新規格の充電器「MagSafe充電器」登場
iPhone 12シリーズに合わせて、Appleから新規格の充電器「MagSafe充電器」が発売されました。
MagSafeといえば、一昔前のMacBook用の充電端子を思い浮かぶ方も多いかと思いますが、MacBook用とは全くの別規格になります。
iPhone用のMagSafe充電器はワイヤレス充電器の一種で、磁力を使って本体に固定と
ワイヤレス充電の位置合わせができる画期的な製品!
MagSafe充電器の特徴
- iPhone本体に磁力でくっつけるだけで簡単に充電
- 従来のワイヤレス充電器みたいに位置がずれて充電が失敗する恐れがない
- 最大15Wの高速ワイヤレス充電
またMagSafe規格は、この充電器だけではなく、「MagSafe対応iPhoneレザーウォレット」という、iPhoneの背面に磁力でくっつけられるカードケースといったアクセサリーもあります!
「MagSafe充電器」レビュー
MagSafe充電器をレビューしていきます。
「20W USB-C電源アダプタ」も必要になるので一緒に購入。
品名 | 価格(税別) |
---|---|
MagSafe充電器 | 4,500円 |
20W USB-C電源アダプタ | 2,000円 |
合計 | 6,500円 |
別売りの「20W USB-C電源アダプタ」が必要
MagSafe充電器には電源アダプタが付属されないので、別売りの「20W USB-C電源アダプタ」といった電源アダプタを用意する必要があります。
またUSB-Cのものなら何でもいいというわけではなく、高出力なものでないと十分な電力が供給されないので注意です。
Appleでも純正の「20W USB-C電源アダプタ」が推奨されいているので、基本的にはこちらの純正品がおすすめです。
20W以上ならApple純正じゃなくてもいいんじゃなかと思いましたが、純正品じゃないと充電速度が出ないという噂も…?
Apple Watchの充電器みたいな見た目
Apple Watchの充電器を巨大化させたような見た目(笑)
こちらがiPhoneにくっつける表面。
表面はゴムっぽい感じの素材で、iPhoneにくっつけたときの傷を防いだり、滑らないようにといった効果がありそうです。
側面から裏側にかけて金属製で高級感があります。
コネクタは「USB-C」となっています。
従来のUSB-Aの電源アダプタは利用できないので注意です。
一緒に用意した「20W USB-C電源アダプタ」に接続してみます。
電源アダプタもMagSafe充電器も結構大きいので、旅行のときなどに持っていくとちょっとかさばるかもしれません。
重さを量ってみました。MagSafe充電器単体では53g。
Apple純正の20W電源アダプタと合わせると111g。
iPhoneの背面にピタッとくっつけて充電する
それでは充電してみます!
充電方法はとても簡単で、iPhoneの背面にピタッとくっつけるだけ!
普通のqi充電器は、しっかり位置を合わせて置かないと、うまく充電されないことがありましたが、MagSafeは適正な位置じゃないとくっつかないので、充電されないということはなくなりそうです。
「有線での充電でいんじゃないか?」との声もありますが、適当にやってもくっつけられるMagSafeのほうが明らかに簡単!
MagSafe対応ケースじゃないと、磁力が弱まり、しっかりくっつかなく恐れあり
注意点としては、MagSafe対応じゃないケースを使うと、磁力が弱まり、くっつく力が弱くなってしまうことです。
Apple純正のケースなら、ケース自体にもマグネットが内蔵されているので、磁力が弱まることはありませんが、非対応のケースの場合はケースの厚みで磁力が弱くなってしまい、くっつく力も弱くなってしまいます。
MagSafe充電器を下にしてiPhoneを上に乗せる使い方なら、磁力が弱まってもそこまで影響はないと思います。
ワイヤレスでも速い充電速度
充電速度は最大15Wと、有線に近いくらいのレベルまで向上しています。
これまでのワイヤレス充電器は7.5Wまでだったので最大2倍…!
実際に充電してみた感想ですが、さすがに有線の急速充電器よりは少し劣りますが、見る見る充電されていくので、これなら有線派の方でも満足できるレベルじゃないかなと思いました。
両面テープを貼ったら使い勝手が向上!
背面にくっつける動作もそんなに面倒ではありませんが、これまで置くだけ充電をしてきた僕にとっては、両手を使わないと外せなくなったのはちょっと手間…
そこでMagSafe充電器の裏側に両面テープで机に固定したところ、最高に使いやすくなったので紹介します!
両面テープは、剥がしたくなったときに剥がれなかったり、机を痛めてしまうのが怖かったので、剥がせるタイプの両面テープを使用。
背面に適当な長さに切って貼り付けます。
僕は1枚で適当に貼っちゃいましたが、十時型などのようにすれば、もっと強力にくっつけられると思います。
あとは机にくっつけるだけ。
剥がせるタイプの両面テープだったので、勝手に剥がれたりしないか心配でしたが、結構しっかりくっついているので、問題なさそうです。
充電したいiPhoneを置きます。
充電されました。
今までのqi充電器とは違い、適正な位置に磁力で誘導されるのでわかりやすい!
そして充電終了時に感動!
充電が終わってiPhoneを取ろうとすると、通常であればMagSafe充電器もiPhoneにくっついた状態でついてくるので両手で外す必要がありますが、両面テープの力でMagSafeは机に固定されたたまま、iPhoneだけを手に取ることができます!
まとめ
- 充電速度が従来の約2倍高速
- 磁力で適正な位置に合わせてくれるので、充電失敗の恐れが少ない
- 両面テープで「置くだけ充電」を実現
- 価格はちょっと高め
正直あまり期待しないで買ったMagSafe充電器ですが、これまで位置合わせをしないといけなったり、充電速度が遅いというqi充電の弱点が見事に解決された画期的な充電器で気に入りました。
「置くだけ充電できないんじゃ?」と思っていましたが、両面テープで机に固定したら、これまで使っていたqi充電器と同じようにでき、さらに磁力で位置合わせもできるようになって、非常に快適です。