この記事では、BenQのゲーミングモニターEX271UとEX2710Uの違いをまとめます!
どちらも27インチの4K。BenQ公式が後継モデルと位置づけていて、大きく動いたのは音の出し方です。
内蔵スピーカーはどこへ行ったのか。速さや端子と合わせて、6つの違いを見ていきます。
編集長音が出ない設計と聞くと身構えますが、外につなぐ前提だと分かれば話は早くなります!
9月21日 10:28時点の価格です(変動します)
EX271UとEX2710Uのスペック比較
| 項目 | EX271U | EX2710U |
|---|---|---|
| 画面サイズ/パネル | 27インチ/IPS・ノングレア | 27インチ/IPS・ノングレア |
| 解像度/画素密度 | 3840×2160(16:9)/163ppi | 3840×2160(16:9)/163ppi |
| リフレッシュレート | 165Hz | 144Hz |
| 応答速度 | 1ms(GtG) | 1ms(GtG)・1ms(MPRT) |
| HDR | HDR10・VESA DisplayHDR 400 | HDR10・VESA DisplayHDR 600 |
| 輝度(標準時) | 400cd/m² | 300cd/m² |
| 輝度(HDR時の最大) | 400cd/m² | 600cd/m² |
| コントラスト比 | 1200:1 | 1000:1 |
| 色域 | P3 95% | P3 98% |
| 表示色/視野角 | 10.7億色/178°・178° | 10.7億色/178°・178° |
| 可変リフレッシュレート(公式仕様表の記載) | FreeSync Premium | FreeSync Premium Pro |
| スピーカー/マイク | スピーカー非搭載/マイク非搭載(仕様表に行が無い) | 2.1ch treVolo(2W×2+5Wウーファー)/AIノイズキャンセリングマイク内蔵 |
| HDMI eARC | 対応(HDMI 2.1の1系統) | 非対応 |
| 映像入力 | HDMI 2.1×3(うち1系統がeARC対応)・DisplayPort 1.4×1・USB Type-C×1の計5系統 | HDMI 2.1×2・DisplayPort 1.4×1の計3系統 |
| USB Type-C給電(Power Delivery) | 最大65W(DisplayPort Alt Mode・データ転送に対応) | 非搭載 |
| USBハブ | USB Type-C上り×1・USB Type-A下り×3(4.5W充電)・USB Type-C下り×1(7.5W充電) | USB Type-B上り×1・USB 3.0下り×4 |
| KVMスイッチ | 対応 | 非搭載 |
| 画づくりの機能 | AI PixSoulエンジン(Shadow Phage)・HDRi・Light Tuner・色の鮮明さ・Color Shuttle・カラーモード15種 | HDRi・Light Tuner・色の鮮明さ・Black eQualizer・電子ペーパーモード・カラーモード10種 |
| 明るさの自動調整 | B.I.+ Gen2 | B.I.+ |
| スタンド調整 | 高さ100mm・ティルト-5˚〜15˚・スウィーベル15˚/15˚・ピボット90˚ | 高さ100mm・ティルト-5˚〜15˚・スウィーベル15˚/15˚・ピボット非対応 |
| 電源/消費電力(標準時) | 内蔵/32W | ACアダプター/42W |
| 外形寸法(幅×高さ×奥行・スタンド込み) | 613.8×545.4×276.8mm | 609.0×422.7〜522.7×252.3mm(高さは昇降ぶん) |
| 質量(スタンド込み) | 約7kg | 約8kg |
| VESAマウント | 100×100mm | 100×100mm |
| 付属品 | リモコン・キャリブレーションレポート・電源/HDMI 2.1/USB Type-C/USB Type-C to Aケーブル | リモコン・入出力インターフェースカバー・電源/HDMI 2.1/DisplayPort/USB 3.0ケーブル |
| 発売日 | 2025年1月30日 | 2022年4月28日 |
| 販売状況 | 販売中 | 生産終了 |
色が付いた23項目が違い。残る4項目は同一仕様です。
実売価格は上の商品ボックスでご確認ください。
違いは6つ|音を手放して、速さと端子を取った
違い 1音の出し方が入れ替わりました
| EX271U | EX2710U |
|---|---|
| スピーカー非搭載・HDMI eARCで外部へ | 2.1ch treVoloスピーカー内蔵(2W×2+5Wウーファー) |
一番大きい変更はここ。EX2710Uは2.1chのtreVoloスピーカーを内蔵し、EX271Uはスピーカー非搭載です。
旧型は5Wのサブウーファーまで積んでいます。AIノイズキャンセリングマイクも内蔵していて、EX271Uのほうはマイクも非搭載となります。
では新型はどうやって鳴らすのか。答えがHDMI eARCで、サウンドバーやAVアンプへ音声をそのまま送り出せます。
公式は最大7.1chのサラウンドまで扱えるとしています。ヘッドホン出力にはESS製のDACを積んでおり、耳元で聴く人にも目が向いた作りです。



机にサウンドバーを置いている方なら、内蔵スピーカーが無いことはむしろ好都合でしょう!
