シャープのプラズマクラスターが搭載された扇風機に、新型モデル「PJ-S3DS」が登場しました。
新型モデルではなんとサーキュレーター機能が搭載され、空気の循環といった用途にも利用できます。
そして旧型モデル「PJ-R3DS」から大きく変更されているので、新型「PJ-S3DS」と旧型「PJ-R3DS」の違い・変更点をまとめてみました!
- 「PJ-S3DS」と「PJ-R3DS」の違い
- 「PJ-S3DS」と「PJ-R3DS」どっちがおすすめ?
シャープ新型「PJ-S3DS」と旧型「PJ-R3DS」の違いを比較!
PJ-S3DS | PJ-R3DS | |
---|---|---|
外観 | ||
モーター | DCモーター | DCモーター |
風量切替 | 8段階 (リズム風あり) | 32段階 (リズム風あり) |
タイマー入/切 | 1/2/4/8h (同時設定可) | 1〜9h (1時間単位) (同時設定可) |
首振り | 上約90°/下約10°(手動・無段階調整) 左右約60°/約90°/約120°(自動) | 上約50°/下約21°(手動) 左右約50°/約70°/約90°(自動) |
プラズマクラスター適用床面積の目安 | 約10畳 | 約10畳 |
羽根径/枚数 | 30cm/7枚 (ネイチャーウイング) | 32cm/7枚 (ネイチャーウイング) |
主な機能 | おやすみモード 衣類乾燥モード チャイルドロック | おやすみモード 衣類消臭モード チャイルドロック |
外形寸法 (幅x奥行x高さ) | 370x360x875mm | 370xD370x845〜1,110mm |
重量 | 約4.2kg | 約6.0kg |
付属品 | リモコン リモコンホルダー 清掃ブラシ | リモコン リモコンホルダー 清掃ブラシ |
本体カラー | ホワイト (PJ-S3DS-W) | ホワイト (PJ-R3DS-W) |
発売 | 2024年5月 | 2024年4月 |
リンク | Amazon | Amazon |
シャープの扇風機、「PJ-S3DS」と「PJ-R3DS」を表にまとめました。
比較して、優れた箇所を赤文字にしています。
【違い1】操作部が高い位置に移動し、立ったまま操作できるように
まずは見た目からもわかる通り、デザインがガラッと変わりました。
とくに変わったのが、操作部の位置です。旧型「PJ-R3DS」はスタンドの位置にありましたが、新型「PJ-S3DS」ではファンの後ろである高い位置に操作部が移動しています。
これにより、しゃがまずに立ったまま操作できるようになりました。ただし扇風機の後ろに回って操作しないといけないので、人によっては旧型モデルのほうがいいかも?
付属のリモコンに対応している両機種では、遠隔操作も問題なく行えます。そのため、どちらを選んでも遠隔での操作に影響はありません!
【違い2】ファンの形状が少し変更
両モデルにはアサギマダラ蝶の羽を模した「ネイチャーウイング」が採用されています。このデザインによって、ムラなくなめらかな風が送れます。
新しいモデルでは、「ネイチャーウイング」の形状に若干の変更が加えられました。羽根の枚数は同じですが、羽根径が30cmに小型化され、その外観も少し変わりました。
ただし、メーカーサイトではこの形状変更に関する詳細や効果については言及されていません。そのため、新デザインの影響は現段階では不明です。
【違い3】上向きに角度調整できるようになり、サーキュレーターとしても利用可能に
新型モデル「PJ-S3DS」では、上方向への角度調整が90度まで可能となり、サーキュレーターとしての使用もできるようになりました。
たとえば暖房を利用する際、暖かい空気は部屋の上部に溜まりがちで、足元はなかなか暖かくなりません。サーキュレーターを活用すれば、空気が部屋中に均等に循環し、部屋全体が効率よく暖まります。さらにエネルギーの使用を抑えることにもつながるため、節電効果も期待できます。
【違い4】上下、左右の首振り角度が変更に
PJ-S3DS | PJ-R3DS |
---|---|
上約90°/下約10°(手動・無段階調整) 左右約60°/約90°/約120°(自動) | 上約50°/下約21°(手動) 左右約50°/約70°/約90°(自動) |
新型「PJ-S3DS」は、サーキュレーター機能が搭載されたことにより、上方向には約90°まで可動するようにはなりましがたが、その反面で下方向には10°までしか可動しなくなりました。
また左右の首振り角度も変更されています。新型モデルは3段階の角度がそれぞれ広がっており、最大で約120°まで可能となっています。
【違い5】高さ調整できなくなった
旧型モデルでは扇風機の高さを上げられましたが、新型「PJ-S3DS」では、高さ調整ができず完全固定に変更されました。
恐らくサーキュレーター機能を搭載したことによる影響と思われますが、サーキュレーター機能が不要で高さ調整したい方は旧型モデルのほうがおすすめです。
【違い6】風量切替・タイマーの設定が以前より細かく調整できなくなった
PJ-S3DS | PJ-R3DS | |
---|---|---|
風量切替 | 8段階 (リズム風あり) | 32段階 (リズム風あり) |
タイマー入/切 | 1/2/4/8h (同時設定可) | 1〜9h (1時間単位) (同時設定可) |
少し残念なのが、風量切替・タイマーの設定が以前より細かく調整できなくなったことです。
旧型PJ-R3DSは、風量切替が「32段階」とかなり細かく調整できていましたが、新型PJ-S3DSでは「8段階」までと減少しています。これでも従来の扇風機よりも調整できるのでさほど問題ないと思いますが、旧型モデルのほうがより自分好みの風量に調整できます。
ただし細かく設定できる分、ボタンを押す回数も増えるので、意外と設定数の少ない新型モデルのほうが操作は楽かもしれませんね。
【違い7】軽くなって、移動しやすくなった
新型モデルは重量が6.0kgから4.2kgに軽量化されました。
この変更により、使用場所を変える際の移動が格段に楽になります。
まとめ
- 操作部が高い位置に移動し、立ったまま操作できるように
- ファンの形状が少し変更
- 上向きに角度調整できるようになり、サーキュレーターとしても利用可能に
- 上下、左右の首振り角度が変更に
- 高さ調整できなくなった
- 風量切替・タイマーの設定が以前より細かく調整できなくなった
- 軽くなって、移動しやすくなった
シャープの扇風機について、新型「PJ-S3DS」と旧型「PJ-R3DS」の比較を行いました。
新型モデルはサーキュレーター機能を新たに搭載するなど大きく変更されています。しかし、完全な上位互換とは言い難く、新型モデルでは高さ調整が不可能になり、風量切替やタイマー設定数も減少しています。
このため、購入を検討する際には、各自が重視する機能を基準に選ぶことをお勧めします。例えば、サーキュレーター機能を重視するなら新型「PJ-S3DS」がおすすめです。一方で、高さ調整や細かな設定を望む場合は、旧型の「PJ-R3DS」の方がおすすめではないでしょうか。