2021年にモデルチェンジした「Kindle Paperwhite 第11世代」
画面が大きくなったり、USB-C端子を搭載したり、ページ送り速度が20%高速になったりと、更なる進化を遂げました。
さらに今回は「自動輝度調整」「ワイヤレス充電」を搭載した、「シグニチャー エディション」というプレミアムモデルも登場。
「Kindle Paperwhite 第11世代 シグニチャー エディション」を購入したので、前モデルと比較しながらレビューしていきます!
見せてもらおうか、新型のKindle Paperwhiteの性能とやらを!
- Kindle Paperwhite 第11世代の特徴
- シグニチャー エディションの違い
- 前モデルとの比較レビュー
- 実際に使ってみてわかった、メリット・デメリット
↓先に結果も書いておきます↓
新型「Kindle Paperwhite 第11世代」の特徴
- Amazonの電子書籍専用デバイス
- 紙の表示に近い&目に優しい「E-Inkディスプレイ」
- 6.8インチに画面サイズアップ(前モデルは6インチ)
- 前モデルに比べて、ページ送りが20%早い
- Kindle端末で初の「USB-C」端子採用
- 「色調調節ライト」搭載でアンバーな暖色に調整できる
Kindleの中級モデルで人気の「Kindle Paperwhite」の最新モデルです。
画面サイズが6インチ→6.8インチにサイズアップしたり、Kindle端末では初の「USB-C」を採用するなど、劇的な進化を遂げています。
「Kindle Paperwhite(第11世代) シグニチャー エディション」とは?
- 明るさ自動調整機能が搭載
- ワイヤレス充電に対応
- 容量がたっぷり32GB
- 標準で「広告なし」
今回は新たに選べるようになったモデル「シグニチャー エディション」
Kindle Oasisに搭載されていた「明るさ自動調整機能」や、Kindleでは初の「ワイヤレス充電」を搭載しています。
また容量がたっぷりな32GBかつ、広告が表示されない「広告なし」が標準採用。
価格は最も安い広告つきの「Kindle Paperwhite」が14,980円なのに対し、シグニチャー エディションはそれより5,000円高い19,980円です。
個人的にはこの内容が+5,000円で手に入るのは、とてもお得だと思います!
Kindle Paperwhite 第11世代 スペック・価格表
Kindle Paperwhite (広告あり) | Kindle Paperwhite (広告なし) | Kindle Paperwhite シグニチャー エディション | |
---|---|---|---|
容量 | 8GB | 8GB | 32GB |
広告表示 | あり | なし | なし |
明るさ自動調整機能 | – | – | ○ |
ワイヤレス充電対応 | – | – | ○ |
価格 (税込) | 14,980円 | 16,980円 | 19,980円 |
最安モデルは14,980円から購入できます。
どれもコスパ性能が高いのですが、とくにシグニチャー エディションの価格に衝撃。
最上級モデル「Kindle Oasis」の、「広告なし」「32GB」のモデルの価格が34,980円なのですが、同じ条件でほとんど同じ性能・機能のシグニチャー エディションが、19,980円で買えるのは安すぎませんか…?
物理ボタンが必要ない方であれば、Oasisじゃなくて、15,000円も安く買える「Kindle Paperwhite シグニチャー エディション」のほうが絶対いいと思います…!
「Kindle Paperwhite 第11世代 シグニチャー エディション」旧型の第10世代と比較しながらレビュー
パッケージはお馴染みの青いKindleの箱。
さっそく開封してきまーす!
付属品
本体の他に、充電ケーブルが付属。
新型では充電端子がUSB-Cポートに変更になったことにより、「USB-A – USB-C」のケーブルが付属します。
ACアダプターは付属してこないので、必要な場合は、別途購入が必要です。
ベゼルが細くなり、スッキリしたデザイン
新型ではベゼルが細くなり、スッキリしてかっこよくなりました。
両脇のベゼルも細くなっていますが、とくに上の部分が超スリムに!