違い 2リフレッシュレートが165Hzに上がりました
| EX271U | EX2710U |
|---|---|
| 165Hz | 144Hz |
動きの滑らかさに関わるリフレッシュレートは、EX271Uが165Hz、EX2710Uが144Hzとなります。
差は21Hz。数字だけ見れば小さいものの、1秒あたりに描ける枚数が増えるぶん、視点を素早く振ったときの残像感が減ります。
応答速度はどちらも1ms(GtG)で横並びです。速さで選ぶなら、上乗せぶんのある新型が有利です!
補足公式の仕様表では、可変リフレッシュレートの記載がEX271Uは「FreeSync Premium」、EX2710Uは「FreeSync Premium Pro」と分かれています。HDR表示中の同期まで気にするなら、この行も見ておくと判断しやすいでしょう。
違い 3HDRは旧型が上、ふだんの明るさは新型が上
| EX271U | EX2710U |
|---|---|
| DisplayHDR 400・標準400cd/m²・1200:1 | DisplayHDR 600・標準300cd/m²・1000:1 |
HDRの規格は、EX2710UがDisplayHDR 600で、EX271UはDisplayHDR 400となります。
色域も旧型がP3 98%、新型がP3 95%。HDRの派手さと色の広さは、旧型のほうが上でした。
とはいえ新型が劣るだけではありません。標準時の輝度は400cd/m²で旧型の300cd/m²を上回り、コントラスト比も1200:1と1000:1の差が付きます。
明るい部屋でふだん使うなら新型、暗い部屋でHDR作品をじっくり見せたいなら旧型。得意な場面が分かれる項目です。



HDRの数字は最大値の話で、画面全体がずっとその明るさで光り続けるわけではありませんね!
違い 4端子が5系統に増え、USB Type-Cが加わりました
| EX271U | EX2710U |
|---|---|
| HDMI 2.1×3+DisplayPort 1.4+USB Type-C=5系統 | HDMI 2.1×2+DisplayPort 1.4=3系統 |
つなげる本数も変わります。EX271UはHDMI 2.1が3系統、EX2710UはHDMI 2.1が2系統です。
新型はDisplayPort 1.4とUSB Type-Cも足して計5系統。ゲーム機とPCを挿しっぱなしにしても、まだ空きが残ります。
USB Type-Cは最大65Wの給電にも対応しました!ノートPCなら、充電しながら画面を映せるでしょう。
旧型のUSBはハブ専用で、USB Type-Cは非搭載。USB Type-Bの上りが1つと、USB 3.0の下りが4つという構成でした。
そのうえEX271UにはKVMスイッチが入りました。EX2710UはKVMスイッチ非搭載なので、機器を替えるたびにキーボードを挿し替える手間がかかります。
補足USB Type-Cが担うのは映像・データ・給電の3役。ただしDisplayPort Alt Modeに対応したポートが機器側に要るので、手持ちのノートPCの仕様を先に見ておくと安心です。
違い 5画づくりがAI任せになりました
| EX271U | EX2710U |
|---|---|
| AI PixSoulエンジン・カラーモード15種 | Black eQualizer・カラーモード10種 |
EX271Uに入ったのがAI搭載のPixSoulエンジンです。映している中身を検知して、コントラストをその場で最適化します。
カラーモードも15種類へ増えました。EX2710Uは10種類で、FPS・RPG・レーシングといったゲーム別の区分が中心。
旧型にしかない機能もあります。暗所を持ち上げるBlack eQualizerと、白黒表示にする電子ペーパーモードは、公式の仕様表でEX2710Uだけに〇が付いていました。
新型には工場出荷時のキャリブレーションレポートも同梱。設定を保存して共有できるColor Shuttleにも対応し、明るさの自動調整はB.I.+ Gen2へ上がりました。



暗い場面で敵を探す遊び方が中心の方には、Black eQualizerが消えたことのほうが大きな変更なんです!
