【違い】REGZA 55E350Rと55E350Mを徹底比較!選ぶならどっち?

新しい4Kテレビ、特にREGZAの55インチモデルを探していると、「55E350R」と「55E350M」という、すごく名前が似ているモデルがあって迷ってしまうこと、ありますよね。

どちらも同じ55型の4K液晶テレビで、ネット動画も見られる便利なモデルなんですが、型番が違うということは、やっぱりどこかに違いがあるはず。

「いったい何が違うの?」「自分にはどっちが合っているんだろう?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんなレグザ「55E350R」と「55E350M」の細かい違いを、わかりやすく比較してまとめました!

編集長

どちらを選ぶべきか、購入を迷っている方の使い方に合うモデルを見つけるお手伝いができればうれしいです!

目次

REGZA 55E350Rと55E350Mの違いを比較

まずは、ふたつのモデルの主な仕様を一覧表で比べてみましょう。

パッと見てわかる違いもあれば、よーく見ないとわからない細かい差もありますよ。

項目55E350R55E350M
発売日2025年10月2023年11月
画面サイズ55V型55V型
パネル4K液晶4K液晶
画素数3840×21603840×2160
映像処理エンジンレグザエンジンZRレグザエンジンZR
チューナー新4K衛星×2、地デジ×2、BS/CS×2新4K衛星×2、地デジ×2、BS/CS×2
HDR対応Dolby Vision, HDR10+, HLGDolby Vision, HDR10+, HLG
ネット動画
スピーカー2個 (10W+10W)2個 (8W+8W)
音声実用最大出力20W16W
オーディオキャリブレーション
レグザボイス(リモコン)
ビデオ入力端子1系統
スタンド含む質量10.0kg12.5kg
消費電力132W147W
HDMI入力3 (eARC/ALLM対応)3 (eARC/ALLM対応)

こうして並べてみると、画質に関する基本的なスペックはそっくりですが、音響周りやリモコンの機能、入力端子、さらには重さや消費電力まで、意外とこまごまとした違いがあるのがわかりますね!

【主な違い1】スピーカー性能と音質調整

出典:REGZA

まず注目したいのが、テレビの「音」に関する部分です。

  • 55E350R … 音声実用最大出力 20W (10W+10W)、オーディオキャリブレーション搭載
  • 55E350M … 音声実用最大出力 16W (8W+8W)、オーディオキャリブレーション非搭載

55E350Rのほうが、スピーカーの合計出力が20Wと、55E350Mの16Wよりも少しパワフルなんです。

たった4Wの違いですが、この差が音の余裕につながります。

たとえば映画のアクションシーンでの爆発音や、オーケストラの迫力ある演奏など、音量が大きくなる場面で音割れしにくく、クリアなサウンドを保ちやすいのは20Wの55E350Rのほうでしょう。

普段のニュースやドラマのセリフも、より聞き取りやすく感じられるかもしれません。

さらに、55E350Rには「オーディオキャリブレーション」という機能が搭載されています。

これは、テレビが置かれたお部屋の環境(壁からの反響など)を測定して、音質を自動で最適化してくれるすごい機能なんですよ。

テレビを壁際にぴったり置いた時や、逆に広い空間にポツンと置いた時など、環境によって音の聞こえ方は変わってしまいますが、この機能があれば自動でベストな状態に調整してくれます。

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内蔵スピーカーの音質にも少しこだわりたい、どんな部屋でもいい音で楽しみたいという方には、55E350Rのほうが断然向いています!

【主な違い2】リモコンのボイス機能(レグザボイス)

出典:REGZA

テレビの操作性で意外と大きな差になるのが、リモコンの機能です。

  • 55E350R … レグザボイス(リモコン)あり
  • 55E350M … レグザボイス(リモコン)なし

55E350Rの付属リモコンにはマイクが内蔵されていて、「レグザボイス」機能が使えます。

リモコンに話しかけるだけで、見たい番組を探したり、YouTubeやNetflixなどのネット動画を検索したり、音量を調整したりできるのはすごく便利ですよね。

一方、55E350Mのリモコンにはこのボイス機能がありません。

ネット動画を見るとき、検索窓に長いタレントさんの名前や作品名を入力するのに、リモコンの十字キーで一文字ずつポチポチ入力するのって、結構ストレスじゃありませんか?

55E350Rなら、それを音声でパッと検索できるわけです。料理中などで手が離せない時や、暗い部屋でリモコンのボタンが見えにくい時にも重宝します。

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「テレビはリモコンに話しかけてラクに操作したい!」「文字入力の面倒さから解放されたい!」という方は、55E350Rを選ぶのがおすすめです!