重さ
普通のKindle Paperwhite 第11世代は「205g」と記載されていましたが、シグニチャー エディションはワイヤレス充電対応などのためか「207g」でした。
Kindle Paperwhite 第10世代が「184g」なので、だいたい20gほど重くなっています。
実際に手で持った感じでは、差はほとんどわかりませんでした。
目に優しい「E-inkスクリーン」
Kindleの最大の特徴は、目にやさしい「E-inkディスプレイ」です。
一般的な液晶や有機ELとは違い、紙に極めて近い表示ができる特殊なディスプレイなので、電子書籍との相性が抜群!
さらにPaperwhiteは、300ppiの高解像度のディスプレイなので、精細で小さな文字もくっきりきれいです。
反射も抑えられて、映り込みも少ないです!
また直接目を照らさない「フロントライト」を採用。
画面の奥から照らすのではなく、画面の手前から照らすため、暗い場所でも目の刺激が少ない読書が可能です。
ディスプレイが大きくなり、漫画が読みやすくなった
6インチの前モデルから、新モデルは6.8インチに画面サイズが大きくなりました。
活字の本で比較してみると、一ページに表示できる文字数が明らかに増えているのがわかります。
ページをめくる頻度が少なくなりますね。
個人的に、画面が大きくなったことで漫画が非常に読みやすくなったと感じました。
前モデルでは台詞が小さく、目を凝らさないと読めなかったのですが、新型では文字も大きくなり意外と楽に読めました。
単行本よりはまだまだ小さいものの、前モデルやスマートフォンで読むよりも断然快適。ただし漢字の読み仮名はまだちょっと厳しいです。
本体サイズが大きくなり、多少持ちにくくなった
ディスプレイが大きくなったのに合わせて、本体サイズもひと回り大きくなりました。
とくに横幅が大きくなったので、持ちやすさが結構変わります。
旧モデルでは、掴んだ持ち方が楽々できましたが、新型ではギリギリ届くくらいなり、少し持ちにくくなったように感じます。(男性で手は小さめの筆者の感想)
全体を掴まずに、手のひらにKindleを置き、親指で支える持ち方であれば、持ちにくくは感じませんでした。
充電端子がUSB-Cになり、他のガジェットと充電器を共有できるように
待望していた方も多いと思いますが、充電端子が「micro USB」から「USB-C」に変更。
スマートフォンやパソコンなど、USB-C端子のデバイスが多いので、同じ充電器を使い回すことができます。
ページ送りが20%高速に!実際にどのくらい早くなったのか検証
新型では前モデルよりもページ送りが20%高速に。実際に前モデルと並べて比較検証してみます。
まず漫画のページ切り替え速度を比較。
若干ですが、新型のほうが反応がよく、ページの切り替わりが早いですね。
続いて、高速ページ送りでの比較。
表紙から最後までページ送りしてみると、ページ送りが起動する時間と、最後のページに辿り着くまでの時間、どちらも新型のほうが早い結果に!
今回検証した内容だけでなく、全体的に新型のほうがレスポンスがいいので、ストレスも感じにくく快適に感じました!
防水性能があり、お風呂で読書ができる
Kindle Paperwhiteは、防水機能搭載なので、お風呂でも読書を楽しめます。
IPX8等級の防水機能を備わっていて、少しくらいなら誤って浴槽にドボンと浸かっても大丈夫とのこと。
半身浴をしながらKindleで読書をするのが僕の至福の時間です(笑)
色調調節機能で、より目に優しい
Kindle Paperwhiteシリーズでは初搭載の「色調調節ライト」が搭載。
スクリーンの色調を、明るいホワイトから暖かみのあるアンバーな色へ調節できるようになりました。
写真では、最大まで暖色に調整したものと、色調調節のない前モデルを並べて比較してみましたが、全然色が違いますね!
