リビングの空気をまるごと綺麗にしてくれる、シャープの加湿空気清浄機の中でもハイグレードなモデル。
広いお部屋にも対応できるパワーが魅力ですが、新旧モデルの「KI-UX75」と「KI-TX75」を見比べて、「一体どこが違うの?」と首をかしげている方も多いのではないでしょうか。
実はこの2機種、KI-UX75が2025年モデルの新型、KI-TX75が2024年モデルの旧型という関係にあたります。
カタログスペックを一見しただけでは、加湿量も空気清浄能力も全く同じに見えますよね。
「これなら安い方でいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、実は毎日目にする「モニター表示」や、環境への配慮といった細かな部分で進化を遂げているんです。
編集長この記事では、パッと見では気づきにくいKI-UX75とKI-TX75の違いと、実際に使う上でどちらを選ぶべきか、わかりやすく解説していきます!
KI-UX75とKI-TX75の違いを比較
まずは、主な仕様と違いを表で確認してみましょう。基本性能である空気清浄能力や加湿パワーはそのままに、使い勝手や素材などの「質」に関わる部分が変更されています。
| 項目 | KI-UX75 (新型) | KI-TX75 (旧型) |
| 発売時期 | 2025年モデル | 2024年モデル |
|---|---|---|
| 適用床面積 | 空清〜34畳/加湿〜25畳 | 空清〜34畳/加湿〜25畳 |
| 加湿量 | 最大 900mL/h | 最大 900mL/h |
| プラズマクラスター | NEXT | NEXT |
| モニター表示 | 粒子数・温湿度を同時表示可 | 切り替え表示 |
| 文字サイズ変更 | 可(拡大表示) | 不可 |
| 筐体素材 | 再生プラスチック使用 | 表記なし |
| 待機時消費電力 | 約1.0W (Wi-Fi時 1.4W) | 約1.2W (Wi-Fi時 1.6W) |
基本的なサイズやデザイン、そして「プラズマクラスターNEXT」という最高峰の浄化機能は共通していますが、情報の見やすさや省エネ性能に磨きがかかっているのがわかります!
【主な違い1】情報が見やすくなった「モニター画面」
| 項目 | KI-UX75 (新型) | KI-TX75 (旧型) |
| 表示内容 | 粒子数+温湿度を同時表示 | 項目ごとの切り替え表示 |
|---|---|---|
| 文字サイズ | 拡大機能あり | 標準サイズのみ |
今回、使い勝手の面で一番うれしい進化がこのモニター表示の改良です。
空気清浄機を使っていると、「今の部屋の湿度ってどのくらいだろう?」「空気は汚れてないかな?」とモニターを確認することってよくありますよね。


新型のKI-UX75では、室内に漂うホコリなどの「粒子数」に加えて、「温度」や「湿度」も同じ画面に同時に表示できるようになりました。
これまではボタンを押して表示を切り替える必要があった場面でも、パッと画面を見るだけでお部屋の状況がまるわかりになるんです。


さらに、空気情報を表示する際の「文字サイズ」を大きく拡大できる機能も追加されました。
少し離れたソファやダイニングからでも数字がはっきり見えるので、広いリビングで使う場合にはとても親切な設計になっています!
【主な違い2】環境にやさしい「再生プラスチック」の採用


| 項目 | KI-UX75 (新型) | KI-TX75 (旧型) |
| 素材 | 樹脂部品の20%以上に再生材 | 表記なし |
|---|
2つ目の違いは、製品の素材に関するエコな変更点です。
新型KI-UX75では、本体に使われている樹脂(プラスチック)部品全体の20%以上に、再生プラスチック材が採用されています。
これは空気清浄機の性能そのものに関わる部分ではありませんが、環境負荷を減らすための大切な取り組みです。
最近は家電製品でもサステナブルな素材を使うことがトレンドになっていますよね。



「これから長く使うものだからこそ、環境に配慮された製品を選びたい」と考える方にとっては、新型を選ぶ大きな理由になるはずです!
【主な違い3】わずかですが「待機電力」も省エネに


| 項目 | KI-UX75 (新型) | KI-TX75 (旧型) |
| 待機時消費電力 | 約1.0W | 約1.2W |
|---|---|---|
| 静音運転時 | 6.4W | 6.6W |
3つ目の違いは、本当に細かい部分ですが消費電力の改善です。
コンセントに挿しているだけでかかる「待機時消費電力」や、一番よく使う「静音モード」での消費電力が、新型KI-UX75ではわずかに下がっています。
たとえば待機電力は、旧型の約1.2Wから新型では約1.0Wへ削減されました。
「0.2Wなんて誤差じゃない?」と思われるかもしれませんが、24時間365日コンセントに繋ぎっぱなしにする家電になると、トータルのコストは変わってきます。
ただし旧型モデルのほうが価格が落ち着いているので、その差額をペイするのはなかなか難しいと思います。
共通の仕様・変わらない機能


- シンプルな最新デザイン
- 最高濃度「プラズマクラスターNEXT」搭載
- パワフルな「加湿量 900mL/h」
- フィルター寿命 約10年
モニターや素材以外の基本性能に関しては、新旧どちらも非常にハイスペックで変わりはありません。
どちらもシャープ最高峰の「プラズマクラスターNEXT」を搭載しており、森林のような空気環境を目指した高い浄化能力を持っています。
また、加湿能力も最大900mL/hと非常にパワフル。リビングのような広い空間でも、乾燥する季節にしっかりと潤いを届けてくれます。フィルター交換の目安も約10年と長く、ランニングコストが優秀な点も共通です。



空気清浄機としての「守りの力」はどちらを選んでも一級品ですので安心してください!
【まとめ】「KI-UX75」と「KI-TX75」どっちを選ぶべき?
最後に、どちらがどんな人に向いているかをまとめておきます。
- 画面の切り替えなしで、湿度や汚れ具合をパッと確認したい
- リビングが広く、遠くからでも文字が見やすい方がいい
- 環境に配慮したエコな製品を選びたい
- モニター表示は標準的なもので十分
- 基本性能が同じなら、少しでも価格を抑えたい
- 再生素材などに特にこだわりはない
今回の結論は、「使い勝手の良さを取るか、コスパを取るか」です。
もし、リビングのメイン機として「家族みんなが見やすく、使いやすいものがいい」と考えているなら、モニターが進化した新型【KI-UX75】がおすすめです。温度や湿度がひと目でわかるのはなかなか便利そうです。
一方で、「一度設定したらあまり画面は見ないかな」という方や、「とにかく予算優先!」という方には、旧型の【KI-TX75】が賢い選択になります。中身の清浄能力や加湿パワーは新型と全く同じなので、型落ちで安くなっているなら非常にお買い得なモデルです。



どちらを選んでも、お部屋の空気がガラッと変わる心地よさは体感できるはずですので、ライフスタイルに合った一台を選んでみてくださいね!











