発売から数ヶ月経ってしまいましたが、コスパ性能が高いと人気な「iPad Air(第4世代)」を購入しました!
今回は、Airを買うときに迷われる方の多い「iPad Pro 11インチ (2020)」と比較しながらレビューしていきたいと思います。
「iPad Air(第4世代)」の特徴
- 10.9インチのベゼルレスディスプレイ
- 顔認証ではなく「指紋認証」を採用。マスクでも大丈夫
- Magic Keyboard/Smart Keyboard Folio対応でPCライクな作業も可能
- iPhone 12と同じ「A14 Bionicチップ」搭載
- Apple Pencil (第2世代)対応
- 豊富なカラーバリエーション
- ぬるぬるした表示にする「ProMotionテクノロジー」は非搭載
iPad Air(第4世代)」の特徴をざっとまとめるとこんな感じ!
エントリーモデルの無印iPadと、iPad Proの中間クラスのiPadになるのですが、ほとんどProと同じ機能が搭載され、限りなくProに近いiPadになってしまったんです…!
「iPad Air(第4世代)」レビュー
Wi-Fi + CellularモデルのSIMフリーのため、Appleオンラインストアで購入しました。
開封!
黒い板が登場。
充電器は18Wではなく、最新の「20W USB-C電源アダプタ」が付属します。
ケーブルは、両側USB-Cのものになるので、向き関係なく使用できます。
デザインはPro 11インチに似たデザインに
本体カラーはAirにしかない「スカイブルー」をチョイス。これまでのiPadにはなかった鮮やかなカラーでなかなかいいですね!
iPad Pro 11インチと並べてみると、見分けがつかないほどそっくり!
最も大きな違いはアウトカメラで、それ以外はボタンのサイズやスピーカーの穴の位置など違いはありますが、ほとんど同じです。
画面サイズは、Airが10.9インチで、Proが11インチ。
僅か0.1インチの差がありますが、見比べるとAirのほうが若干ベゼルが太いような?」と思う程度で、体感できるほどの差はなかったです。
重量もほとんど同じ。
どちらにも同じタイプのガラスフィルムを貼った状態かつ、Wi-Fi + Cellularモデルで、同じ条件で比較すると、Proのほうがほんの数g重い程度。
処理性能はProに引けを取らない
処理性能はProのほうが良いように思えますが、AirにはiPhone 12シリーズにも採用されたProのよりも新しい「A14 Bionic」チップを搭載。
そしてこのA14はなかなか優秀なチップで、ベンチマークアプリのシングルスコアでは、Airのほうが高いスコアを叩き出しました…!
さすがにマルチスコアはProのほうが上ですが、どちらも高性能で、処理不足を感じることはまずないと思っていいでしょう。
Face IDがありそうな見た目だけど「Touch ID」
いかにも顔認証のFace IDを搭載していそうなデザインですが、Face IDは搭載しておらず、指紋認証のTouch IDなんです。
Proと共通のガラスフィルムを貼っているので、余計にFace ID搭載機っぽく見えてしまい申し訳ありません(汗)
そしてエントリーモデルのiPadやminiとは違い、全面にホームボタンがありません。
上側にあるトップボタン内に指紋センサーが搭載されています。
Proのトップボタンと比べると、倍くらい大きくなっています…!