色調は、手動で好きなレベルに調整もできますし、スケジュール設定で就寝前の時間になると暖かいアンバーな色に自動で調整させたりも可能です。
実際に使ってみると、少し暖色を加えたほうが、目が疲れにくくなったように感じました。
明るさ自動調整機能(シグニチャー エディションのみ)
シグニチャー エディションには、テレビやスマートフォンにも搭載されている「明るさ自動調整機能」が搭載。
使用する環境の明るさに合わせて、Kindleのディスプレイの明るさが自動で調整される機能です。
反応はやや鈍めで、瞬時に調整されるわけではありませんが、少し待つとじわじわと明るさが環境光に合わせて変わっていきます。
もう少し機敏に反応してくれると嬉しいですが、待っていれば調整されるので、ないよりはあったほうが間違いなく快適でした。
ワイヤレス充電に対応(シグニチャー エディションのみ)
シグニチャー エディションにのみ、ワイヤレス充電に対応。
専用のワイヤレス充電器も販売されていますが、スマートフォン用の汎用のワイヤレス充電器でも充電できます。
ケーブルを繋がなくても置くだけで充電できるので、充電頻度が高い方には便利です。
汎用のワイヤレス充電器の場合は、正常に充電ができる位置に合わせて置く必要がありますが、専用の純正ワイヤレス充電スタンドだと、立てかけるように置くだけで充電ができるので、位置合わせの手間不要でとても簡単!
使ってわかった、「Kindle Paperwhite 第11世代 シグニチャー エディション」のメリット・デメリット
【メリット①】「E-inkスクリーン」に、「色調調節機能」「明るさ自動調整機能」が合わさって、より目に優しいと感じる
紙のような表示ができる「E-inkスクリーン」に、「色調調節機能」と「明るさ自動調整機能」が合わさり、より見やすく、目にも優しくなったと感じました。
僕の部屋は電球色なのですが、Kindleのフロントライトも暖色に調整すると目がとっても楽!
【メリット②】画面が大きくなり、漫画が読みやすくなった
画面が大きくなったことで、前モデルよりも漫画が読みやすくなったのは大きなメリット。
セリフがだいぶ読みやすくなりました。
漫画は最も大きい「Kindle Oasis」一択かなと思っていましたが、0.2インチの差でしかなくなり、Paperwhiteでも十分読めるレベルに到達。
【メリット③】動作がサクサクになり、ストレスが減った
ページ送りが20%高速とのことでしたが、ページ送りだけでなく、メニュー画面など全体的に新型のほうがレスポンスがいいと感じました。
Kindleはどのモデルも、電子ペーパーなゆえ、スマホやタブレットと比べるとどうしても反応が遅め。
新型でもややもたつきはありますが、だいぶ改善されて、個人的にはストレスを感じることはあまりなくなりました。
【メリット④】防水機能で、お風呂読書がはかどる
前モデルも対応していましたが、やっぱり防水機能があると便利です。
紙の本では濡れてしまうので、お風呂に持ち込めませんが、Kindle Paperwhiteなら防水機能があるので大丈夫。
ゆったりと湯船に浸かりながらの読書は、心も体もポカポカに(笑)
【メリット⑤】USB-C端子になり、他の機器と充電器が使いまわせる
最近ではmicro USBを採用するデバイスもほとんどなくなっているので、USB-Cを採用して、他の機器と充電器を共有できるのは、ありがたいです。
僕はiPhoneなのでダメですが、ほとんどのAndroidのスマートフォンなら、同じ充電器でKindleも充電できます。
【デメリット①】本体が大きくなり、持ちやすさ・携帯性はやや落ちた
前モデルと比べて、本体サイズが一回り大きくなり、持ちやすさと携帯性は多少落ちました。
ただ多少持ちにくくなった程度で、まったく持ちにくいということではありません。
まとめ
Kindle Paperwhite 第11世代 シグニチャー エディションをレビューしましたが、個人的にはかなり好感触でお気に入りです!
大画面化で漫画が読みやすくなったり、USB-C対応や、レスポンスがよくなり非常に快適。
普通のKindle Paperwhiteもコスパがよくていいですが、広告なしモデルを選ぶなら、あと3,000円足すとシグニチャー エディションが買えます。ストレージ容量が4倍、明るさ自動調整機能、ワイヤレス充電も追加されるこちらのほうがお買い得だと思いました。