「Super Retina ディスプレイ」は画面焼けする?
「iPhone X」ではこれまでとは違う「Super Retina ディスプレイ(OLED)」が採用されました。
「Super Retina ディスプレイ(OLED)」は有機ELディスプレイで、自発光できるので自然な発色することができ、液晶よりも高画質と言われています。
またバックライトが不要なため本体を薄くすることにも貢献できます。
しかし有機ELディスプレイにも弱点があります。
それは「画面の焼き付き」です。
焼き付きとは、ディスプレイに同じ画面を表示し続けることで、その画面がいつまでも残像のように残り続けてしうまう現象のことを言います。
有機ELディスプレイを搭載したスマートフォンの店頭デモ機を見ると、焼きついた端末が何台か見受けられました。
発売されたばかりの「iPhone X」ではまだ聞いたことがありませんが、有機ELディスプレイなので、過酷な使い方をすれば画面が焼ける可能性が高いです。
しかし気をつけて使えば、焼きつくことはほとんどないので、気をつけるポイントとおすすめの設定方法を紹介します。
画面焼け対策
①明るさを自動調整&明るさを抑える
有機ELディスプレイは、明るくさせすぎると焼き付きやすいため、明るすぎる場合は明るさを抑えることを勧めます。
「明るさの自動調節」を使って、周囲光に合わせてディスプレイの明るさが自動的に調整されるように設定しましょう。
「明るさの自動調節」は標準ではオンになっています。
「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「ディスプレイ調整」の順に選択すると設定変更できます。
またそれでも明るすぎる場合は、手動でも明るさを下げるようにするといいでしょう。
②使わないときの自動ロック時間を短く
同じ画面のまま長時間表示させ続けると、表示された文字や画像が跡になりやすくなります。
iPhoneを使わないときの自動ロック時間を短く設定して、使わないときはすぐに画面が消えるようにしましょう。
「設定」>「画面表示と明るさ」>「自動ロック」の順に選択するとロック時間の変更ができます。
また使わないときは、自分でサイドボタンを押し、小まめに画面を消すように心がけるといいでしょう。
③静止画像を最大輝度で長時間表示し続けるのは絶対NG
一番やってはいけないのが、静止画像を最大輝度で長時間表示し続けることです。
デジタルフォトフレームみたいな使い方は絶対にNGです。
まとめ
- 画面の明るさを抑える
- 長時間表示させない
この2つのことに注意すれば、画面が焼きつくことは滅多にないと思います。
一番悪いのは店頭デモ機。
常に画面が表示されている端末もあったり、キレイに見せるために明るさも上げてあります。
まだ発売さればばかりの「iPhone X」では見たことありませんが、Androidの有機ELディスプレイの端末は、何台か画面が焼きついているものを見かけたことがあります。
店頭デモ機とは仕様状況がまったく異なるので、そこまで心配することはないと思いますが、長く使用する場合はとくに注意しながら使用しましょう。