指紋を認識させるために大きくしたんでしょうね。
このTouch IDですが、従来の丸いホームボタンのものよりも反応が良くなった気がします。前は認識に失敗することが多かったのが、Air 4のセンサーはあまり失敗が少ないです。たまたま僕の指紋の調子がいいだけかもしれませんが…
Face IDとTouch IDは好みがあり、どっちが優れているということはないと思っています。コロナ禍でマスク着用することが多い今では、マスク着用したままでもロック解除できるTouch IDのほうが便利ではあります。
僕は指が乾燥しやすく、Touch IDがうまく認識してくれない場合ことが多いので、Face IDのほうがです(笑)
カメラは1個だけど十分
Proには「広角」と「超広角」の2つのカメラが搭載されていますが、Airは「広角」の1つのみ。
個人的に写真はiPhoneを使って撮ることが多く、iPadのカメラを使うといったらiPhoneがすぐに出せないときなどに緊急用で使う程度なので、1つでもまったく不便ないです。
あとLiDARスキャナもまだあまり使い道ないので、ARに興味ある方以外はそこまで必要ないと思います。
ちなみにカメラは出っ張っているので、机に置いたときにガタガタします。気になる方はケースを装着して対策しましょう。
Pro同様にUSB-Cポートに変更
これまでのiPad AirはLightningポートでしたが、Air 4ではProと同じく「USB-C」ポートに変更になりました。
USB-Cになることで、パソコンで使っていた機器がiPadでも使えたり、一眼レフカメラなどのカメラと直接繋いで写真を取り込んだりといったことができます。
Magic Keyboard/Smart Keyboard Folioにも対応なのは嬉しい
これまではProの特権だった「Magic Keyboard」「Smart Keyboard Folio」が、iPad Air 4にも対応しました。
iPadの背面にある「Smart Connector」で接続されるため、充電やペアリングの必要ないキーボードになります。
本体の形状がほとんど同じなので、Pro用だったものがそのまま利用できます。
Magic Keyboard
まずはMagic Keyboard。
トラックパッドや、シザー構造のキーボードを採用し、iPadをMacBookに近づけるアイテムです。
Airにしかない「スカイブルー」の側面がチラリと見えるのが堪らない!
カメラの部分は、Proと違い、カメラ一つになるので、穴が少し余るような感じになります。
Smart Keyboard Folio
Smart Keyboard Folioも問題なく使用できました。
こちらにはトラックパッドはありませんが、その分軽量ですし、キーボードが不要な時は本体の裏面に折り返して使えるので、タブレットとしての使い方が多い方にはこちらのほうがおすすめです。
やっぱりApple Pencilは第2世代は使いやすい
Apple PencilもPro同様に「第2世代」に対応。
やはり本体の側面にカチッとくっつけてワイヤレス充電できるのは簡単!
「第1世代」ではiPadのLightningポートにぶすっと挿しての充電だったので、こちらに慣れてしまうともう戻れません。
ProMotionテクノロジーのある機種からの買い替えだとカクカクに感じるかも
カメラやTouch ID以外の最も大きな違いは「ProMotionテクノロジー」です。
一般的なiPadの画面のリフレッシュレートは60Hzですが、「ProMotionテクノロジー」を搭載しているiPad Proではリフレッシュレートが最大120Hzとなり、画面上の動作がより滑らかにぬるぬる表示されます。
正直なところ、「ProMotionテクノロジー」のiPadを使ったことがなければ、気になることは恐らくないと思うのですが、「ProMotionテクノロジー」を搭載しているiPadからの買い替えや、併用して使う場合は少し気になるかもしれません。
僕は私用でPro、会社でAirというように使い分けていますが、やはりProを使ったあとにAirを使うと、画面の動きがカクカクに感じてしまいました。とくにブラウザのスクロールですね。
ただ不思議と「ProMotionテクノロジー」のiPadから長時間離れていると、無くても慣れます。
iPhoneもProMotionテクノロジーはありませんし、非搭載だからと問題になることは一切ありません。
容量は128GBがあったら嬉しかった
Air 4はとてもバランスの取れたコスパのいい機種だとは思うのですが、個人的にはストレージの容量だけがちょっと残念…
「64GB」と「256GB」の2種類のみで、「128GB」はありません。
「64GBだとちょっと足りないけど、256GBまではいらない…!」って方も多いと思うんですよね。
そして256GBを選択すると、価格が税抜き価格で17,000円も高くなってしまい、128GBのPro 11インチに近い価格まで上がってしまいます。
「256GBまは不要で128GBあれば十分」という方は、Proの11インチも検討してみてはいかがでしょうか?
まとめ
- 使ってみたけど、ほぼProだった
- 「ProMotionテクノロジー」のある機種からの買い替えだと少しカクカクに感じるかも?ただしなくても慣れる
- ストレージ容量のラインナップに128GBがほしかった
- Face IDとTouch IDはどちらも一長一短。コロナ禍ではTouch IDが優位
iPad Air (第4世代)をレビューしてみましたが、限りなくProに近いモデルでした!
「ProMotionテクノロジー」が不要ならAirで間違いないと思います。ただし256GBを選ぶとそこそこいい金額になってしまうので、そこそこ注意が必要です。
またTouchなのでマスクをしたままロック解除できるのも快適ですね!