REGZAの50インチ4Kテレビを探していると、「50E350R」と「50E350M」という、とてもよく似た型番のモデルが見つかりますよね。
「どっちも4Kだし、何が違うの?」「RとM、どっちを選べばいいか分からない…」と迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
どちらも映像処理エンジン「レグザエンジンZR」を搭載し、ネット動画も楽しめるスタンダードな4K液晶テレビなんです。
でも、よく見ると機能や仕様に細かい違いがいくつかあるんですよね。
編集長この記事では、そんな悩めるあなたのために「50E350R」と「50E350M」の具体的な違いを、共通点もあわせて、わかりやすく比較してまとめました!
「50E350R」と「50E350M」の違いを比較!
まずは、両モデルの主な仕様を表で比べてみましょう。
基本的な画質やチューナー性能は共通ですが、音質や機能面に違いがあるのがわかります。
| 機能 | 50E350R | 50E350M |
| 発売日 | 2025年10月 | 2023年11月 |
| 画面サイズ | 50V型 4K液晶 | 50V型 4K液晶 |
| 画素数 | 3840×2160 | 3840×2160 |
| 映像エンジン | レグザエンジンZR | レグザエンジンZR |
| チューナー | 4Kx2, 地/BS/CSx2 | 4Kx2, 地/BS/CSx2 |
| スピーカー出力 | 合計20W (10W+10W) | 合計16W (8W+8W) |
| 音質機能 | オーディオキャリブレーション | (非搭載) |
| リモコン | レグザボイス対応 | (非対応) |
| ビデオ入力端子 | なし | 1系統 (映像/音声) |
| 年間消費電力 | 112kWh/年 | 103kWh/年 |
| 質量 (スタンド含む) | 8.5kg | 11.0kg |
| ネット動画 | ● | ● |
| AirPlay 2 | ● | ● |
| ゲームモード | ● | ● |
こうして見ると、同じ50インチモデルでも、音質、操作性、省エネ性能、そして重さまで違っているんですね。
ここからは、特に注目したいポイントを詳しく掘り下げていきます!
主な違い①:音質とスピーカー出力


テレビの「音」は、映像の迫力や臨場感に大きく影響するポイントです。
ここが2モデルの大きな違いの1つになっています。
- 50E350R … スピーカー合計20W (10W+10W)、オーディオキャリブレーション搭載
- 50E350M … スピーカー合計16W (8W+8W)、オーディオキャリブレーション非搭載
まず、スピーカーの最大出力が違います。
50E350Rは合計20W、50E350Mは合計16Wと、50E350Rの方がよりパワフルな音声を出力できます。リビングで映画や音楽ライブの映像を見るとき、この差が音の迫力として感じられるかもしれません。
さらに注目したいのが「オーディオキャリブレーション」機能の有無です。
これは、視聴する部屋の音響特性(壁の材質や家具の配置など)を測定して、最適な音質に自動で補正してくれる機能なんです。
50E350Rにはこの機能が搭載されているため、設置場所に合わせてバランスの取れたクリアなサウンドを楽しめる可能性が高くなります。
もちろん、どちらのモデルもレグザ独自の高音質技術「レグザパワーオーディオシステム」や、人の声を聴き取りやすくする「クリア音声」機能は搭載しています。



「音は普通に聞こえれば十分」という方は50E350Mでも問題ありませんが、少しでも良い音で楽しみたい、内蔵スピーカーの音質にこだわりたいという方には50E350Rがおすすめです!
主な違い②:リモコンの操作性(レグザボイス)


毎日使うテレビだからこそ、リモコンの使い勝手も重要ですよね。
ここにも、2モデルの分かりやすい違いがあります。
- 50E350R … レグザボイス(リモコン)対応
- 50E350M … レグザボイス(リモコン)非対応
50E350Rには「レグザボイス」機能に対応したリモコンが付属しています。
これは、リモコンのマイクに向かって話しかけるだけで、見たい番組を探したり、ネット動画を検索したり、音量を調整したりできる便利な機能です。
「今日のニュースが見たい」とか「あのアニメのタイトルなんだっけ?」といった感じで、手軽に音声操作できるのは大きな魅力ですよね。
一方、50E350Mのリモコンには音声操作機能がありません。すべての操作をボタンで行う、従来通りのスタイルです。
もちろん、スマートスピーカー(別売)と連携させることは両モデルとも可能ですが、リモコン単体でサッと音声検索できる手軽さは50E350Rならではのメリットです。



