ハイセンスのテレビ、Mini LED搭載モデルがすごくキレイで気になっている、という方も多いのではないでしょうか。
中でも「55U8R」と「55U8N」は、どちらも55インチの4Kモデルということで、どっちを選んだらいいか迷ってしまいますよね。
名前は似ていますが、55U8Rが2025年発売の後継モデル。そしてこの2モデル、画質を左右する「エンジン」や「バックライト」、「パネル」、そして「スピーカー」の仕様が結構違うんです。
55U8Rのほうが、より高画質・高音質を追求した上位モデル、55U8Nは基本性能をしっかり押さえたスタンダードなMini LEDモデル、という位置づけになっています。
編集長この記事では、ハイセンスの「55U8R」と「55U8N」の具体的な違いを、わかりやすく比べてみました!どちらがご自身の使い方にピッタリ合うか、ぜひチェックしてみてくださいね!
ハイセンス 55U8Rと55U8Nの違いを比較!
まずは、主なスペックの違いを表で見てみましょう。
同じ55インチの4Kテレビですが、細かな仕様に違いがあるのがわかります!
| 機能 | 55U8R | 55U8N |
| 発売日 | 2025年6月 | 2024年5月 |
| 画面サイズ | 55V型 | 55V型 |
| 画素数 | 3840×2160 (4K) | 3840×2160 (4K) |
| パネル | 広視野角パネルPRO | 広視野角パネル |
| バックライト | Mini-LED PRO | Mini LED (ローカルディミング Pro) |
| 映像エンジン | HI-VIEW AIエンジン PRO | HI-VIEWエンジンⅡ |
| AI高画質処理 | AI 美肌リアリティー PRO など | – |
| 倍速対応 | 120Hz (ゲームモード時144Hz VRR) | 120Hz倍速 |
| スピーカー構成 | 2.1.2スピーカー | 2.1スピーカー |
| スピーカー最大出力 | 60W | 40W |
| ゲームモード | 144Hz ゲームモードPRO | ゲームモードPro |
| 無線LAN(Wi-Fi) | IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) | IEEE802.11ac (Wi-Fi 5)a |
| ビデオ入力端子 | なし | 1系統 |
| 定格消費電力 | 202W | 180W |
| 年間消費電力 | 133kWh/年 | 141kWh/年 |
| 本体寸法 (スタンド含む) | 122.6×77.3×28.8 cm | 123.0×78.1×29.4 cm |
| 本体質量 (スタンド含む) | 17.2 kg | 15.8 kg |
【主な違い1】映像エンジン・バックライト・パネルの違い
【55U8R (上位モデル)】
- 映像エンジン: HI-VIEW AIエンジン PRO
- バックライト: Mini-LED PRO
- パネル: 広視野角パネルPRO
【55U8N (標準モデル)】
- 映像エンジン: HI-VIEWエンジンⅡ
- バックライト: Mini LED
- パネル: 広視野角パネル
一番大きな違いは、テレビの頭脳とも言える「映像エンジン」と、画質の要である「バックライト」、そして「パネル」です!


55U8Rは「HI-VIEW AIエンジン PRO」という、AIを使った高画質処理に対応したエンジンを積んでいます。
例えば「AI 美肌リアリティー PRO」や「AI 4Kアップコンバート」など、AIが映像を解析して、人物の肌をなめらかにしたり、地デジやネット動画をよりキレイな4K映像にアップコンバートしてくれたりする機能が充実しているんです。


バックライトも「Mini-LED PRO」となっており、より細かく、高精度に明るさをコントロールしてくれることが期待できます!
一方、55U8Nは「HI-VIEWエンジンⅡ」を搭載しています。
こちらも4Kテレビとして十分な高画質処理は行いますが、55U8RのようなAIを使ったプラスアルファの機能は控えめになっています。
バックライトも「Mini LED」ですが、制御方式が「ローカルディミング Pro」となっており、PROの付く55U8Rとは少し差がありそうです。さらに、パネル自体にも注目です。


そして視野角もチェックです。
55U8Rは「広視野角パネルPRO」を採用しており、これには「広視野角シートPRO」が搭載されています。
もともと視野角が広いADSパネルを採用しているのに加え、このシートによって、斜めから見たときの光漏れを大幅に(90%以上)抑えてくれるんです。
リビングなどで家族みんなでテレビを囲むときも、どこから見ても色が褪せずにくっきり見やすい映像を楽しめるのは、大きなメリットですよね。
55U8Nも「広視野角パネル」を採用しているので、斜めから見ても見やすいことには変わりありませんが、この「広視野角シートPRO」は搭載していません。



より緻密で賢い高画質処理と、部屋のどこから見てもキレイな映像を求めるなら、55U8Rがおすすめですね!
【主な違い2】スピーカーシステムと音響の違い


- 55U8R … 2.1.2スピーカー (最大出力60W)
- 55U8N … 2.1スピーカー (最大出力40W)
映像だけでなく、音響面でもはっきりとした違いがあります!
55U8Rは「2.1.2スピーカー」システムを搭載しています。
これは、通常の左右のスピーカーとサブウーファー(2.1ch)に加えて、テレビの上部にも音を上方向に出す「トップスピーカー」(.2ch)が付いている構成です。
これにより、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)などの立体音響に対応した映画などを見ると、音が上からも降ってくるような、臨場感あふれるサウンドが楽しめます!
最大出力も合計60Wとパワフルです。
対して55U8Nは「2.1スピーカー」構成。
左右のスピーカーとサブウーファーで、迫力ある低音は楽しめますが、トップスピーカーはありません。
最大出力も40Wとなっており、55U8Rと比べると少し控えめな仕様です。
映画やライブ映像などを、テレビ本体のスピーカーだけで迫力満点に楽しみたいなら、55U8Rが断然有利です!
【主な違い3】ゲーム機能(リフレッシュレート)の違い


