パナソニックのブルーレイレコーダー「ディーガ」から、新しい選択肢が登場しました。
店頭やネットショップで「DMR-4TS204S」と「DMR-4TS204」という2つのモデルを見比べて、「型番の最後に『S』が付くか付かないかで、何が違うの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
実はこの2機種、「DMR-4TS204S」が2025年発売の最新モデル、「DMR-4TS204」が2024年発売の旧型モデルという関係になります。
編集長この記事では、見落としがちな違いと、詳細なスペック比較を含めて、どちらを選ぶのが正解なのかわかりやすく解説していきます!
DMR-4TS204SとDMR-4TS204の違いを比較
まずは、詳細な仕様と違いを表で確認してみましょう。基本性能は驚くほど一緒ですが、一番下の「付属品」の項目に決定的な違いがあります。
| 項目 | DMR-4TS204S (新型) | DMR-4TS204 (旧型) |
| 発売時期 | 2025年発売 | 2024年発売 |
| HDD容量 | 2TB | 2TB |
| チューナー数 | 3 (4K×1、地/BS/CS×2) | 3 (4K×1、地/BS/CS×2) |
| Ultra HD Blu-ray | 再生対応 | 再生対応 |
| スマホ連携 | どこでもディーガ対応 | どこでもディーガ対応 |
| HDMI出力 | 1系統 | 1系統 |
| USB端子 | 2系統 (USB2.0/USB3.0) | 2系統 (USB2.0/USB3.0) |
| LAN端子 | あり (100BASE-TX) | あり (100BASE-TX) |
| サイズ | 幅430×高49×奥179mm | 幅430×高49×奥179mm |
| 重量 | 約2.2kg | 約2.2kg |
| 消費電力 | 約26W | 約26W |
| 付属品 | リモコン 電源コード | リモコン 電源コード 同軸ケーブル |
このように、主要なスペックを並べてみても、中身は双子のように同じであることがわかります!
【主な違い1】アンテナケーブル(同軸ケーブル)の有無
| モデル | DMR-4TS204S (新型) | DMR-4TS204 (旧型) |
| 同軸ケーブル | なし | あり |
最大にして唯一の物理的な違いがこれです。テレビとレコーダーをつなぐために必須となる「アンテナケーブル(同軸ケーブル)」が入っているかどうかの差です。
2024年モデルの「DMR-4TS204(旧型)」には、買ってすぐに接続できるように長さ1本分の同軸ケーブルが同梱されていました。
しかし、2025年モデルの「DMR-4TS204S(新型)」では、このケーブルが付属しません。
これは近年の「資源の無駄を省く(SDGs)」という流れや、コストカットの一環だと考えられます。「買い替えの人は、今まで使っていたケーブルがあるから不要ですよね?」というスタンスに変わったわけですね。



もし、初めてレコーダーを買う人がうっかり新型の「DMR-4TS204S」を選んでしまうと、家に帰ってから「ケーブルがなくてテレビに繋げない!」と焦ることになるので注意が必要です!
【主な違い2】実勢価格と選び方
| モデル | DMR-4TS204S (新型) | DMR-4TS204 (旧型) |
| 価格傾向 | 発売直後でやや高め | 型落ちで安くなる可能性あり |
2つ目は価格の違いです。
新型の「DMR-4TS204S」は発売直後のため、どうしても価格が定価(初値)に近くなります。一方、旧型の「DMR-4TS204」は発売から1年が経過しており、在庫処分価格で安く手に入るチャンスがあります。
中身(画質や録画機能、処理速度など)は全く同じなので、純粋に「本体価格の差」と「ケーブル代(約1,000円〜1,500円)」を計算して選ぶのが賢い方法です。



もし旧型DMR-4TS204の方が安く売られているなら、ケーブルも付いていてお買い得と言えるでしょう!
共通の仕様・変わらない機能


- たっぷり録れる「2TB HDD」
- スマホで番組が見られる「どこでもディーガ」
- 4K放送も美しく残せる「4Kチューナー内蔵」
- Ultra HD Blu-ray再生対応
2025年モデルになっても、基本性能は2024年モデルから据え置きです。
どちらもパナソニックの「4Kリアルクロマプロセッサ」を搭載しており、ドラマやアニメを美しく録画・再生できます。また、Ultra HD Blu-ray(4Kブルーレイ)の再生にも対応しているので、映画好きの方も満足できるスペックです。



「新型だから画質が良いはず」「動作が速いはず」といった違いはありませんので、純粋に付属品と価格だけで選んでしまって大丈夫です!
【まとめ】「DMR-4TS204S」と「DMR-4TS204」どっちを選ぶべき?
最後に、どちらがどんな人に向いているかをまとめておきます!
- 今まで使っていたレコーダーからの買い替えである
- 家に余っているアンテナケーブルがある
- 製造日が新しいモデルの方がなんとなく安心する
- 初めてレコーダーを購入する(新規設置)
- 手持ちのケーブルが古くなっているので新品が欲しい
- 型落ちで安くなっている在庫を見つけた
今回の結論は、「ケーブルを持っているなら、安い方を選べばOK」です。
もし店頭やネットで見て、旧型の「DMR-4TS204」が新型より安く売っていたら、迷わずそちらを選びましょう。ケーブルが付いている分、さらにお得です。
逆に、価格差がほとんどない場合や、すでに旧型の在庫がなくなっている場合は、新型の「DMR-4TS204S」を選べば間違いありません。その際は、必要に応じてアンテナケーブルの準備だけ忘れないようにしてくださいね!










