Lightning端子ではなく、USB-C(USB Type-C)端子になったiPhone 15シリーズと一緒に「AirPods Pro 第2世代(USB-C)」が登場しました。
製品名は、AirPods Pro 第2世代のままで、USB-C端子に変更されただけのようにも思えますが、実は他にもいくつか変わった箇所があります。
この記事では、AirPods Pro 第2世代(USB-C)とAirPods Pro 第2世代(Lightning)の違いを解説していきます!
USB-Cに変更されただけじゃない、Lightningモデルとの3つの違い
【違い1】充電端子が「Lightning」から「USB-C」に変更
まず名前からもわかる通り、充電端子が「Lightning端子」から「USB-C端子」に変更されました。
これまでのAirPodsシリーズは全て「Lightning」でしたが、2023年9月に発売のiPhone 15シリーズが「USB-C」を採用するのと合わせて、AirPods Pro 第2世代にも「USB-C」が採用。
iPhoneだけでなく、既にiPadやMacBookはUSB-C化が進んでいるので、1つのUSB-C充電器を共有できるようになります!
【違い2】IP54保護等級になり「防塵性能」が向上
AirPods Pro 第2世代 (USB-C) | AirPods Pro 第2世代 (Lightning) |
---|---|
IP54 | IPX4 |
AirPods Pro 第2世代 (Lightning)はIPX4保護等級の耐汗耐水性能がありましたが、AirPods Pro 第2世代 (USB-C)では、IP54保護等級に上がり、防塵性能も向上。
粉塵にも強くなり、より安心して使えるようになりました。
【違い3】「Apple Vision Pro」でのロスレスオーディオに対応
AirPods Pro 第2世代 (USB-C) | AirPods Pro 第2世代 (Lightning) |
---|---|
対応 | 非対応 |
2024年に日本でも発売された「Apple Vision Pro」
理由はわかりませんが、AirPods Pro 第2世代(USB-C)のみ、「Apple Vision Pro」でのロスレスオーディオに対応とのことです。
ちなみに、ロスレスオーディオが使えないだけで、Apple Vision Proの音声をAirPods Proで楽しむことは可能とのこと。
またLightningモデルのAirPods Proを、USB-Cモデルのケースに入れ替えてもこの機能は使えないようです。
これから買うなら「AirPods Pro 第2世代(USB-C)」と「AirPods Pro 第2世代(Lightning)」どちらがおすすめ?
今後はUSB-Cモデルのみの販売に切り替わるはずですが、現在は「AirPods Pro 第2世代(USB-C)」と「AirPods Pro 第2世代(Lightning)」どちらも販売されているショップもあります。
そこでこれから買う方はどちらを選べばいいか簡単にまとめてみました。
まずUSB-C端子や、Apple Vision Proのロスレスオーディオを利用する予定がある方は「AirPods Pro 第2世代(USB-C)がおすすめです。
そして「AirPods Pro 第2世代(Lightning)」は旧型になったことで、USB-Cモデルよりも数千円ほど安く販売されていることが多いため、安くお得に購入したい方におすすめではないでしょうか。Apple Vision Proのロスレスオーディオ以外は基本的に同じ体感が得られるので、「AirPods Pro 第2世代(Lightning)」も全然おすすめモデルです。
まとめ
- 充電端子が「Lightning」から「USB-C」に変更
- IP54保護等級になり「防塵性能」が向上
- 「Apple Vision Pro」でのロスレスオーディオに対応 (※通常の音声を楽しむことは可能)
AirPods Pro 第2世代(USB-C)と、AirPods Pro 第2世代(Lightning)の違いをまとめてみました。
端子の変更だけでなく、「防塵性能」やApple Vision Proでのロスレスオーディオに対応にするなどの進化もあり、まだ発売から1年ほどしか経たないLightningモデルを使っている身としては少し複雑な気持ちにもなりました。
ただし筆者の場合は、有線で充電することはほぼありませんし、Apple Vision Proを購入するとしても当分先なので、買い替えずにこのままAirPods Pro 第2世代(Lightning)を使い続ける予定です。
Lightningモデルが安く販売されていることが多いので、新機能が不要なら、安いLightningモデルもおすすめです!
画像引用元:Apple