- 55U8R … 144Hz VRRに対応 (AI クリアモーション PRO)
- 55U8N … 120Hz倍速 (クリアモーションPro)
ゲームをプレイする方にとっても、見逃せない違いがあります。
どちらも120Hzの倍速駆動に対応しているので、なめらかな映像は得意です。
ですが、55U8Rはさらに上の「144Hz VRR」に対応しています!
これは、最新のゲーミングPCなどを接続したときに、最大144Hzという非常に滑らかな映像(ぬるぬる動く映像)を表示できる機能です。
動きの激しいゲームをより有利に、快適にプレイしたい方には嬉しいポイントですよね。
55U8Nも120Hz倍速に対応しており、PS5などの家庭用ゲーム機で遊ぶには十分すぎる性能を持っています。



ただ、PCゲームなどで最高の滑らかさを追求したい場合は、55U8Rを選ぶ理由になります!
【主な違い4】無線LAN(Wi-Fi)規格の違い
- 55U8R … IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) 対応
- 55U8N … IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) 対応
ネット動画をどれだけ快適に見られるかに関わる、Wi-Fiの規格も異なります。
55U8Rは、新しい規格の「Wi-Fi 6」(ax)に対応しています。
Wi-Fi 6対応のルーターを使っているお家なら、通信が混雑しにくく、より高速で安定した接続が期待できます。
4Kの高画質なネット動画をストリーミング再生するときなどに、この差が効いてくるかもしれません。
55U8Nは、一つ前の規格である「Wi-Fi 5」(ac)対応です。
もちろん、Wi-Fi 5でもネット動画の視聴には十分な速度が出ることがほとんどですが、最新規格に対応している安心感が欲しい方には55U8Rが向いています!
【主な違い5】入力端子(ビデオ入力)の違い
- 55U8R … ビデオ入力端子 (なし)
- 55U8N … ビデオ入力端子 (あり)
これは、接続したい機器によっては重要な違いになるかもしれません。
55U8Nには、昔ながらの赤・白・黄色のケーブル(RCA端子)を使うための「ビデオ入力端子」が1系統付いています。
古いDVDプレーヤーやビデオデッキ、昔のゲーム機などをまだ使いたいという場合には、この端子が必要になります。
一方、55U8Rにはこのビデオ入力端子がありません。
接続はHDMIが基本となるため、古い機器を繋ぎたいと考えている方は注意が必要です!
共通の仕様・変わらない機能


もちろん、基本的な機能は共通している部分もたくさんあります!
- 55V型 4K解像度 (3840×2160)
- 低反射仕様のパネル
- HDR10+ AdaptiveやDolby Vision IQなどの最新HDR規格に対応
- BS 4K/110度CS 4Kチューナーを2基搭載
- 地上/BS/CSデジタルチューナーを3基搭載
- 外付けHDDによる裏番組録画・2番組同時録画に対応
- ハイセンス独自のOS「VIDAA」搭載
- NetflixやAmazon Prime Video、YouTubeなど主要なネット動画サービスに対応
- HDMI2.1対応端子を2系統搭載 (eARC/ARC対応)
- Bluetooth対応 (イヤホンやサウンドバーを接続可能)
どちらのモデルを選んでも、4K放送やネット動画、録画機能など、現代のテレビに求められる機能はしっかり網羅しています。
このあたりは安心して選べる共通ポイントですね!
【まとめ】「55U8R」と「55U8N」どっちを選ぶべき?
ここまで比べてきた違いを踏まえて、どちらがどんな方におすすめか、まとめてみます!
【55U8R】がおすすめな方↓
- リビングなどで家族みんなで、斜めからでもキレイな映像を見たい方
- 映画やライブ映像を、テレビ本体のスピーカーで臨場感たっぷりに楽しみたい方
- AIによる高画質処理(特に美肌処理など)を重視する方
- PCゲームなどで144Hzのなめらかな映像を体験したい方
- Wi-Fi 6対応ルーターを持っていて、通信の安定性を高めたい方
【55U8N】がおすすめな方↓
- Mini LEDのキレイな映像は欲しいけれど、音響はサウンドバーなどで別で整える予定の方
- AI高画質処理よりも、基本的な画質の良さを重視する方
- ゲームは主に家庭用ゲーム機(PS5など)で楽しむ方
- ビデオデッキなど、古い機器(ビデオ入力)を接続する必要がある方
- (おそらく)55U8Rよりも価格を抑えて購入したい方
こうして見ると、「55U8R」と「55U8N」は、同じMini LED搭載機でも、かなりキャラクターが違うことがわかりますよね。
「55U8R」は、映像エンジンもバックライトもパネルも、スピーカーも「PRO」仕様で、画質と音質、さらにゲーム機能まで妥協したくない方向けの、全部入り上位モデルと言えそうです!
特に、どこから見ても見やすい「広視野角シートPRO」や、テレビ本体だけで立体音響(Dolby Atmos)の雰囲気を味わえる2.1.2chスピーカーは大きな魅力です。
一方の「55U8N」は、Mini LEDのコントラストの高い映像はしっかり楽しみつつ、音は外部スピーカーに任せるなど、少しコストを抑えたい場合にピッタリのモデルです。ビデオ入力端子が残っているのも、一部の方には嬉しいポイントかもしれません。



ご自身の視聴スタイルや、どれだけ画質・音質にこだわりたいかを考えて、ベストな一台を選んでくださいね!











