MSIの27インチゲーミングディスプレイの「G274QPF-QD」と「MAG274QRF-QD」
どちらも似ていますが、何が違うのか、どちらがおすすめなのかまとめました!
- 「G274QPF-QD」と「MAG274QRF-QD」の違い
- 「G274QPF-QD」と「MAG274QRF-QD」はどちらがおすすめか
MSI「G274QPF-QD」「MAG274QRF-QD」を比較
G274QPF-QD | Optix MAG274QRF-QD | |
---|---|---|
画面サイズ | 27インチ | 27インチ |
パネル | RAPID IPS | RAPID IPS |
表面処理 | ノングレア | ノングレア |
解像度 | 2560×1440 | 2560×1440 |
輝度 | 300 cd/m2 400 cd/m2(ピーク時) | 300 cd/m2 |
コントラスト比 | 1000:1 | 1000:1 |
最大表示色 | 約10億7,300万色 | 約10億7,300万色 |
視野角 | 178° / 178° | 178° / 178° |
HDR規格 | HDR 400 | HDR Ready |
リフレッシュレート | 170Hz (DP) 144Hz (HDMI) | 165Hz (DP) 144Hz (HDMI) |
応答速度 | 1ms(GtoG) | 1ms(GtoG) |
色域 | sRGB:99% AdobeRGB:93% DCI-P3:95% | sRGB:100% AdobeRGB:99% DCI-P3:97% |
FreeSync | – | – |
NVIDIA G-SYNC | G-SYNC Compatible | G-SYNC Compatible |
フリッカーセーフ | ○ | ○ |
映像入力端子 | HDMI 2.0bx2 DisplayPort 1.4×1 USB Type-Cx1 | HDMI 2.0bx2 DisplayPort 1.2a×1 USB Type-Cx1 |
その他接続端子 | – | USB 2.0 Type-Ax2 USB 2.0 Type-B (PC接続用)x1 |
ヘッドフォン出力端子 | ○ | ○ |
HDCP | ○ | ○ |
USBハブ機能 | – | ○ |
スピーカー | – | – |
左右角度調整 | -45° ~ 45° | -75° ~ 75° |
ピボット機能(回転) | -90° ~ 90° | -90° ~ 90° |
スタンド高さ調整 | 最大130mm | 最大130mm |
チルト機能 | 上20° / 下5° | 上20° / 下5° |
VESAマウント | ○ | ○ |
その他機能 | PIP PBP | – |
サイズ (幅x高さx奥行) | 613.49×402.08×196.48mm | 614.9×532.7×206.7mm |
重量 | 6.05 kg | 6.05 kg |
発売 | 2023年2月 | 2021年2月 |
「G274QPF-QD」と「MAG274QRF-QD」の違いを表にまとめました。
比較して優れている部分を赤文字にしています。
【違い1】HDR時などのピーク輝度が違う
G274QPF-QD | Optix MAG274QRF-QD | |
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輝度 | 300 cd/m2 400 cd/m2(ピーク時) | 300 cd/m2 |
HDR規格 | HDR 400 | HDR Ready |
まずは輝度です。
どちらも標準の輝度は「300cd/m2」なのですが、G274QPF-QDでは、ピーク時の輝度が「400 cd/m2」まで上がります。
ピーク時の輝度とは、画面全体ではなく、一部の表示のみの明さを上げたときの輝度のこと。恐らくですがHDR時などの明さをより明るく表示できるのかと思います。
【違い2】色の色域が違う
G274QPF-QD | Optix MAG274QRF-QD |
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sRGB:99% AdobeRGB:93% DCI-P3:95% | sRGB:100% AdobeRGB:99% DCI-P3:97% |
色の再現性はどちらも優れていますが、「Optix MAG274QRF-QD」のほうがより優れています。
どちらも優秀な数値なので、デザインなどをされる方でなければ、正直そこまで気にしなくてもいいかなとは思います。
【違い3】DP接続時のリフレッシュレートが少しだけ違う
G274QPF-QD | Optix MAG274QRF-QD |
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170Hz (DP) 144Hz (HDMI) | 165Hz (DP) 144Hz (HDMI) |
わずかですが、G274QPF-QDのほうが、DisplayPort接続時のリフレッシュレートが高いです。
ただし5Hzの差なのと、HDMI接続時はどちらも144Hzで変わらないので、そこまで大きな差ではないと思います。
【違い4】USBハブ機能の有無
G274QPF-QD | Optix MAG274QRF-QD | |
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USBハブ | – | ○ |
端子 | HDMI 2.0bx2 DisplayPort 1.4×1 USB Type-Cx1 オーディオ出力x1 | HDMI 2.0bx2 DisplayPort 1.2a×1 USB Type-Cx1 USB 2.0 Type-Ax2 USB 2.0 Type-B (PC接続用)x1 オーディオ出力x1 |
Optix MAG274QRF-QDには、USB端子がいくつか備えられており、USBハブ機能を利用できます。
ディスプレイのUSB端子に、使用したいUSB機器を複数台接続しておけば、PC接続用のUSBケーブルをPCに1本接続するだけで、複数のUSB機器がまとめて使えて便利です。
【違い5】スタンドの左右角度調整の範囲が違う
G274QPF-QD | Optix MAG274QRF-QD | |
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左右角度調整 | -45° ~ 45° | -75° ~ 75° |
ピボット機能(回転) | -90° ~ 90° | -90° ~ 90° |
スタンド高さ調整 | 最大130mm | 最大130mm |
チルト機能 | 上20° / 下5° | 上20° / 下5° |
VESAマウント | ○ | ○ |
両機種とも、高さ調整や回転機能などができる万能なスタンドを装備していますが、「Optix MAG274QRF-QD」のほうは「左右角度調整(スイベル)」機能の可動範囲がより高くなっています。
【違い6】2つの機器を同時に表示できる「PIP」「PBP」
G274QPF-QD | Optix MAG274QRF-QD |
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PIP PBP | – |
接続した2つの機器の映像を1つのディスプレイ内に並べて表示できる「PBP」と、
メインの機器の表示の中に、小窓として表示できる「PIP」機能が、「G274QPF-QD」では使えます。
パソコンを使いながら、レコーダーの映像を表示させたり、ゲームをしたりするのに便利な機能ですね!
まとめ
「G274QPF-QD」と「MAG274QRF-QD」の違いを比較してみました!
型番も見た目もそっくりですが、いくつか異なる部分があり、2023年に登場した新しい「G274QPF-QD」のほうが全てが優れている訳でもなく、それぞれ一長一短があります。
どちらも優れたディスプレイなので、どちらを選んでも後悔することはないとは思いますが、必要な機能がある場合はそちらを選びましょう!