レグザの4K液晶テレビ、43E350Rと43E350M。
どちらも43型で手頃なサイズ感の4Kテレビを探していると、この2つのモデルが候補に挙がってくることも多いのではないでしょうか。
名前も似ているし、パッと見のデザインもそっくり。
「いったい何が違うの?」「どっちを選べばいいんだろう?」と迷ってしまいますよね。
実はこの2モデル、基本的な画質は同じ「レグザエンジンZR」を搭載しているんですが、細かい機能や仕様にいくつか違いがあるんです。
編集長この記事では、43E350Rと43E350Mの具体的な違いをわかりやすく比較して、どちらがどんな人におすすめなのかをまとめました!
43E350Rと43E350Mの違いを比較!
まずは、ふたつのモデルの主なスペックを一覧表で比べてみましょう。
基本的な画質部分は共通点が多いですが、音響や機能面で違いがあるのがわかりますよ。
| 項目 | 43E350R (2025年モデル) | 43E350M (2023年モデル) |
| 発売日 | 2025年10月 | 43E350R |
| パネル方式 | 4K液晶パネル | 4K液晶パネル |
| 画素数 | 3840×2160 | 3840×2160 |
| 映像処理エンジン | レグザエンジンZR | レグザエンジンZR |
| チューナー | 4Kx2、地x2、BS/CSx2 | 4Kx2、地x2、BS/CSx2 |
| サウンドシステム | レグザパワーオーディオシステム | レグザパワーオーディオシステム |
| スピーカー出力 | 20W (10W+10W) | 14W (7W+7W) |
| オーディオキャリブレーション | ● | ー |
| Bluetooth対応 | ● | ● |
| ネット動画対応 | ● | ● |
| レグザボイス | ● (リモコン) | ー |
| 瞬速ゲームモード | ● | ● |
| ビデオ入力端子 | ー | 1 ※別売りの変換コネクタが必要 |
| USB端子(録画用) | 1 | 1 |
| USB端子(AV周辺機器用) | 1 (DC 5V 900mA) | 1 (DC 5V 1.5A) |
| 外形寸法 (スタンド含) | 幅96.2 x 高60.5 x 奥22.6cm | 幅96.3 x 高60.6 x 奥22.6cm |
| 質量 (スタンド含) | 6.5kg | 7.5kg |
| 消費電力 (待機時) | 106W (0.3W) | 123W (0.5W) |
| 年間消費電力量 | 90kWh/年 | 97kWh/年 |
| 省エネ基準達成率 | 110% (2026年度基準) | 102% |
こうして並べてみると、同じ43型でも意外と違いが多いのがわかりますよね。
次の章から、特に注目したいポイントを詳しく見ていきましょう!
【主な違い1】スピーカー出力と音質調整機能


テレビの楽しみは映像だけじゃない、音も大事!という方には重要なポイントです。
- 43E350R … スピーカー出力 20W (10W+10W)、オーディオキャリブレーション対応
- 43E350M … スピーカー出力 14W (7W+7W)、オーディオキャリブレーション非対応
一番わかりやすい違いは、スピーカーの出力(パワー)ですね。
43E350Rは合計20W、43E350Mは合計14Wとなっています。数字が大きいほど、よりパワフルで迫力のある音を出しやすくなります。
映画や音楽ライブなどをテレビのスピーカーだけで楽しみたい場合、20Wの43E350Rのほうが余裕があると言えそうです。
さらに、43E350Rだけ「オーディオキャリブレーション」という機能を搭載しています。
これは、テレビが設置されたお部屋の音響特性を測定して、音質を最適化してくれる機能なんです。
壁からの反響などを考慮して調整してくれるので、よりクリアでバランスの取れた音が期待できますよ。



音にもこだわりたい、内蔵スピーカーでも良い音を楽しみたいという方は、43E350Rが断然おすすめです!
【主な違い2】操作性(レグザボイス対応)


テレビは毎日使うものだから、操作のしやすさも選び方のポイントになりますよね。
- 43E350R … レグザボイス (リモコン) 対応
- 43E350M … レグザボイス非対応
ここもはっきり分かれるところで、43E350Rはリモコンに話しかけて操作できる「レグザボイス」に対応しています。
「〇〇(番組名)を探して」とか「音量を上げて」といった操作が声でできるのは、やっぱり便利です。
ネット動画の検索なども手軽になりますよね。



