この記事では、Ryzen搭載のミニPCを9台紹介します!
手のひらに載る大きさでも、中身は8コア16スレッド。ただ、メモリが基板直付けの機種もあり、あとから足せるかは1台ずつ違います。
そこで、各社の公式仕様表を開いて、増設のしやすさと映像出力、保証の年数まで確かめました。
編集長まずは見るべき順番を整理してから、9台を1台ずつ見ていきましょう!
Ryzen搭載ミニPCの選び方|失敗しない6つのポイント


- 用途事務作業ならU系、動画や3DならHS・HX系
- 増設メモリがスロット式かオンボードか
- 保存M.2スロットが1枚ぶんか2枚ぶんか
- 画面HDMI・DP・USB4の世代と、何画面まで出せるか
- 拡張OCuLinkやUSB4で外付けGPUを足せるか
- 保証1年・2年・3年とメーカーで差がある
型番の末尾が効いてきます。Uが付くモデルは省電力寄りで、HSやHXは冷却に余裕のある高出力寄りとなります。書類とブラウザだけなら、U系で足りるでしょう。
次に見たいのがメモリの持ち方です。スロット式なら数年後に足せますが、基板直付けだと買った容量のまま。長く使うつもりなら、ここは先に確かめておきたいところ。
保証の年数も地味に差が出ます。1年のメーカーもあれば、3年を無償で付けるところもあるんです。小型のPCは熱がこもりやすいので、年数の長さは安心につながります!
映像出力と外付けGPUの余地は、使い方しだい。モニターを3枚並べるのか、あとからゲームもするのか。そこが決まれば候補は自然に減っていきます。



用途と増設のしかた、この2つを先に決めてしまえば、候補は3台くらいまで絞れるはずです!
① GEEKOM A8(Ryzen 7 8745HS)
Amazonタイムセール対象|9/18まで
9月11日 6:23時点の価格です(変動します)
- CPU8コア16スレッドのRyzen 7 8745HS
- 増設DDR5 SO-DIMMで最大64GBまで
- 画面HDMI 2.0×2とType-C×2で4画面出力
- 端子USB4(40Gbps)とSDカードリーダーを装備
- 保証無償で3年・429.3gのアルミ筐体
最初の1台にしやすいのが「GEEKOM A8」です。8コア16スレッドのRyzen 7 8745HSを、11cm角ほどのアルミ筐体に収めています!
メモリはDDR5のSO-DIMMで、あとから64GBまで増やせるのが利点です。買ったときは16GBでも、動画編集を始めた年に足せますね。
モニターまわりも余裕があるほうでしょう。HDMIが2つ、Type-Cが2つあり、4画面まで出せます。表とブラウザと資料を並べたい在宅仕事でも、画面が足りなくなりにくいはずです!
無線はWi-Fi 6EとBluetooth 5.4、有線は2.5GbEが1つ。側面のSDカードリーダーは、カメラやドライブレコーダーのデータを読むときに役立ちます。
保証は3年ぶんが無償で付きます。小型のPCは熱がこもりやすいので、この年数の長さは効いてくるでしょう。



3年のあいだに一度でも修理に出す場面があれば、それだけで元が取れてきますね!
② GMKtec M8(Ryzen 5 PRO 6650H)
9月11日 6:23時点の価格です(変動します)
- CPU6コア12スレッドのRyzen 5 PRO 6650H
- 拡張前面にOCuLink(PCIe Gen4 ×4)
- 端子USB4はPD 100W入力とDP1.4に対応
- 回線2.5G LANを2つ搭載
- 保存M.2 2280が2枚ぶん・合計16TBまで
前面にOCuLinkが付いている。ミニPCでは珍しいこの作りを持つのが「GMKtec M8」です!
OCuLinkは外付けGPUをつなぐための端子で、据え置き用のグラフィックカードを後から足せるようになります。普段は省スペースで使い、ゲームのときだけ増強する。そんな組み方もできる作りです。
有線LANは2.5Gが2つ。片方を仕事用、もう片方を家庭用のネットワークへ、といった使い分けもできます!
メモリは16GBのLPDDR5-6400MT/sがオンボード(基板直付け)です。スロット式ではないぶん、増設のしやすさで選ぶなら他の機種に譲ります。
M.2のスロットは2枚ぶん。動作モードも静音28Wからパフォーマンス40Wまで切り替えられるため、夜は静かに、昼は全開にという調整もききます。
ポイント省スペースで始めて、あとからGPUを足したい方向けです。OCuLinkとUSB4の両方を備えているので、外付けの選択肢を広く取れます。
③ GMKtec G10(Ryzen 5 3500U)
Amazonタイムセール対象|9/24まで
9月11日 6:23時点の価格です(変動します)
- 本体103×98×42mm・284g
- CPU4コア8スレッドのRyzen 5 3500U
- 画面HDMI 2.1・DP 1.4・Type-Cの3画面
- 増設DDR4 SO-DIMMを2枚差しできる
- 回線2.5G LANとWi-Fi 5を搭載
本体は284g。手のひらに載せられる大きさが「GMKtec G10」の持ち味です!
電源はType-Cから入れる方式で、19V/3.42Aの給電となります。丸型プラグのアダプターに比べ、ケーブルの取り回しが楽になるでしょう。
映像はHDMI 2.1とDisplayPort 1.4、Type-Cの3系統。事務用の小型機でも3画面まで広げられるため、置き場所の小ささと画面の広さを両立できます!
メモリはDDR4のSO-DIMMを2枚差しできる作りです。標準構成のまま使い始めて、重くなってきたら足す、という進め方もとれます。



