2022年10月に、エントリーモデルの無印Kindleが新型モデルになり登場しました!
Kindleマニアの筆者が「無印Kindle 第11世代」を旧型の10世代モデルと比較しながらレビューしていきます!
- 無印Kindle 第11世代の特徴
- 前モデルとの比較レビュー
- 実際に使ってみてわかった、メリット・デメリット
新型「無印Kindle 第11世代」の特徴
- 300ppiの高解像度になり、文字と画像をくっきり表示
- 充電端子がUSB Type-Cに変更
- 容量が16GBに増えた
- 本体が小型&軽量化
- 本体カラーに「デニム」が選べるように
- 価格は10,980円から
エントリーモデルのKindleが待望のモデルチェンジ。
個人的には、前モデルよりも格段に進化していていると感じていて、Paperwhiteなどを使っているKindleマニアの筆者でも魅力的な端末になっています。
まず最も大きいのが解像度が、PaperwhiteやOasisと同等の「300ppi」に上がったこと。これによりフォントが綺麗になったのと、漫画もかなり高画質に表示ができるようになりました。
さらに充電端子が「USB-C」になったり、容量が16GBに増えたりと、嬉しいアップデートがたくさん!
無印Kindle 第11世代 スペック・価格表
Kindle 第11世代 (新型) | Kindle 第10世代 (旧型) | |
---|---|---|
画面サイズ | 6インチ | 6インチ |
解像度 | 300ppi | 167ppi |
フロントライト | LED 4個 | LED 4個 |
フラットベゼル | – | – |
色調調節ライト | – | – |
明るさ自動調整機能 | – | – |
容量 | 16GB | 8GB |
充電端子 | USB-C | micro USB |
防水機能 | – | – |
ワイヤレス充電対応 | – | – |
本体サイズ | 157.8 x 108.6 x 8.0mm | 160 x 113 x 8.7mm |
重量 | 158g | 174g |
本体カラー | ブラック デニム | ブラック |
価格 | 10,980円(広告あり) 12,980円(広告なし) | 8,980円(広告あり) 10,980円(広告なし) |
新型Kindle 第11世代と、第10世代の比較表です。
価格は10,980円からと、2000円の値上げとなりましたが、解像度と容量が上がったことを考えると、個人的には値上げ分以上の価値は十分にあると思います。
「無印Kindle 第11世代 」旧型の第10世代と比較しながらレビュー
パッケージはお馴染みの青いKindleの箱。
購入したのは最も安い、広告ありモデルの「ブラック」カラーです。
それでは開封してきまーす!
付属品
- Kindle本体
- USB-C – USB-Aケーブル
- 取扱説明書
付属品は上記の通りです。
旧型モデルは、充電端子が「microUSB」でしたが、新型モデルは「USB-C」に変更。
これにより付属のケーブルも「USB-C – USB-Aケーブル」が付属しています。
ベゼルが細くなり、小型化・軽量化
まずは新型無印Kindleの外観です。
前モデルを踏襲したデザインですが、小型化、軽量化してスリムになっています。
旧型のKindle 第10世代と並べて比較。
画面サイズは同じで変わっていませんが、全体的にベゼルが細くなったことにより、本体が少しコンパクトになりました!
ベゼルは半分とまではいきませんが、結構細くなっていますね。
重ねてみると、横幅が一回り小さくなっているのがわかります。
厚みは0.7mmほど薄くなっているようです。
ベゼルはKindle Paperwhiteのような「フラットベゼル」ではなく、前モデルと同様に段差のあるベゼルです。
Kindle Paperwhiteはマットな素材で滑りにくいボディですが、無印Kindleはサラサラとしたプラスチックな材質。
滑りやすいので、気になる場合はケースやスマホリングなど使うことで対策できます。
大型化したKindle Paperwhiteと比べると、結構サイズが異なります。
前モデル同士で比べるとそこまでサイズ違いはありませんでしたが、同じ11世代を並べるとだいぶ違いますね…!
重さの比較
前モデルの重さは169gでしたが、新モデルでは155gで、約14gほど軽くなりました。
長時間読書をする場合は少しでも軽いほうが、手の負担が減ります。
コンパクトになり、手の収まりがいい
画面サイズをキープしたまま、小型化されたので、手で持ったときの持ちやすさが向上!
幅は5mmくらいの差ですが、実際に手で持つと、結結構小さく感じ、前モデルよりも持ちやすく感じます。
目に優しい「E-inkスクリーン」
Kindleの最大の特徴は、目にやさしい「E-inkディスプレイ」です。
一般的な液晶や有機ELとは違い、紙に極めて近い表示ができる特殊なディスプレイなので、電子書籍との相性が抜群!
さらにPaperwhiteは、300ppiの高解像度のディスプレイなので、精細で小さな文字もくっきりきれいです。
反射も抑えられて、映り込みも少ないです!
た直接目を照らさない「フロントライト」を採用。
画面の奥から照らすのではなく、画面の手前から照らすため、暗い場所でも目の刺激が少ない読書が可能です。
無印Kindleは、Paperwhite、Oasisで採用されている「色調調節ライト」には非対応です。
色温度は固定で変更できないので、フロントライトを茶色い色に調整したい場合は、Kindle Paperwhiteなど、他のモデルをおすすめします。
解像度が高くなり、文字やイラストが高画質に
画面の解像度がPaperwhiteやOasisと同じ「300ppi」に上がりました。
これにより、文字や絵がより細かく綺麗に表示できます!
