2022年3月に新型iPad Air (第5世代)が発表されました!
そしてiPad Airを検討される方が、ほぼ必ず迷ってしまうのが「iPad Pro 11」の存在です。
従来は異なるチップが搭載され処理性能も差別化されてたのが、どちらも同じチップが採用され、ますます選び方が難しくなりました…!
iPad Pro 11インチ (第3世代)とiPad Air(第5世代)の大まかな比較表
iPad Pro 11 (第3世代) | iPad Air (第5世代) | |
---|---|---|
画面サイズ | 11インチ | 10.9インチ |
画面性能 | ★★★ (リフレッシュレートが高い) | ★★☆ |
処理性能 | ★★★ | ★★★ |
カメラ | 12MP広角カメラ 10MP超広角カメラ LiDARスキャナ | 12MP広角カメラ |
生体認証 | 顔認証 | 指紋認証 |
充電端子 | USB-C (Thunderbolt対応) | USB-C |
スピーカー | 4スピーカー | 2スピーカー (横向き) |
Apple Pencil | 第2世代 | 第2世代 |
キーボード |
Magic Keyboard Smart Keyboard Folio Bluetoothキーボード |
Magic Keyboard Smart Keyboard Folio Bluetoothキーボード |
価格 (税込) | 117,800円〜 | 84,800円〜 |
ざっくりまとめるとこんな感じ!
下で解説していきますが、見た目のデザインはそんなに変わらないものの、細かな部分が少し違いますね。
iPad Air(第5世代)とiPad Pro 11(第3世代)で大きな違い
①動きのある表示が滑らかになる「ProMotionテクノロジー」の有無
iPad Pro 11 (第3世代) | iPad Air (第5世代) | |
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画面サイズ | 11インチ | 10.9インチ |
ディスプレイ | Liquid Retinaディスプレイ | Liquid Retinaディスプレイ |
最大輝度 | 最大輝度600ニト | 最大輝度500ニト |
耐指紋性撥油コーティング | ○ | ○ |
フルラミネーションディスプレイ | ○ | ○ |
反射防止コーティング | ○ | ○ |
ProMotionテクノロジー | ○ | – |
広色域ディスプレイ(P3) | ○ | ○ |
True Toneディスプレイ | ○ | ○ |
個人的にProとAirで最も大きな違いは、ディスプレイの「ProMotionテクノロジー」です。
ProMotionテクノロジーとは、ディスプレイのリフレッシュレートを2倍の通常の60Hzから120Hzまで上げる機能。
ブラウザのスクロールなど動きのある表示を滑らかに表示してくれるので、目が疲れにくくなったり、Apple Pencilの追従性が高まるというメリットがあります。
スローモーションで、ProMotionテクノロジー対応の機種と、非対応の機種を並べてスクロールしてみたところ、非対応の機種はカクカクなのに対し、対応機種はぬるぬる動いてて驚きました…!
あと若干の差ですが、画面の最大輝度もProのほうが少し明るい為、屋外で使用するときに見やすくなります。
②「顔認証」か、「指紋認証」か
iPad Pro 11 (第3世代) | iPad Air (第5世代) | |
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生体認証 | Face ID (顔認証) | Touch ID (指紋認証) |
Airも全画面のディスプレイなので、一見、顔認証の「Face ID」なんじゃ?と思ってしまうかもしれませんが、指紋認証の「Touch ID」になります。
Proと同じ位置にあるトップボタンに指紋センサーが内蔵されていて、ここに指を当ててロック解除ができます。
Proは「Face ID」で、顔認証となります。
③カメラ(超広角カメラ・LiDARスキャナがあるか、ないか)
iPad Pro 11 (第3世代) | iPad Air (第5世代) | |
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アウトカメラ |
広角:12MP 超広角:10MP | 広角:12MP |
フロントカメラ | 12MP | 12MP |
LiDARスキャナ | ○ | – |
Proには、広角レンズの他に、iPhoneと同じ「超広角」レンズが搭載されます。
風景などを撮るときに重宝するカメラではありますが、個人的にはiPhoneばかりでiPadで写真を撮ることは滅多にないので、Airのカメラでも十分だと思っています。
またProにのみ、「LiDARスキャナ」と呼ばれる、被写体との距離を測ってARをより忠実に表示させたり、カメラの性能を高める機能も搭載。
④スピーカーの数
iPad Pro 11 (第3世代) | iPad Air (第5世代) | |
---|---|---|
スピーカー | 4スピーカー | 2スピーカー (横向き) |
スピーカーの数が異なり、とくに縦向きで使用時に違いがでます。
両機種とも横向きで使用するときはステレオで左右から音が流れますが、Proでは縦向き使用時でも左右からステレオ再生されるのに対し、Airでは上と下から流れてしまうため、左右からのステレオ感はありません。
⑤ストレージ容量と価格
iPad Pro 11 (第3世代) | iPad Air (第5世代) | |
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64GB | – | 84,800円 (106,800円) |
128GB | 117,800円 (139,800円) | – |
256GB | 132,800円 (154,800円) | 106,800円 (128,800円) |
512GB | 162,800円 (184,800円) | – |
1TB | 222,800円 (244,800円) | – |
2TB | 282,800円 (304,800円) | – |
ストレージ容量は、Airは64GBと256GBの2つの容量からしか選べないのに対し、Proは128GB〜2TBまで豊富なモデルから選べます。
Airの64GBはお求めやすい価格ではありますが、128GBの設定がなく、64GBの次は256GBを選ぶしかありません。
そうなると価格が一気に上がり、256GBのAirに約2000円ほど足すとProの128GBが買えてしまうんです。
どちらの機種でも、ほとんど変わらないところ
①処理性能
iPad Pro 11 (第3世代) | iPad Air (第5世代) | |
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チップ | M1チップ | M1チップ |
メモリ容量 | 8GBまたは16GB | 8GB |
両機種とも、Macでも好評な「M1」チップが搭載されています!
iPadにはオーバースペックとも思われるくらいの高性能なチップなので、性能不足を感じることはほぼないと思っていいでしょう。
ただし、iPad Proはストレージ容量1TB、2TBのモデルを選んだ場合のみ、メモリ容量が2倍の「16GB」になります。
②「Apple Pencil 2」「Magic Keyboard」などの対応する周辺機器
「Apple Pencil 2」「Magic Keyboard」「Smart Keyboard Folio」といったアクセサリーは、どちらの機種にも対応で、使い回すことも可能です。
Magic Keyboardには、トラックパッドも搭載されているため、パソコンに近い操作ができるようになりますよ!
【まとめ】
- ProMotionテクノロジーで滑らかな表示・Apple Pencilの追従性を高めたい
- 128GBモデルが欲しい(64GBだと足りないけど256GBは余る)
- 縦向きの時でもステレオ再生したい
- Face ID(顔認証)が好み
- 64GBモデルをリーズナブルな価格で入手したい
- Touch ID(指紋認証)が好み
処理性能の差はほぼありませんが、ProMotionテクノロジーの有無で、動きのある表示をさせると結構違います。
正直、見比べなければ気になることはほぼありませんが、iPhone 13 Pro以降のProMoton採用機種を使われている方は、iPadもProMotionのあるProを使ったほうが違和感少なく使えると思います。
またAirは64GBならリーズナブルに購入できますが、ストレージを増やそうとすると256GBになってしまい価格も結構上がってしまいます。
もし256GBまでは必要なく、128GBで足りそうな場合は、256GBにAirと価格も近いiPad Proの128GBも検討してみてはいかがでしょうか。