この小ささなら、モニターの脇でも棚の上でも置き場所に困りません!
④ MINISFORUM UM880 Plus(Ryzen 7 8845HS)
9月11日 6:23時点の価格です(変動します)
- CPU8コア16スレッド・最大5.1GHzのRyzen 7 8845HS
- 増設DDR5-5600を2枚・合計最大96GB
- 保存M.2 2280が2枚ぶん・合計最大8TB
- 画面HDMI 2.1とUSB4が8K/60Hz対応・DP 1.4も装備
- 拡張背面のOCuLink(同梱のM.2アダプタボード経由)
「MINISFORUM UM880 Plus」は、あとから足していく前提で作られた1台です。DDR5のスロットが2つあり、合計96GBまで積める仕様となります!
M.2のスロットも2枚ぶん。システム用と保存用で分けておけば、写真や動画がたまっても本体ごと買い替えずに済みます。
映像はHDMI 2.1とUSB4が8K/60Hzまで対応し、DisplayPort 1.4も別に付きます。モニターを3枚つないでも、端子の取り合いは起きにくいはずです!
背面にはOCuLinkもあり、外付けGPUの道が残されています。つなぐときは同梱のM.2アダプタボードを介する形になるので、M.2の使い道は先に決めておくと安心ですよ。
本体は0.67kg、寸法は130×126.5×50.4mmとなります。棚の上にも置けますし、必要なら持ち運べる大きさですね。
ポイントメモリもストレージも増やしながら長く使いたい方向けです。DDR5を2枚・M.2を2枚まで積める構成で、eGPU用のM.2-OCuLinkアダプタボードも同梱されています。
⑤ GEEKOM A7 Max(Ryzen 9 7940HS)
9月11日 6:23時点の価格です(変動します)
- CPU8コア16スレッド・最大5.2GHzのRyzen 9 7940HS
- 画面HDMI 2.0×2とUSB4×2で4K4画面(または8K1画面)
- 端子SDカードスロットと2.5G LAN×2を装備
- 静音動作音は36dB以下とされる冷却設計
- 本体135×132×45.9mm・704.8g/3年保証
写真や動画をよく扱うなら「GEEKOM A7 Max」。本体にSDカードスロットがあり、カメラから直接読み込めるのが強みです。
CPUは8コア16スレッドのRyzen 9 7940HSで、最大5.2GHzまで上がります。書き出しの待ち時間が短くなるので、撮影から納品までの流れが軽くなります!
映像出力はHDMIが2つ、USB4が2つ。参照用と作業用でモニターを分ける使い方も、変換アダプターなしで組めます。
冷却は自社設計で、動作音は36dB以下とされています。深夜に書き出しを回しても、寝室まで音が届きにくいはずです!



