43インチで高性能なレグザを探していると、「43Z670R」と「43Z670N」という、型番がとてもよく似た2つのモデルが見つかりますよね。
「アルファベットが1文字違うだけだけど、何が違うんだろう?」「どちらも高性能みたいだけど、どっちを選べばいいの?」
こんな風に迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
実はこの2つのモデル、43Z670Nが2024年に発売されたモデルで、43Z670Rが2025年に登場した後継(最新)モデルという関係なんです。
つまり、43Z670RはZ670Nをベースに、画質やAI機能、使い勝手などが改良・進化しているということ。
基本的な性能は似ていますが、最新モデルならではのパワーアップした部分と、旧型モデルだからこその特徴があります。
編集長この記事では、レグザ 43Z670Rと43Z670Nの具体的な違いと、どちらがおすすめなのか、わかりやすく、じっくりと比較してみました!
REGZA 43Z670Rと43Z670Nの違いを比較
まずは、2つのモデルの主な仕様を表で比べてみましょう。
どちらも「レグザエンジンZR」を搭載し、倍速パネルや60Wの立体音響システムを備えたハイスペックモデルであることがわかりますね!
| 項目 | 43Z670R (2025年モデル) | 43Z670N (2024年モデル) |
| パネル | 4K液晶パネル | 4K液晶パネル |
| 映像処理エンジン | レグザエンジンZR | レグザエンジンZR |
| バックライト | 新開発 全面直下型 高輝度LED | 全面直下型 広色域高輝度LED |
| AI高画質技術 | ◯ (AI超解像技術) | – |
| バックライト制御 | ◯ (リアルブラックエリアコントロール) | – |
| バンディングスムーサー | ◯ (地デジ・HDMIにも対応) | – |
| サウンドシステム | 重低音立体音響システムZ (60W) | 重低音立体音響システムZ (60W) |
| Dolby Atmos | ◯ | ◯ |
| AI快適リスニング | ◯ (レグザAI快適リスニング) | – |
| ボイス機能 | レグザAIボイスナビゲーター (対話型) | レグザボイス |
| Wi-Fi | Wi-Fi 6 (ax)対応 | Wi-Fi (ac)対応 |
| リモコン | 新リモコン (My. Choiceボタン) | – |
| ビデオ入力端子 | – | 1系統 |
| スタンド付き高さ | (低)58.9cm / (高)61.9cm | (低)60.5cm / (高)63.5cm |
| スタンド付き質量 | 15.0kg | 14.5kg |
| 消費電力 | 153W | 151W |
【主な違い1】高画質化技術(AI超解像とバックライト)
画質に関わる部分で、新型の43Z670Rは大きく進化しています!
【43Z670R (新型モデル)】
- AI高画質技術: AI超解像技術
- バックライト制御: リアルブラックエリアコントロール
- ネット動画: バンディングスムーサー搭載
【43Z670N (旧型モデル)】
- AI高画質技術: – (通常の超解像技術)
- バックライト制御: –
- ネット動画: –


一番の違いは「AI超解像技術」の搭載です。
新型の43Z670Rは、AIが映像を解析して、地デジやネット動画といった4K未満のコンテンツを、より賢く高精細にアップスケーリングしてくれます。
旧型の43Z670Nも超解像技術は持っていましたが、AIによる最適化という点では43Z670Rが一歩リードしていますね。


さらに、43Z670Rは新開発のバックライトを搭載し、LEDを細かく独立駆動させる「リアルブラックエリアコントロール」に対応しました。これにより、映像の明暗表現がより豊かになっています。
また、ネット動画特有の色がシマシマになってしまう「バンディング」を抑える機能も43Z670Rには搭載されています。ネット動画をきれいに見たい人にはうれしい進化です!
【主な違い2】AI機能とボイス操作(Gemini連携)


テレビの「賢さ」や「使いやすさ」も、新型の43Z670Rが進化しています!
【43Z670R (新型モデル)】
- ボイス機能: レグザAIボイスナビゲーター (対話型・Gemini連携)
- 音声機能: レグザAI快適リスニング
【43Z670N (旧型モデル)】
- ボイス機能: レグザボイス
- 音声機能: –
新型の43Z670Rは、音声操作が「レグザAIボイスナビゲーター」に進化しました。
これはGoogleの生成AI「Gemini」と連携しており、従来の「番組探して」といった一方的な命令だけでなく、「〇〇ってどういう意味?」といった質問や、曖昧な指示にも対話形式で応えてくれるんです。
さらに、43Z670Rには「レグザAI快適リスニング」機能も搭載されました。
AIがニュースやドラマの音声を解析し、人の声を自動で聴き取りやすく調整してくれます。



旧型の43Z670Nも音声操作(レグザボイス)は可能ですが、この対話型AIや、AIによる音声補正は搭載されていません。よりスマートな操作性を求めるなら新型がおすすめです!
【主な違い3】Wi-Fi(無線LAN)機能の違い