声で楽に操作したいなら43E350Rが向いています!
【主な違い3】入力端子とUSB出力の違い
細かいけれど、あると嬉しい機能の違いもチェックしておきましょう。
- 43E350R … ビデオ入力端子 (なし)
- 43E350M … ビデオ入力端子 (あり)
まずは入力端子です。
43E350Mには、昔ながらの赤・白・黄色のケーブル(RCA端子)を使う「ビデオ入力端子」が搭載されています。(※別売りの変換コネクタが必要です)
古いDVDプレーヤーやビデオデッキ、ゲーム機などを接続したい場合には、この端子が必要になります。
HDMI端子がない古い機器も活用したいという方には、43E350Mが安心です!
- 43E350R … USB端子(AV周辺機器用) DC 5V 900mA
- 43E350M … USB端子(AV周辺機器用) DC 5V 1.5A
もうひとつ、USB端子の出力にも違いがあります。
録画用とは別の「AV周辺機器用」USB端子の供給電流が、43E350Rは900mA、43E350Mは1.5A(1500mA)となっています。
43E350Mのほうがより大きな電力を供給できるので、例えばFire TV Stickのような機器に給電する場合も、より安定した動作が期待できるかもしれませんね。
【主な違い4】本体の重さと消費電力
最後は、設置やランニングコストに関わる部分です。
- 43E350R … 質量 6.5kg (スタンド含)、消費電力 106W
- 43E350M … 質量 7.5kg (スタンド含)、消費電力 123W
まず重さですが、43E350Rのほうが1kg軽くなっています。
一度設置してしまえば気にならないかもしれませんが、壁掛けを検討していたり、頻繁に移動させたりする可能性がある場合は、軽いほうが扱いやすいですよね。
そして消費電力。
43E350Rのほうが消費電力が少なく、年間消費電力量も抑えられています。
省エネ基準達成率(2026年度基準)も43E350Rが110%と、43E350Mの102%より優秀です。毎日長くテレビを見る方にとっては、電気代の差も少しずつ積み重なってきます。



少しでも省エネなモデルを選びたいなら、43E350Rがおすすめです!
共通の仕様・変わらない機能
これまで違いばかり注目してきましたが、もちろん共通点もたくさんあります。
- 4K液晶パネル (3840×2160)
- 映像処理エンジン「レグザエンジンZR」
- ネット動画ビューティ
- 地デジビューティ
- おまかせオートピクチャー
- HDR信号対応 (HDR10, HLG, Dolby Vision, HDR10+)
- ネット動画対応 (YouTube, Netflix, Prime Videoなど)
- Bluetooth対応
- 瞬速ゲームモード (ALLM対応)
- 無線LAN内蔵
- 4Kダブルチューナーウラ録対応
などなど、テレビの心臓部である映像処理エンジンは「レグザエンジンZR」で同じですし、4K放送を視聴しながら別の4K放送を裏録画できるダブルチューナー搭載なのも共通です。
ネット動画を高画質に楽しめる機能や、ゲームを低遅延で遊べるゲームモードもしっかり押さえています。



基本的な画質や、ネット動画、録画機能といった「テレビとしての核」となる部分は、どちらも高水準で共通していますね!
【まとめ】「43E350R」「43E350M」どっちを選ぶべき?
さて、ここまで43E350Rと43E350Mの違いを詳しく見てきました。
最後に、それぞれどんな人におすすめかをまとめておきますね。
【43E350R】がおすすめな方↓
- テレビのスピーカーでも良い音で楽しみたい人 (20W出力&音質補正)
- リモコンに話しかけて操作したい人 (レグザボイス対応)
- 消費電力や電気代を少しでも抑えたい人
- 本体が少しでも軽いほうがいい人
【43E350M】がおすすめな方↓
- ビデオ入力端子(赤白黄)を使いたい人 (古い機器を接続)
- USB給電の安定性をより重視したい人 (1.5A出力)
基本的な画質性能はどちらも同じ「レグザエンジンZR」でバッチリです。
だからこそ、ご自身の使い方をイメージして、「あったら嬉しい機能」で選ぶのが正解だと思いますよ。
音や音声操作、省エネ性を重視するなら43E350R。
古い機器との接続性やUSB給電の安定性を重視するなら43E350M。



ご自身のスタイルにピッタリ合う一台を見つけてくださいね!