【主な違い3】ビデオ入力端子の有無

昔ながらの機器を接続するかどうかも、選ぶための重要なポイントになります。

  • 55E350R … ビデオ入力端子 なし
  • 55E350M … ビデオ入力端子 あり

ビデオ入力端子というのは、昔のDVDプレーヤーやビデオデッキ、古いゲーム機などで使われていた、赤・白・黄色の3色ケーブル(コンポジット端子)を接続する場所のことです。

新型モデルの55E350Rには、この端子が搭載されていません。

最近の機器はほとんどHDMI接続なので、ブルーレイレコーダーや最新のゲーム機しか繋がないという方には全く問題ありません。

しかし、「押入れに眠っている昔のビデオカメラの映像を、たまには大画面で見たい」「スーパーファミコンや初代プレイステーションなどのレトロゲーム機を、まだ現役で遊びたい」といった場合には、55E350Rだと直接接続できなくて困ってしまいます。

その点、55E350Mには、このビデオ入力端子が1系統ちゃんと用意されています。

もし55E350Rを選んだ場合、これらの機器を繋ぐには別途「HDMI変換コンバーター」という機器を購入する必要があり、余計な出費と配線が増えてしまいます。

ただし、55E350Mに接続する場合も、別売りの「ビデオ入力端子用変換ケーブル」が必要になることがあるので、その点は注意してくださいね。

赤白黄ケーブルを使う機器を接続する可能性が少しでもあるなら、変換ケーブルが必要な点も踏まえた上で、55E350Mを選んでおくのが確実です!

【主な違い4】本体の重量と消費電力

最後に、設置や電気代に関わる部分の違いも見ておきましょう。

  • 55E350R … 質量 10.0kg (スタンド含む) / 消費電力 132W
  • 55E350M … 質量 12.5kg (スタンド含む) / 消費電力 147W

まず、スタンドを含んだ重さが結構違います。55E350Rが10.0kgなのに対し、55E350Mは12.5kgと、2.5kgも重いんです。

2.5kgというと、2Lのペットボトル1本強の重さですね。テレビ台に一度置いてしまえばあまり気にならないかもしれませんが、壁掛けを検討している場合は注意が必要です。

壁掛け金具の耐荷重や、壁自体の強度確認も変わってくる可能性がありますし、設置作業の際も軽いほうが圧倒的にラクです。

女性一人での設置や、模様替えで頻繁に場所を動かす可能性がある場合も、軽い55E350Rのほうが扱いやすいですね。

また、消費電力も55E350Rのほうが132Wと、55E350Mの147Wに比べて15Wほど低く抑えられています。

これは、長時間テレビを見るご家庭にとっては、じわじわと電気代に影響してくる差と言えます。

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年間の消費電力量で見ると(114kWh vs 115kWh)大きな差ではありませんが、昨今の電気代高騰を考えると、少しでも省エネなモデルを選びたいというエコ意識の高い方には、55E350Rが優れています!

共通の仕様・変わらない機能

これまで違いばかりを見てきましたが、もちろん共通している部分もたくさんあります。

以下の基本的な機能は、どちらのモデルも同じです。

  • 55V型 4K液晶パネル (3840×2160)
  • 映像処理エンジン「レグザエンジンZR」
  • 新4K衛星放送チューナーを2基搭載(4K放送を見ながら、別の4K放送を裏録画OK)
  • 地上/BS/CSチューナーも2基搭載(地デジを見ながら、別の地デジを裏録画OK)
  • Dolby VisionやHDR10+、HLGなど多彩なHDR規格に対応
  • ネット動画対応(YouTube, Netflix, Prime Videoなど)
  • 無線LAN内蔵 (IEEE802.11a/b/g/n/ac)
  • HDMI入力端子 3系統 (eARC、ALLM対応)

つまり、テレビの「画質」や「基本的な録画機能(ダブルチューナー裏録)」、「ネット動画の対応状況」といった、テレビ視聴の核となる部分はまったく同じなんです。

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ですから、画質や4K放送の録画機能を目当てに選ぶのであれば、どちらを選んでも満足できるはずです!

【まとめ】「55E350R」「55E350M」どっちを選ぶべき?

さて、ここまで細かい違いを見てきました。

どちらがあなたに合っているか、まとめてみましょう!

55E350Rがおすすめな方↓

  • リモコンに話しかけて操作する「レグザボイス」を使いたい
  • テレビ内蔵スピーカーの音質を少しでも重視したい (20W出力 / 音質自動調整)
  • 少しでも消費電力を抑えたい、または本体が軽いほうがいい
  • ビデオ入力端子(赤白黄)は絶対に使う予定がない

55E350Mがおすすめな方↓

  • 古いDVDプレーヤーやレトロゲーム機など、ビデオ入力端子(赤白黄)を使う機器を接続したい
  • リモコンの音声操作は特に必要ない
  • スピーカーの音質や本体の重さ、わずかな消費電力の差は気にならない

55E350Rと55E350Mの違いは、画質そのものではなく、操作性や音質、接続端子といった「使い勝手」の部分が中心でした。

個人的には、今どきのテレビとして便利な「レグザボイス(音声操作)」が使えて、音質面でも少し有利、さらに省エネで軽量な55E350Rのほうが、多くの人にとって満足度が高いのではないかなと感じます。

ただ、どうしてもビデオ入力端子が必要な方にとっては、55E350M一択になりますね!迷っている方の使い方にピッタリ合うモデルを選んで、4Kテレビライフを楽しんでください!

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この記事を書いた人

元家電量販店店員の30代。何でも比較するのが趣味。
家電やガジェットの比較情報を主に発信しています!

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