寝室や子供部屋、一人暮らしのワンルームにちょうどいい、シャープのコンパクトな空気清浄機。
円柱型のおしゃれなデザインで人気のシリーズですが、新しく登場した「FU-U40」と、前モデルの「FU-T40」でどちらを選べばいいか迷っている方も多いのではないでしょうか。
FU-U40が2025年モデル、FU-T40が2024年モデルという位置づけになっていますが、実はこの2つ、見た目はそっくりですが中身のセンサー機能に大きな違いがあるんです。
「新しい方がいいに決まってるけど、価格差に見合う違いはあるの?」と気になりますよね。
編集長この記事では、FU-U40とFU-T40の違いを比較して、どちらがおすすめなのか、わかりやすく解説していきます!
FU-U40とFU-T40の違いを比較
まずは、主な仕様と違いを表で確認してみましょう。サイズや風量といった基本性能は同じですが、センサーやモニター表示に進化が見られます。
| 項目 | FU-U40 (新型) | FU-T40 (旧型) |
| 発売時期 | 2025年モデル | 2024年モデル |
|---|---|---|
| サイズ | 径235×高さ372mm | 径235×高さ372mm |
| 適用床面積 | 〜14畳 | 〜14畳 |
| 搭載センサー | ニオイ・ホコリ | ニオイのみ |
| モニター表示 | 5段階 (ホコリ/ニオイ/きれい) | 4段階 (きれいモニター) |
| 待機時消費電力 | 約0.5W | 約0.3W |
| 本体素材 | 再生プラスチック20%以上 | 記載なし |
基本スペックは共通していますが、空気をチェックする「目」の役割であるセンサー部分が強化されているのが新型の特徴です。ここから詳しく解説していきます!
【主な違い1】「ホコリセンサー」の有無
| 項目 | FU-U40 (新型) | FU-T40 (旧型) |
| センサー構成 | ニオイセンサー + ホコリセンサー | ニオイセンサーのみ |
|---|---|---|
| 検知できるもの | ニオイ・花粉・微小な粒子 | ニオイのみ |
今回の一番大きな違いは、新型FU-U40に「高感度ホコリセンサー」が追加されたことです。
旧型のFU-T40には「ニオイセンサー」しか搭載されていませんでした。そのため、料理のニオイやペットのニオイには反応してモニターでお知らせしてくれますが、花粉やハウスダストが舞っていても、空気清浄機側は「空気はきれいですよ」という顔をして反応しなかったんです。
それが新型FU-U40では、ニオイに加えてホコリもしっかり検知できるようになりました。
しかも、0.5µm(マイクロメートル)という非常に微細な粒子まで検知できる高感度なセンサーなので、目に見えない花粉やPM2.5などの汚れもしっかり見張ってくれます。



「今は花粉が飛んでいるかな?」「ホコリっぽくないかな?」と気になる方にとっては、このセンサーの有無はかなり重要なポイントになるはずです!
【主な違い2】空気の汚れ具合を知らせる「モニター」
| 項目 | FU-U40 (新型) | FU-T40 (旧型) |
| モニター表示 | 5段階 | 4段階 |
|---|---|---|
| 表示内容 | ホコリ・ニオイ・きれい | ニオイ・きれい |
センサーが増えたことに伴って、本体正面にあるランプ(きれいモニター)の表示も少し変わりました。
旧型FU-T40は、ニオイセンサーの情報をもとに4段階の色で空気の汚れをお知らせしていました。
一方、新型FU-U40は、ニオイとホコリの両方を監視し、5段階の色でより細かく空気の状態を教えてくれます。
このモデルには「風量自動モード」がないため、基本的には自分で「弱・中・強」を切り替えて使います。その際、モニターを見て「あ、今ランプが赤くなっているから強にしよう」といった判断がしやすくなるのがメリットです。



特に花粉シーズンなどは、ホコリセンサーが反応してくれる新型の方が、こまめな風量調整がしやすくて便利ですよ!
【主な違い3】待機時の「消費電力」


| 項目 | FU-U40 (新型) | FU-T40 (旧型) |
| 運転時消費電力(強) | 19W | 19W |
|---|---|---|
| 待機時消費電力 | 約0.5W | 約0.3W |
3つ目の違いは、コンセントに挿しているだけでかかる「待機時消費電力」です。
実は、新型FU-U40の方が、旧型FU-T40よりも待機電力がわずかに高くなっています(0.3W → 0.5W)。
これは、新型に高感度なホコリセンサーが追加されたことや、制御機能の向上による影響と考えられます。
「えっ、新型の方が電気代が高いの?」と心配になるかもしれませんが、運転中(強・中・静音)の消費電力はどちらも全く同じです。



待機電力の差も0.2W程度なので、電気代に換算しても年間で数十円程度の違いしかありません。機能が進化した分と割り切ってしまって問題ないレベルでしょう!
【主な違い4】環境に配慮した「再生プラスチック」の使用


| 項目 | FU-U40 (新型) | FU-T40 (旧型) |
| 使用素材 | 再生プラスチック材を20%以上採用 | 記載なし |
|---|
3つ目の違いは、製品の素材に関する点です。
新型FU-U40は、本体の樹脂部品全体の20%以上に「再生プラスチック材」を使用しています。
これは使い勝手や性能に直接影響するわけではありませんが、環境負荷を減らすための配慮ですね。見た目の質感などはうまく調整されているので、安っぽくなったりしているわけではありません。



最近は家電業界でもサステナブルな素材選びが進んでいます。「どうせ買うなら、少しでも環境に優しい製品を選びたい」という方にとっては、嬉しいポイントと言えるでしょう!
共通の仕様・変わらない機能


- 360度吸い込みの「円柱型コンパクトデザイン」
- お手入れ簡単な「集じん・脱臭一体型フィルター」
- プラズマクラスター7000搭載
センサー以外の基本部分は、新旧モデルで共通しています。
どちらも直径約23.5cmというコンパクトなサイズで、360度どこからでも空気を吸い込める円柱型デザインを採用。デスクの上やベッドサイドに置いても邪魔になりません。
また、フィルターは「集じん」と「脱臭」がひとつになった一体型フィルターを採用しており、交換目安は約2年です。プレフィルターについたホコリを掃除機で吸い取るだけなので、日常のお手入れも簡単。



空気清浄能力(適用床面積〜14畳)や運転音なども同じなので、純粋に「センサーが必要かどうか」で選んでしまって問題ありません!
【まとめ】「FU-U40」と「FU-T40」どっちを選ぶべき?
最後に、それぞれどんな人に向いているかをまとめました。
- 花粉やハウスダストが気になる
- 空気の汚れ(ホコリ)をランプで確認したい
- 最新モデルを使っておきたい
- 主にニオイ対策として使いたい
- 常に「静音」や「中」で運転するからモニターは見ない
- 少しでも安く購入したい
選び方の結論としては、「ホコリ(花粉)の検知を重視するかどうか」が決め手になります。
もしあなたが花粉症だったり、部屋のホコリっぽさをチェックしながら風量を調節したいなら、迷わず新型の【FU-U40】がおすすめです。ホコリセンサーがあるだけで、安心感が違います。
一方で、「基本はずっと弱運転でつけっぱなしにする」「ニオイさえ取れればいい」という割り切った使い方なら、旧型の【FU-T40】でも性能は十分です。型落ちで価格が下がっているなら、かなりお買い得な選択肢になります。



ご自身のライフスタイルに合わせて、ぴったりの一台を選んでみてくださいね!











