シャープの加湿空気清浄機の中でも、最高峰の性能を誇るフラッグシップモデル。
その最新作となる「KI-UX100」と、一つ前のモデルである「KI-TX100」を見比べて、「見た目もスペックもそっくりだけど、どこが違うの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
実はこちら、KI-UX100が2025年モデル、KI-TX100が2024年モデルという新旧の関係なんです。
この記事では、カタログを隅々まで見ないと気づかないKI-UX100とKI-TX100の細かな違いと、結局どちらを選ぶべきなのかをわかりやすく解説していきます!
KI-UX100とKI-TX100の違いを比較
まずは、両モデルの主なスペックと違いを表で確認してみましょう。サイズや加湿能力といった基本部分は見事に共通していますが、機能面と環境性能で確実な進化が見られます。
| 項目 | KI-UX100 (新型) | KI-TX100 (旧型) |
| 発売時期 | 2025年モデル | 2024年モデル |
|---|---|---|
| 適用床面積 (空清) | 〜46畳 | 〜46畳 |
| 加湿量 (最大) | 1,100mL/h | 1,100mL/h |
| モニター表示 | 同時表示・文字拡大あり | 通常表示 |
| 待機時消費電力 | 約1.0W | 約1.2W |
| 再生プラ使用率 | 20%以上 | 15%以上 |
| サイズ | 幅427×奥305×高700mm | 幅427×奥305×高700mm |
これを見てわかるように、加湿パワーや本体サイズは全く同じです。
では、具体的な変更点である「モニター」「待機電力」「素材」の3点について、詳しく見ていきましょう!
【主な違い1】より見やすくなった「モニター表示機能」
| 項目 | KI-UX100 (新型) | KI-TX100 (旧型) |
| 同時モニター画面 | あり | なし |
|---|---|---|
| 文字サイズ拡大 | あり | なし |
今回の一番の実用的な進化ポイントがここです。
空気清浄機を使っていると、「今の湿度はどれくらいかな?」「空気は汚れてないかな?」とモニターを確認することってよくありますよね。

新型KI-UX100では、表示切替によって「同時モニター画面」を選べるようになりました。これは、室内に漂う粒子の数(ホコリなど)だけでなく、温度や湿度も同時に画面に表示してくれる機能なんです。
これまではボタンを押して表示を切り替えて確認していた情報が、パッと見るだけで一度に把握できるのは地味ながらとても便利ですよね。

さらに、新型では空気情報の「文字サイズ拡大」も可能になりました。
リビングのソファから離れて見た時や、細かい文字が見えにくい場合でも、数値を大きくはっきりと表示できるんです。
編集長毎日目にする部分だからこそ、こうした「見やすさ」への配慮は、長く使う上で嬉しい改善点だと言えますね!
【主な違い2】わずかでも嬉しい「待機電力の削減」


| 項目 | KI-UX100 (新型) | KI-TX100 (旧型) |
| 待機時消費電力 | 約1.0W (Wi-Fi時 約1.4W) | 約1.2W (Wi-Fi時 約1.6W) |
|---|
2つ目の違いは、電気代に関わる「省エネ性能」です。
新型KI-UX100は内部回路などの見直しにより、旧型に比べて待機時消費電力が約0.2Wほど削減されています。
「たった0.2Wの違い?」と思うかもしれませんが、空気清浄機は基本的に24時間365日コンセントに繋ぎっぱなしにする家電です。使用していない時間も含めて、常に微量の電力を消費し続けるものだからこそ、この数値が下がっているのは重要なんです。



電気代に換算すればわずかな差ではありますが、「最新モデルの方が無駄な電気を使わないように進化している」というのは、気持ちの面でも嬉しいポイントですよね!
【主な違い3】環境への配慮「再生プラスチックの増量」


| 項目 | KI-UX100 (新型) | KI-TX100 (旧型) |
| 再生プラスチック使用率 | 20%以上 | 15%以上 |
|---|
3つ目の違いは、製品のエコ性能に関する部分です。
最近は家電製品でもSDGsへの取り組みが進んでいますが、新型KI-UX100は環境への配慮がさらに強化されました。本体に使われている樹脂部品全体のうち、再生プラスチック材の使用率が、旧型の15%から20%以上に引き上げられているんです。
具体的には、回収された液晶テレビの樹脂材料などを、基板ボックスなどの部品に再利用しています。
もちろん、これによって空気清浄機の性能が変わるわけではありませんし、見た目が安っぽくなっているということもありません。
共通の仕様・変わらない機能


- 業界最高峰の「プラズマクラスターNEXT」
- 広いリビングも潤う「最大加湿量 1,100mL/h」
- 面倒な掃除をお任せ「自動掃除パワーユニット」
今回のモデルチェンジはマイナーチェンジの色合いが強く、空気清浄機としての核心部分は新旧ともに共通して最高レベルです。
どちらもシャープで最も濃度が高い「プラズマクラスターNEXT」を搭載しており、付着したニオイや菌への対策は万全。さらに、1時間に1,100mLという圧倒的な加湿能力を持っているので、広めのリビングや吹き抜けのある空間でもしっかり湿度を保てます。
また、このシリーズで大好評の「プレフィルター自動掃除」機能も両モデルに搭載されています。背面のフィルターに溜まったホコリを自動で集めてくれるので、普段のお手入れの手間が激減するのは本当に助かりますよね。



基本性能に関してはどちらを選んでも後悔することはないので、安心してください!
【まとめ】「KI-UX100」と「KI-TX100」どっちを選ぶべき?
最後に、どちらがどんな人に向いているかを整理してみましょう。
- 画面の文字が小さいと見にくいと感じる
- 温度や湿度などの情報を一度にパッと確認したい
- 省エネや再生素材など、環境配慮型の製品を選びたい
- モニターの表示形式には特にこだわりがない
- 0.2Wの待機電力差は気にならない
- 基本性能が同じなら、少しでも価格を抑えたい
今回の結論は、「表示の見やすさと、環境へのこだわりにお金を払うか」です。
もし、ご高齢の方が使う場合や、広いリビングの遠くからでも画面を確認したいという場合は、文字拡大や同時表示ができる新型【KI-UX100】が使いやすいはずです。
待機電力も下がり、再生素材も増えているため、見えない部分までブラッシュアップされた最新モデルならではの満足感がありますよね。
一方で、「設定は一度決めたらあまり変えないし、画面もそんなに頻繁に見ない」という方であれば、旧型【KI-TX100】が非常にお買い得です。
中身の空気清浄パワーや加湿力は新型と全く同じ最高スペックですので、型落ちで安くなっている在庫があれば、迷わず確保していいレベルのお宝モデルと言えます。



ご自身のライフスタイルや設置場所に合わせて、最適な一台を選んでみてくださいね!











