登場から3年近く経つPlayStation 5。これまで小変更のマイナーチェンジはありましたが、いよいよPlayStation恒例の薄型化!
2023年11月のモデルチェンジでは、小型化・薄型化されただけでなく、いくつか変わった箇所があるので、新型PS5と旧型PS5の違いについて書きまとめました。
「PlayStation 5スリム」と噂されていた新型モデルについて解説していきます!
【比較】薄型の新型PS5スリムと旧型PS5の違いをチェック
新型 通常モデル CFI-2000A01 | 新型 デジタル・エディション CFI-2000B01 | 旧型 通常モデル | 旧型 デジタル・エディション | |
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CPU | x86-64-AMD Ryzen Zen 2 8コア/16スレッド 最大3.5GHz | x86-64-AMD Ryzen Zen 2 8コア/16スレッド 最大3.5GHz | x86-64-AMD Ryzen Zen 2 8コア/16スレッド 最大3.5GHz | x86-64-AMD Ryzen Zen 2 8コア/16スレッド 最大3.5GHz |
GPU | AMD Radeon RDNA 2-based graphics engine 最大2.23GHz | AMD Radeon RDNA 2-based graphics engine 最大2.23GHz | AMD Radeon RDNA 2-based graphics engine 最大2.23GHz | AMD Radeon RDNA 2-based graphics engine 最大2.23GHz |
システムメモリ | GDDR6 16GB | GDDR6 16GB | GDDR6 16GB | GDDR6 16GB |
SSD | 1TB | 1TB | 825GB | 825GB |
BD/DVDドライブ | Ultra HD Blu-ray | なし (後付けOK) | Ultra HD Blu-ray | なし (後付けNG) |
入出力端子(前面) | USB Type-C端子(SuperSpeed USB 10Gbps)x1 USB Type-C端子(Hi-Speed USB)x1 | USB Type-C端子(SuperSpeed USB 10Gbps)x1 USB Type-C端子(Hi-Speed USB)x1 | USB Type-C端子(SuperSpeed USB 10Gbps)x1 USB Type-A端子(Hi-Speed USB)x1 | USB Type-C端子(SuperSpeed USB 10Gbps)x1 USB Type-A端子(Hi-Speed USB)x1 |
入出力端子(背面) | USB Type-A端子(SuperSpeed USB 10Gbps)x2 | USB Type-A端子(SuperSpeed USB 10Gbps)x2 | USB Type-A端子(SuperSpeed USB 10Gbps)x2 | USB Type-A端子(SuperSpeed USB 10Gbps)x2 |
通信 | Ethernet (10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T) Wi-fi (IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax) | Ethernet (10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T) Wi-fi (IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax) | Ethernet (10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T) Wi-fi (IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax) | Ethernet (10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T) Wi-fi (IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax) |
外形寸法 (幅x高さx奥行) | 358x96x216mm | 358x80x216mm | 390x104x260㎝ | 390x92x260mm |
重量 | 約3.2kg | 約2.6kg | 約4.5kg (CFI-1000A01) 約4.2kg (CFI-1100A01) 約3.9kg (CFI-1200A01) | 約3.9kg (CFI-1000B01) 約3.6kg (CFI-1100B01) 約3.4kg (CFI-1200B01) |
価格(税込) | 79,980円(※9/2より) | 72,980円(※9/2より) | 60,478円 | 49,478円 |
【違い1】30%以上の小型化&スリットのあるデザインに変更
新型 通常モデル CFI-2000A01 | 新型 デジタル・エディション CFI-2000B01 | 旧型 通常モデル | 旧型 デジタル・エディション | |
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外形寸法 (幅x高さx奥行) | 358x96x216mm | 358x80x216mm | 390x104x260㎝ | 390x92x260mm |
重量 | 約3.2kg | 約2.6kg | 約4.5kg (CFI-1000A01) 約4.2kg (CFI-1100A01) 約3.9kg (CFI-1200A01) | 約3.9kg (CFI-1000B01) 約3.6kg (CFI-1100B01) 約3.4kg (CFI-1200B01) |
登場から数年後に小型化した新型が出るのはPlayStationの恒例ですよね。PS5も今回のモデルチェンジで小型化・薄型化がされました。
PS史上最も大きなサイズなPS5でしたが、30%以上の小型化を実現。またディスクドライブが着脱式になることから、中央部にスリットのあるデザインに変更されています。
重量については小変更のモデルチェンジでも軽量化がなされてきましたが、新型では、通常モデルが「約3.2kg」、デジタル・エディションが「約2.6kg」まで軽くなりました。
本体カバーも新型モデル用のものが登場予定で、同じように交換して楽しめます!スリットがあるため4分割のカバーとのことです。
新型PS5と旧型PS5のサイズ感の違いをチェック!並べてみるとかなり小型になっている
旧型PS5と新型PS5の実機を並べた写真を、ゲーム情報メディア4Gamer.net様より引用させていただいております。
30%以上の小型化と言われていますが、実際には縦だけでなく、厚みも大幅に細くなっており、かなりコンパクトになった印象です。
パッケージも小型化され、押し入れなどでの保管がしやすくなったのも地味に嬉しいポイント!