ネット動画を頻繁に利用する方や、いちいち文字入力するのが面倒だと感じる方には、レグザボイスが使える50E350Rが向いています!
主な違い③:省エネ性能や接続端子、重さ
最後に、省エネ性能や接続端子、本体の重さといった、設置や維持費に関わる違いを見ていきましょう。
ここはモデルによって得意分野が分かれています。
- 50E350R … 年間消費電力 112kWh/年、ビデオ入力端子なし、質量 8.5kg
- 50E350M … 年間消費電力 103kWh/年、ビデオ入力端子あり、質量 11.0kg
まず、省エネ性能です。
50E350Mの方が年間消費電力量が少なく(103kWh/年)、省エネ基準達成率も108%と優秀です。
50E350R(112kWh/年、達成率100%)と比べて、年間の電気代を少しですが抑えられる可能性があります。
次に、接続端子です。
HDMI端子やUSB端子、光デジタル音声出力などは両モデル共通ですが、50E350Mには昔ながらの「ビデオ入力端子(赤・白・黄の端子)」が1系統搭載されています。(※別売りの変換ケーブルが必要です)Rモデルにはこれがありません。
古いゲーム機やDVDプレーヤー、ビデオデッキなど、まだ現役で使いたい機器があるご家庭にとっては、50E350Mが必須の選択肢になるでしょう。
そして意外な違いが「重さ」です。
スタンドを含めた質量で、50E350Rが8.5kgなのに対し、50E350Mは11.0kgと、Mモデルの方が約2.5kgも重くなっています。スタンドの構造や内部の部品が異なるのかもしれませんね。
テレビ台に設置する際はもちろん、壁掛けを検討している場合や、お掃除などでテレビを動かす機会が多い方にとっては、軽い50E350Rの方が扱いやすいと言えます。
省エネ性や古い機器との接続を重視するならM、軽さや扱いやすさを重視するならRが候補になりますね!
ここもチェック!変わらない主な共通機能
ここまで違いを中心に見てきましたが、テレビとしての基本性能は両モデルとも非常に優秀で、多くの機能を共有しています。
安心して選ぶためにも、変わらないポイントをチェックしておきましょう。
- 映像処理エンジン … レグザエンジンZR
- 高画質機能 … ネット動画ビューティ、地デジビューティ
- HDR規格 … HDR10, HLG, Dolby Vision, HDR10+ に対応
- チューナー … 新4K衛星放送x2、地上/BS/CSx2
- 録画機能 … 4Kダブルチューナーウラ録、おまかせ録画、簡単連ドラ予約
- ネット動画 … 各種動画配信サービスに対応
- スマホ連携 … AirPlay 2、スクリーンミラーリング対応
- ゲーム機能 … 瞬速ゲームモード、ALLM対応
一番大事な画質の部分、心臓部である「レグザエンジンZR」はどちらも同じです。
ネット動画をなめらかにしたり、地デジのノイズを抑えてキレイに映す「ネット動画ビューティ」や「地デジビューティ」も両方搭載されています。Dolby VisionやHDR10+といった主要なHDR規格にしっかり対応しているのも安心ですね。
また、チューナーも強力です。
新4K衛星放送チューナーを2基搭載しているので、別売りのUSBハードディスクを繋げば、4K放送を見ながら別の4K放送を録画する「4Kダブルチューナーウラ録」が可能です。
面倒な録画予約の手間を省く「おまかせ録画」や「簡単連ドラ予約」も、もちろん両モデルで使えます。
ゲーム好きにうれしい「瞬速ゲームモード」やALLM(自動低遅延モード)も共通なので、ゲーム機を繋いだときの遅延も心配ありません。



つまり、テレビの「見る」「録る」といった基本的な体験や、画質の美しさ、録画の利便性については、どちらを選んでも変わらない高いレベルにあるということです!
【まとめ】50E350Rと50E350M、どっちを選ぶべき?
ここまで「50E350R」と「50E350M」の違いと共通点を詳しく見てきました。
最後に、それぞれどんな人におすすめなのかをまとめてみます。
50E350Rがおすすめな方↓
- テレビ本体のスピーカーでも、できるだけ良い音を楽しみたい人
- 部屋の環境に合わせて音質を自動調整してほしい人
- リモコンに話しかけて番組を探す「レグザボイス」を使いたい人
- テレビ本体が軽いモデルを探している人
50E350Mがおすすめな方↓
- 少しでも年間の電気代を抑えたい、省エネ性能を重視する人
- 古いゲーム機やDVDプレーヤー(ビデオ入力)を接続したい人
- 音質やリモコンの音声操作には特にこだわらない人
- 基本的な4K放送やネット動画が楽しめれば十分な人
どちらのモデルも、レグザエンジンZRによる高画質な4K映像や、4Kダブルチューナーによる裏録画、多彩なネット動画に対応している点は共通です。
基本的な「見る」機能はしっかり押さえています。
その上で、「音質」と「音声操作」という付加価値を重視するなら50E350R、「省エネ性能」と「ビデオ入力端子」という実用性を重視するなら50E350M、という選択になるのではないでしょうか。
ご自身の使い方や、今お持ちの周辺機器に合わせて、ぴったりの一台を選んでくださいね!