カードを挿してすぐ読み込めると、撮ってきた日の作業がぐっとはかどるでしょう!
⑥ Beelink SER9 Pro(Ryzen 7 H 255)
9月11日 6:23時点の価格です(変動します)
- CPU8コア16スレッド・最大4.9GHzのRyzen 7 H 255
- 静音底面吸気とベイパーチャンバーで32dB
- 画面DPとHDMIが4K/240Hz・USB4も装備
- 音デュアルスピーカーを内蔵
- 保存M.2 2280が2枚ぶん・最大8TB
動作音は32dBとされています。静けさを軸に組まれたのが「Beelink SER9 Pro」です。
スピーカーを内蔵しているのも珍しいところ。モニター側に音が出せなくてもそのまま鳴らせるので、机まわりの機器を1つ減らせます!
映像はDisplayPortとHDMIがどちらも4K/240Hzに対応します。高リフレッシュのモニターを持っている方なら、その性能を出しきれる組み合わせでしょう。
ポイント静かさと机まわりの片づけやすさを取りたい方向け。32dBの冷却と内蔵スピーカーで、外付けの機器を増やさずに済みます。
⑦ GMKtec M5 Ultra(Ryzen 7 7730U)
Amazonタイムセール対象|9/18まで
9月11日 6:23時点の価格です(変動します)
- CPU8コア16スレッドのRyzen 7 7730U
- 増設DDR4 SO-DIMM×2で最大64GB
- 保存M.2 2280が2枚ぶん・合計最大16TB
- 画面HDMI 2.0・DP 1.4・Type-Cの3画面出力
- 設置128.8×127×47.8mm・約528gでVESA対応
8コアを手ごろに、という考え方で組まれているのが「GMKtec M5 Ultra」です。
メモリはDDR4のSO-DIMMを2枚差せて、最大64GBまで積めます。ストレージもM.2が2枚ぶんあり、合計16TBまで伸ばせる構成となります!
動作モードは静音10W・バランス15W・パフォーマンス最大35Wの3段階。ふだんは静かに、必要なときだけ上げる、という付き合い方ができます。
VESAマウントに対応しているので、モニターの背面へ隠して設置できます。机の上には何も置かないまま、8コアのPCを使えるわけです!
Type-CからはDisplayPort 1.4の映像も出せます。最大4K/60Hzなので、モニター1枚をケーブル1本でつなぎたいときに便利です。



買ったあとに足せる余地が広いと、本体はそのままで長く使えるんです!
⑧ GEEKOM A9 MAX(Ryzen AI 9 HX 370)
Amazonタイムセール対象|9/18まで
9月11日 6:23時点の価格です(変動します)
- CPU12コア24スレッドのRyzen AI 9 HX 370
- AI50 TOPSのNPUとRadeon 890M
- 回線Wi-Fi 7とBluetooth 5.4・2.5G LAN×2
- 画面HDMI 2.1×2とUSB4×2で4画面・最大8K
- 保存M.2 2280と2230の2スロット(各最大4TB)
AI処理まで見据えるなら「GEEKOM A9 MAX」。12コア24スレッドのRyzen AI 9 HX 370に、50 TOPSのNPUが載っています!
無線はWi-Fi 7に対応しました。ルーターを新しくしたときに頭打ちにならないので、数年先まで見て買う方には効いてくるでしょう。
映像はHDMI 2.1が2つとUSB4が2つで、4画面まで。8Kにも対応するため、解像度の高いモニターをつないでも余裕があります!
ポイントローカルでAIを動かしたい方、数年先まで買い替えずに済ませたい方向けです。NPUとWi-Fi 7に加え、メモリは最大128GBまで対応します。
⑨ MINISFORUM G1 Pro(Ryzen 9 8945HX+RTX 5060)
9月11日 6:23時点の価格です(変動します)
- CPU16コア32スレッド・最大5.4GHzのRyzen 9 8945HX
- GPUGeForce RTX 5060(8GB・TDP 145W)を内蔵
- 画面DP 2.1×2・DP 1.4×1・HDMI 2.1×2の5系統
- 回線5Gbps対応の有線LANとWi-Fi 7
- 冷却第3世代Glacier冷却でシステム全体300Wに対応
ゲームまで1台で済ませたい。そこに応えるのが「MINISFORUM G1 Pro」です。
内蔵GPUではなく、GeForce RTX 5060をそのまま積んでいるのがこの機種の要。TDPは145Wで、外付けのGPUドックを足す必要がありません!
本体は3.81kgあります。ミニPCとしては大きめですが、タワーの幅は57mmと薄く、第3世代のGlacier冷却システムがシステム全体で300Wの発熱を受け止める設計です。
有線LANは5Gbps対応、無線はWi-Fi 7。オンラインの対戦で回線に足を引っぱられたくない場面でも、通信まわりは整っています!



ミニPCでここまでのゲーム性能が出せる、そこが強みですよ!
まとめ
最後に、使い方ごとに整理しておきます。
はじめの1台なら「GEEKOM A8」、置き場所の小ささを取るなら「GMKtec G10」、外付けGPUまで見据えるなら「GMKtec M8」がおすすめです!
写真や動画を扱うなら「GEEKOM A7 Max」、静かさで選ぶなら「Beelink SER9 Pro」がしっくりきます。
なお、メモリが基板直付けの機種は、買ったときの容量のまま使うことになります。長く持たせるつもりなら、スロット式かどうかを先に見ておくとよいでしょう。



用途と増設のしかたさえ決まっていれば、あとは予算に合わせるだけ。選ぶ時間がぐっと短くなります!
Amazonタイムセール対象|9/18まで
9月11日 6:23時点の価格です(変動します)


















