメ高画質(アニメビューティPRO)は新型だけの項目! 配信でアニメをよく見る方には効いてきそうなところ。
ただし見え方は部屋の明るさや好みでも変わります。仕様の上では処理の種類が増えた、と受け止めておくのがちょうどよさそうですね。
違い 2スピーカーは7個の立体配置と6個の前向き
| 55X8900R | 7個(メイン4/トップ2/ウーファー1) |
| 55X8900N | 6個(フルレンジ4/ツィーター2) |
55X8900Rは2wayメインスピーカーに加えて、上向きのトップスピーカーとウーファーを持ちます。合計7個の重低音立体音響システムXという構成でした。
いっぽう55X8900Nは前向きのフルレンジ4個とツィーター2個で合計6個。音声実用最大出力は72Wと、数字だけなら新型の60Wを上回ります。
出力で押す旧型か、上下と低音で包む新型か。狙いがはっきり分かれているわけですね。
どちらの音が好みかは聴き比べないと分かりませんが、Dolby Atmos音声を立体的に鳴らしたいなら配置の多い55X8900Rに分がありそう!
違い 3ゲームの上限が4K/144pに伸びた
| 55X8900R | 4K144p/4K120p(入力1・2) |
| 55X8900N | 4K120p(入力1・2) |
HDMIはどちらも4端子ですが、受けられる信号の上限が違います。55X8900Rは3840×2160の144pまで、55X8900Nは120pまでです。
高フレームレート入力とVRRを担当するのは入力1と2だけ、eARCは入力2だけ。この割り当て自体は両方に共通でした。
1080pの144Hz入力も新型で加わっています。家庭用ゲーム機は4K/120Hzまでが主流ですから、恩恵が大きいのはゲーミングPCを直結する使い方でしょう!
補足144Hzで遊ぶにはパソコン側の対応も要ります。手持ちのグラフィックボードが何Hzまで出力できるか、先に確かめておくと安心ですよ。
違い 42画面表示(ダブルウインドウ)は55X8900Rだけ
| 55X8900R | 対応 |
| 55X8900N | 非対応 |
55X8900Rはマルチウインドウに対応していて、2つの映像を並べて映せます。
スポーツ中継を見ながら別番組の様子をのぞく、ゲームの横に攻略動画を置いておく。そんな見方ができるのは新型ならではですね。
55X8900Nの仕様表にこの項目はありません。55V型を割ると1画面あたりは27型ほどですから、常用というよりここぞの場面で使う機能!



2つ同時より1画面でじっくり派の方なら、ここは飛ばして考えて構いません!
違い 5無線LANがWi-Fi 6に上がった
| 55X8900R | IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)まで |
| 55X8900N | IEEE802.11ac まで |
ネットにつなぐ部分も更新されています。55X8900Rの内蔵無線LANはIEEE802.11ax、いわゆるWi-Fi 6まで。
55X8900NはIEEE802.11acまでです。ルーターがWi-Fi 6対応なら、混み合う時間帯の配信でも余裕が出やすいはず!
とはいえ有線LAN端子はどちらにもあります。テレビ台の近くにハブがある家なら、この差はほとんど表に出てこないでしょう。
違い 6電気の使い方は旧型のほうが控えめ
| 55X8900R | 357W/年間184kWh |
| 55X8900N | 288W/年間165kWh |
省エネの面では55X8900Nに軍配が上がります。定格の消費電力は288W、年間消費電力量は165kWhでした。
55X8900Rは357Wで年間184kWh。省エネ基準達成率も86%と96%で、旧型のほうが良い数字!
年に19kWhの差ですから、家計をひっくり返すほどではありません。毎日つけるものですし、頭の片隅に置いておくと選びやすくなりますよ。
違い 7ビデオ入力端子が残っているのは55X8900N
| 55X8900R | 非搭載 |
| 55X8900N | 1系統(映像1/音声L+R) |
見落としがちな端子の差! 黄・白・赤のケーブルでつなぐビデオ入力端子は、55X8900Nに1系統あって55X8900Rにはありません。
古いゲーム機やビデオデッキを現役で使っているなら、無視できないところ。新型でつなぐなら変換機器を別に用意することになります。
設置まわりも少し違い、スタンド込みの高さは55X8900Rが74.3cm、55X8900Nが76.8cm。質量は24.0kgと22.5kgでした。前にサウンドバーを置く予定なら、低いほうが画面に被りにくいはずですよ。
同じところ|パネルと放送まわりの土台は共通
土台になる仕様はきれいにそろっています! 55V型の4K有機ELパネル(3840×2160)で、画面寸法も幅121.0cm・高さ68.0cmと共通でした。
チューナーは地上デジタル3・BS/110度CS 3・4K衛星放送2。外付けHDDへの録画も、裏番組を録りながらの視聴もどちらでこなせます。
Dolby Atmos音声、瞬速ゲームモード、約0.83msecの遅延短縮、ALLM、AMD FreeSync Premium、待機時0.4Wまで横並び。タイムシフトマシンはどちらも非搭載で、過去番組表はタイムシフトリンク(別売の対応機器が必要)で使う形です。
8月20日 8:50時点の価格です(変動します)
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よくある質問
- Q画質はどれくらい違いますか?
- Aパネルはどちらも4K有機EL(3840×2160)で、画面寸法も同じです。違うのは映像処理で、レグザエンジンZRαとZRの世代差があります。公式の仕様表ではAI超解像やアニメビューティPROが55X8900Rだけの項目として並んでいました。見え方の差は環境にもよりますので、店頭で見比べられるなら確かめてみてください。
- Q55X8900Nはまだ買えますか?
- Aメーカー公式のラインアップでは在庫限りの表示になっています。販売店の在庫がなくなり次第、入手は難しくなるとみておくのが安全です。買うタイミングを探しているなら、早めに残りを確かめておくとよいでしょう。
- Q上位のX9900Rとは何が違いますか?
- AX9900Rはタイムシフトマシンを搭載した上位シリーズで、65V型と55V型が用意されています。番組をまるごと録っておいて後から探したい方は、そちらも候補になります。
まとめ
違いは映像エンジン・スピーカー構成・4K/144p入力・2画面表示・無線LAN・消費電力・ビデオ入力端子の7点でした。
ゲーミングPCを直結する方、テレビの音だけで映画を楽しみたい方は55X8900R。放送とネット動画が中心で、消費電力や置きやすさを取るなら55X8900Nがしっくりきますよ。
ただし55X8900Nは公式で在庫限りの扱い! 気になっているなら、残っているうちに動いておくと安心ですね。



迷ったら、ゲーム機とパソコンのどちらを主役につなぐかで決めてしまいましょう!
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