前モデルの無印Kindleと、活字の本で見比べてみると、一目瞭然!
前モデルではフォントがギザギザですが、新型モデルでは、滑らかで、小さな読み仮名もクッキリで読みやすくなりました。
続いては、漫画で比較。
やはり新型のほうがセリフの文字がクッキリと読みやすく、さらにイラストも滑らかで綺麗に表示されました。
漫画は新型のほうが圧倒的に読みやすい!
充電端子が「USB-C」に変更
旧型ではmicroUSBでしたが、新型は「USB-C」を採用。
最近はUSB-Cの機器が増えてきたので、同じ充電器を使い回せるというメリットがあります。
処理速度は前モデルとあまり変わらない
前モデルの無印Kindleでページめくりの速度を比較してみましたが、あまり変わらないと感じました。
Paperwhiteなどと比べても、そう大差ないように思います。
ストレージ容量が16GBに増えた
本の種類 | 8GB | 16GB |
---|---|---|
書籍 | 約960冊 | 約1920冊 |
漫画 | 約110冊 | 約220冊 |
雑誌 | 約44冊 | 約88冊 |
本体のストレージ容量が8GBから16GBに増えました。
これにより、2倍近くの本を保存できるように。
防水には非対応なので注意
無印Kindleは、防水ではないので、お風呂など水がかかる場所では使えません。
Kindle Paperwhiteのようにお風呂では使えないので注意しましょう。
使ってわかった、「無印Kindle 第11世代」のメリット・デメリット
【メリット①】「E-inkスクリーン」はやっぱり目が疲れにくい
どのモデルのKindle端末にも共通して言えることですが、やっぱり「E-inkスクリーン」は紙に近い表示ができて、目も疲れにくいと感じます。
とくに僕は、寝る前の暗くした部屋で読むことも多いので、フロントライトの優しい光の恩恵も実感。
スマホで読むこともありますが、明らかにKindleのほうが目が楽!
【メリット②】解像度が上がって文字、イラストが綺麗
前モデルのKindleから解像度が他モデルと同等のレベルまで上がったので、かなりキレイに表示ができるように。
従来の無印Kindleでは正直マンガを読むのには向いていなかったのですが、300ppiになったことで、画面サイズは他モデルよりも小さいものの、だいぶ読みやすくなりました。
活字の本も漫画も読みやすさが格段に上がった!
【メリット③】USB-C端子になり、他の機器と充電器が使いまわせる
USB-Cポートを採用しているのは、やはり他のガジェット品と充電器を共有できて便利です。
あとはiPhoneさえUSB-Cを採用してくれれば、USB-Cケーブル一本に統一できる…
【メリット④】小型化&軽量化して持ちやすいサイズになった
購入して手に取るまではあまり気にしていなかったのですが、本体サイズが小型化して持ちやすくなりました。
Kindle Paperwhiteが大型化してしまったので、活字の本を読むときは、無印Kindleのコンパクトな形状のほうが読みやすく感じます。
【デメリット①】他のモデルと比べると、漫画は小さく感じる
解像度が高くなって漫画もだいぶ読みやすくなりなりましたが、PaperwhiteやOasisと比べると、画面が小さいので、小さなセリフは少し不利です。
活字の本を読むのが主で、たまに漫画を読むくらいなら全然いいですが、漫画を読むことが多い方は、画面サイズの大きなPaperwhite以上のモデルを選んだほうがいいと思います。
解像度が上がっているので、読めないということはまったくないです!
【デメリット③】防水に非対応で、お風呂で読書できない
無印Kindleは防水には非対応なので、PaperwhiteやOasisのようにお風呂で読書することができません。
自己責任にはなりますが、ジップロックなどの防水カバーに入れて読むことは、もしかしたらできるかもしれません。
【デメリット②】背面がさらさらして滑りやすい
本体がサラサラとした材質なので、滑りやすく落としやすいです。
純正のカバーなどを装着することで軽減できるので、気になるようなら装着してみてはいかがでしょうか。
まとめ
新型無印Kindle 第11世代のレビューですが、個人的には、かなり満足のいくモデルチェンジだと感じました!
正直、これまでの無印Kindleは解像度が低かったため、Kindle Paperwhite以上のモデルを使うようにしていましたが、今回のモデルチェンジで、十分メイン機としても使えます。
解像度が上がり、文字のフォントや、漫画の表示も非常に綺麗に映せるようになったのは、かなりいいアップデートです。
他のモデルと比べるとやや画面が小さいので、漫画を中心に読む方には他のモデルのほうがより快適に読めますが、活字の本を読むのが主で、お風呂などで使わないという方は、こちらのKindleで十分満足いくと思います。
またKindle Paperwhiteがそこそこ大きくなってしまったので、このコンパクトな無印Kindleは取り回しもよく、片手でも使いやすくて気に入りました。
解像度も上がって、コンパクトなので、活字の本がとっても読みやすいKindle端末になりました!