違い 6画面を縦に回せて、電源も本体に入りました
| EX271U | EX2710U |
|---|---|
| ピボット90˚・電源内蔵・約7kg | ピボット非対応・ACアダプター・約8kg |
画面を縦に回すピボットは、EX271Uだけが90˚まで対応します。EX2710Uはピボット非対応で、横向き専用です。
電源の作りも違います。新型は電源を内蔵しているためコンセントまで1本、旧型はACアダプターが足元に転がります。
質量はスタンド込みで約7kgと約8kg。1kg軽くなったぶん、モニターアームへ載せ替えるときも扱いやすいはずです!
補足どちらもVESA 100×100mmに対応しています。消費電力は標準時で新型が32W、旧型が42W。純正スタンドの奥行きは276.8mmと252.3mmなので、机がぎりぎりなら先に測っておくと安心です。
同じところ|27インチの4Kパネルと目にやさしい機能は共通
- 画面27インチIPS・ノングレア・3840×2160・163ppi
- 画質10.7億色・視野角178°/178°・ガンマ1.8〜2.6・HDRi
- 応答1ms(GtG)・モーションブラー削減・Light Tuner
- 端子DisplayPort 1.4×1・ヘッドホン出力・HDCP 2.3
- 調整高さ100mm・ティルト-5˚〜15˚・スウィーベル15˚/15˚
- 設置VESA 100×100mm
- アイケアフリッカーフリー・ブルーライト軽減・カラーユニバーサルモード
- 付属赤外線リモコン
土台になるパネルは共通です。27インチのIPSに3840×2160、163ppiの細かさとノングレアの表面処理まで、同じ値が並びます。
目を守る機能も横並びです。フリッカーフリーとブルーライト軽減、色覚に配慮したカラーユニバーサルモードは両方に載っていました。
スタンドの可動域もそろっています。高さ100mmとティルト、左右15˚ずつのスウィーベルに対応。手を伸ばさずに設定を変えられる赤外線リモコンも、どちらにも付いてきます!
9月21日 10:28時点の価格です(変動します)
よくある質問
- QEX2710Uはいまでも買えますか?
- ABenQ公式が生産終了として案内しており、購入ページに販売店のリンクも並んでいません。手に入るのは流通在庫や中古が中心です。
- QEX271Uから音を出すにはどうすればいいですか?
- Aスピーカーを積んでいないので、ヘッドホン端子につなぐか、HDMI eARCでつないだサウンドバーやAVアンプへ渡す形です。
- QPS5はどちらにもつなげますか?
- AどちらもHDMI 2.1を備えているので、そのままつなげます。公式の対応表では、EX271UがPS5で4K/120Hz HDRまで、EX2710Uが2160p/120Hzまでと案内されていました。
まとめ
違いは音の出し方・リフレッシュレート・HDR・端子・画づくり・設置の6点です!
いま新品で選ぶなら「EX271U」。165HzとUSB Type-C、KVMまでそろい、公式のラインアップにも並んでいます。
モニター1台で音まで完結させたいなら「EX2710U」が合いますが、生産終了で在庫は限られます。サウンドバーを足す前提なら、eARCを持つ新型のほうが伸びしろがあるでしょう。



スピーカーの有無さえ決まれば、残りは好みの問題なので迷わず選べるはずです!










