2020年に新型iPad Proが登場し、同時にiPad Pro用の「Magic Keyboard」も登場しました!
トラックパッドの搭載や、MacBookでも採用されているシザー構造のキーボードが採用されるなど、iPad Proが本格的にノートパソコンに近づきます。
そして「Magic Keyboard」だけでなく、これまでの「Smart Keyboard Folio」も併売されているんです。

そこで今回は「Magic Keyboard」と「Smart Keyboard Folio」のどちらがおすすめなのか、自分に合った選び方をまとめてみました!
「Magic Keyboard」と「Smart Keyboard Folio」の違い・比較


Magic Keyboard | Smart Keyboard Folio | |
---|---|---|
トラックパッド | ○ | × |
キーボード | シザー構造 | ? |
キーのバックライト | 〇 | × |
増設USB-Cポート | 〇 | × |
画面角度調整 | 無段階 | 2段階 |
重量 |
約600g (11) 約700g (12.9) |
約300g (11) 約400g (12.9) |
価格 (税抜) |
¥31,800 (11) ¥37,800 (12.9) |
¥18,800(11) ¥20,800 (12.9) |
価格比較
Magic Keyboard | Smart Keyboard Folio | |
---|---|---|
価格 (税抜) |
¥31,800 (11) ¥37,800 (12.9) |
¥18,800(11) ¥20,800 (12.9) |
価格差は結構大きく、「Magic Keyboard」のほうが税抜きで13,000~17,000円ほど高いです。(サイズで変わります)
「Smart Keyboard Folio」も決して安いとは言えない価格ですが、「Magic Keyboard」は更に高く、12.9インチ用になると税込4万円を超えるんです…!
トラックパッドの有無


Magic Keyboard | Smart Keyboard Folio | |
---|---|---|
トラックパッド | ○ | × |
最も大きな違いは、トラックパッドの有無です。
「Magic Keyboard」では、「MacBook」や「Magic Trackpad 2」と同じようなトラックパッドがキーボード手前に搭載され、画面を触らずにある程度の操作ができるようになっています。
またトラックパッドでは、ジェスチャにも対応。
二本指を左右に動かしてブラウザで前後のページを行き来したり、3本指を上に動かしてホーム画面に戻ったりなんてことが可能に!



キーボードの違い
Magic Keyboard | Smart Keyboard Folio | |
---|---|---|
キーボード | シザー構造 | ? |
キーのバックライト | 〇 | × |
「Smart Keyboard Folio」は、ファブリック素材で覆われた耐水性のあるキーボードを採用していましたが、「Magic Keyboard」では最新のMacBookシリーズや、パソコン用Magic Keyboardと同じ、シザー構造の本格的なキーボードを採用しています。



一方、「Smart Keyboard Folio」はダメなの?と思うかもしれませんが、見た目とは裏腹にこちらも結構快適にタイピングできるキーボードなんです。
比べるとさすがに「Magic Keyboard」のほうが打ちやすく感じましたが、「Smart Keyboard Folio」が打ちにくということは一切ありません。
あと「Magic Keyboard」には、バックライトが搭載されていて、暗い場所で使用するとキーの印字が光り確認しやすいのもポイント!
増設USB-Cポート


Magic Keyboard | Smart Keyboard Folio | |
---|---|---|
増設USB-Cポート | 〇 | × |
Magic Keyboardには、USB-Cポートがあり、iPad本体と合わせると2つのUSBポートが使えるようになります。
これまではiPad本体側のUSB-Cポート1つだったので、充電しながらUSB機器を接続したり、複数のケーブルを接続することができませんでした。
この「Magic Keyboard」のUSB-Cポートは充電専用のポートのため本体を充電させることにしか使えないのですが、充電中でもiPad本体のUSBポートがフリーになるので、充電しながら他の機器を接続することができます。
画面角度調整


Magic Keyboard | Smart Keyboard Folio | |
---|---|---|
画面角度調整 | 無段階 | 2段階 |
画面の角度調整は、「Smart Keyboard Folio」では2段階だったのに対し、「Magic Keyboard」は画面が浮いている構造を採用したことにより、無段階に調整できるようになりました。
動かせる範囲はMacBookほど広くはありませんが、自分にちょうどいい角度で固定できます。
また画面が上に浮いているので、視点が上がり、目や首の負担を減らす効果もありそうです。
重さ、カバーとしての使い勝手
Magic Keyboard | Smart Keyboard Folio | |
---|---|---|
重量 |
約600g (11) 約700g (12.9) |
約300g (11) 約400g (12.9) |
「Smart Keyboard Folio」も軽いとは言えませんが、「Magic Keyboard」はそれ以上に重く、なんとiPad Pro本体よりも重いんです…!
シザー構造のキーボードや、トラックパッドを搭載していますし、iPadを安定させて自立させるための重量なんだと思います。
また「Magic Keyboard」は「Smart Keyboard Folio」のように蓋を裏面に回すことができず、タブレットとして手で持って使いたいときはiPad本体を分離させて使う必要があります。
重さや、カバーとしての使い勝手は、蓋を本体裏側まで回せて重量もそこまで重くない「Smart Keyboard Folio」のほうに軍配が上がります。
「Magic Keyboard」がおすすめの方


- iPad Proをノートパソコンの代わりとして使いたい
- 画面よりトラックパッドで操作したい
- キーボードの打鍵感がいい方がいい
- USB-Cポートが2つ欲しい
「Magic Keyboard」のほうがおすすめな方は、iPad ProをMacBookみたいに使いたい方です。
トラックパッドが搭載されていてカーソル操作やジェスチャ操作もでき、MacBookと同じタイプのシザー構造の本格的なキーボードが搭載されているのでタイピングも快適!
使い方によってはiPadでMacBookに近い使い方ができるようになるので、iPadをノートパソコンみたいに使いたい方は断然「Magic Keyboard」がおすすめです!
ただし本体よりも重量が重く、蓋部分をiPadの背面まで回転させて使うことができないので、タッチパネルやApple Pencilを使いたい場合は、本体だけを分離させた使い方をせざるを得ません。



「Smart Keyboard Folio」がおすすめの方


- キーボードより、タッチパネル・Apple Pencilを使うことが多い
- カバーを背面に回して使いたい
- キーボードは欲しいけど、少しでも軽量なほうがいい
- 少しでもコストを抑えたい
「Smart Keyboard Folio」には、「Magic Keyboard」みたいなトラックパッドはありませんし、キーも少し劣るものになります。
しかし「Magic Keyboard」よりも軽量で、蓋も裏側に回して手に持って使うことができるので、タブレットとしての使いやすさをあまり犠牲にしていません。
普段は画面でのタッチ操作や、Apple Pencilを使うことがメインで、たまに物理キーボードでの入力をしたいという方に合っていると思います!



まとめ
- パソコンの代わり・パソコンに近い作業をしたいなら「Magic Keyboard」がおすすめ
- タブレットとしての使い勝手を犠牲にしたくないなら「Smart Keyboard Folio」がおすすめ
ちなみに僕はMacBook Proを持ち運ぶのをやめて、代わりにコンパクトなiPad Proを外で使いたいと思い、「Magic Keyboard」を選びました。
トラックパッドが搭載されたからといっても、OS自体が違うので、MacBookとまったく同じ使い方はできませんが、iPadOSでも問題ない方であれば「iPad Pro+Magic Keyboard」はかなり優秀なモバイルマシンだと思います。
優秀なiPadアプリも増えてきましたし、セルラー通信や、Apple Pencilなど、MacBookにはない魅力があるのもポイント!









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