【43Z670R (新型モデル)】
- Wi-Fi 6 (ax)対応
【43Z670N (旧型モデル)】
- Wi-Fi (ac)対応
通信機能にも違いがありますよ。新型の43Z670Rは、通信機能が「Wi-Fi 6 (ax)」に対応しています!
旧型43Z670Nの「Wi-Fi (ac)」と比べて、より高速で安定した通信が期待できる規格です。
最近は4Kのネット動画など、大容量のデータ通信も増えていますよね。
Wi-Fiルーター側もWi-Fi 6に対応している必要がありますが、ワイヤレス接続で高画質なコンテンツをスムーズに楽しみたい人にとって、これは大きなメリットになります!
【主な違い4】マルチウインドウ(2画面機能)の有無


テレビの使い方に直結する、便利な機能にも違いがありました!
【43Z670R (新型モデル)】
- マルチウインドウ対応 (ダブルウインドウ)
【43Z670N (旧型モデル)】
- マルチウインドウ非対応
新型の43Z670Rは、画面を2分割して異なる映像を同時に表示できる「ダブルウインドウ」機能を搭載しています。 例えば、片方でゲームをプレイしながら、もう片方でテレビ放送や録画番組をチェックする、といった使い方ができるんです。
一方、旧型の43Z670Nには、このマルチウインドウ機能が搭載されていません。



「ながら見」をしたい人や、ゲームの攻略情報を見ながらプレイしたい人にとっては、新型Rの大きなアドバンテージになりますね!
【主な違い5】入力端子とリモコン
最後に、ハードウェアの違いも見てみましょう!
【43Z670R (新型モデル)】
- ビデオ入力端子: なし
- リモコン: 新リモコン (My. Choiceボタン)
【43Z670N (旧型モデル)】
- ビデオ入力端子: 1系統
- リモコン: –
大きな違いは「ビデオ入力端子(アナログ端子)」の有無です。
旧型の43Z670Nには、昔のビデオデッキやレトロゲーム機などを接続できるアナログ端子が付いていました。しかし、新型の43Z670Rではこの端子が省略されています。



もしアナログ接続したい機器を持っているなら、旧型の43Z670Nを選ぶ必要がありますね!
また、新型43Z670Rはリモコンも新しくなり、お気に入りのアプリや入力を登録できる「My. Choice」ボタンが追加されています。
共通の仕様・変わらない機能


もちろん、基本的な性能はどちらも非常に優秀で、共通している点も多いですよ。
- 映像処理エンジン「レグザエンジンZR」
- 4K倍速パネル(144Hz VRR対応)
- 重低音立体音響システムZ(合計60W、7スピーカー)
- 立体音響技術「Dolby Atmos」対応
- 4K放送も裏録できるダブルチューナー、地デジなどは3チューナー
- 「瞬速ゲームモード」(低遅延 約0.83msec、ALLM対応)
- おまかせAIサウンド
- ネット動画サービス「みるコレ」対応
どちらを選んでも、レグザの心臓部であるエンジンや、迫力ある音響システム、そしてなめらかで低遅延なゲーム体験は、両モデル共通の魅力です。



これらの機能が目当てで、最新のAI機能にこだわらなければ、価格が下がっている可能性のある旧型モデル(43Z670N)も十分におすすめできます!
【まとめ】「43Z670R」「43Z670N」どっちを選ぶべき?
最後に、どちらがどんな人に向いているかをまとめておきますね。
【43Z670R (2025年モデル)】がおすすめな方↓
- AIによる高画質(AI超解像)に期待する人
- ネット動画のノイズ(バンディング)を減らしてきれいに見たい人
- 2画面機能(ダブルウインドウ)を使いたい人
- Gemini連携の新しいAIボイス操作(対話型)を試したい人
- ドラマやニュースの音声をAIで聴き取りやすくしたい人
- 高速なWi-Fi 6を使いたい人
- 接続はHDMIがメインの人
【43Z670N (2024年モデル)】がおすすめな方↓
- ビデオデッキや古いゲーム機など、アナログ接続したい機器がある人
- 新型にこだわりがなく、少しでも安く高性能モデルを手に入れたい人
43Z670R(新型)と43Z670N(旧型)は、予想以上に中身が違いましたね。
新型の43Z670Rは、「AI超解像」や「AI快適リスニング」、「Gemini連携のAIボイス」、そして「ダブルウインドウ」など、AI技術と便利機能を前面に押し出して、画質と使い勝手を大幅にアップデートしてきたモデルです。
一方で旧型の43Z670Nは、新型では省略された「アナログ端子」を搭載しているのが、今となっては貴重な特徴です。
もし、古い機器をつなぐ予定がなく、ネット動画や最新のAI機能、2画面表示などを存分に楽しみたいなら、迷わず新型の「43Z670R」がおすすめです!
逆に、アナログ機器をまだ使いたい方や、型落ちで安くなっているタイミングを狙えるなら、基本性能がしっかりしている旧型の「43Z670N」も賢い選択になりますよ!