別売りの「縦置きスタンド」はメッキパーツ使用で高級感のあるスタンドに
縦置きスタンドのデザインも刷新。従来は黒い単色のスタンドでしたが、メッキパーツを使いより高級感のあるデザインになりました。
スタンドは別売で税込3,980円です。
【違い2】ディスクドライブが着脱式になり、デジタル・エディションでも後から追加できる
新型 通常モデル CFI-2000A01 | 新型 デジタル・エディション CFI-2000B01 | 旧型 通常モデル | 旧型 デジタル・エディション |
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Ultra HD Blu-ray | なし (後付け○) | Ultra HD Blu-ray | なし (後付け×) |
新型スリムPS5では、着脱式のディスクドライブに変更。
従来のデジタル・エディションでは、ダウンロード版のソフトしか利用できませんでしたが、新型モデルのデジタル・エディションのPS5では、後から別売りの「Ultra HD Blu-rayディスクドライブ」を追加することで、通常モデルと同じようにディスク版のソフトも遊べるようになります。
Ultra HD Blu-rayディスクドライブの価格は「11,980円」です。
【違い3】ストレージが825GBから1TBへ拡大
新型モデル | 旧型モデル |
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1TB | 825GB |
ストレージ容量が、「825GB」から「1TB」まで増加しました。
M.2 SSDの増設で内蔵ストレージの容量を増やすことはできますが、内蔵ストレージだけで遊びたい方には嬉しい変更ですね。
【違い4】前面のUSB端子が、USB-Cポートx2個に変更
新型モデル | 旧型モデル | |
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入出力端子(前面) | USB Type-C端子(SuperSpeed USB 10Gbps)x1 USB Type-C端子(Hi-Speed USB)x1 | USB Type-C端子(SuperSpeed USB 10Gbps)x1 USB Type-A端子(Hi-Speed USB)x1 |
入出力端子(背面) | USB Type-A端子(SuperSpeed USB 10Gbps)x2 | USB Type-A端子(SuperSpeed USB 10Gbps)x2 |
前面には「USB-A」「USB-C」1つずつのUSB端子が搭載されていましたが、新型では「USB-A」がなくなり「USB-C」の端子が2つに変更されました。
ただしー方は10Gbpsに対応していますが、もう一方はUSB 2.0 (約480Mbps)のままなので、端子の形状が変更されただけのようです。
背面端子は従来から引き続き、USB Type-A端子(SuperSpeed USB 10Gbps)が2つ採用されています。
【違い5】新型スリムPS5は少し値上がり ※2024年9月再値上げ
価格は円安の影響などもあってか、少し値上がりしていています。
通常モデルが「66,980円」、デジタル・エディションが「59,980円」です。
2024年9月に再値上げとなりました。
通常モデルが「79,980円」、デジタル・エディションが「72,980円」です。
余談ですが、デジタル・エディションのほうが7,000円ほど安く購入できますが、11,980円するUltra HD Blu-rayディスクドライブを後付けする場合は通常モデルよりも高額になってしまいます。Ultra HD Blu-rayディスクドライブを利用する予定がある方は、最初から通常モデルがおすすめです。
新型PS5と旧型PS5はどちらがおすすめ?
これからPS5を購入される方で、新型PS5と旧型PS5はどちらをがおすすめなのか簡単にまとめてみました!
やはり今回の新型PS5の魅力は30%以上の小型化。旧型モデルはテレビ台に入れるのが困難なサイズでしたが、小型化された新型モデルはテレビ台によっては収納できる可能性が高まります。お使いのテレビ台のサイズにもよりますが、テレビ台に収納したい方は新型PS5がおすすめです。
ただし性能はとくに変わっていないので、サイズが気にならず、純粋にゲームを楽しめればいいという方は、在庫品や中古品などで少し安く購入できる旧型PS5がおすすめではないでしょうか。
ちなみに既に旧型PS5をお持ちの方は、テレビ台に入れたいなどの目的がなければ、新型PS5に買い替える必要性はほぼないと思います。
新型モデル
旧型モデル
まとめ
- 30%以上の小型化&スリットのあるデザインに変更
- ディスクドライブが着脱式になり、デジタル・エディションでも後から追加できる
- ストレージが825GBから1TBへ拡大
- 前面のUSB端子が、USB-Cポートx2個に変更
- 新型モデルは少し値上げ
新型の薄型スリムPS5が登場し、旧型との違いを比較・まとめてみました。
性能面ではほぼ変わらないので、旧型モデルから買い替える必要はないと思いますが、ゲーム機としては随分と大型なPS5が、スリム化されたのは嬉しい方も多いのではないでしょうか。
ただし性能は変わらず、値段も上がってるため、安く購入したい方は在庫品や中古品の旧型モデルを狙うのもおすすめです。
新型モデル
旧型モデル
画像引用元:SONY