この記事では、プラモデル作りに使えるミニリューターを7台紹介します!
見た目はどれも似たペン型で、回転数の数字ばかりが並んでいて選びにくいんですよね。
見るところは低速側の回転数と、手持ちのビットが挿さる軸径かどうか。
編集長それでは、選ぶときに見ておきたいところから順に見ていきましょう!
プラモデル用ミニリューターの選び方|失敗しない6つのポイント


- 変速どこまで遅く回せるかが一番効きます
- トルク低回転でも止まらない粘りがあるか
- 軸径手持ちのビットが挿さる太さかどうか
- 電源コード式・USB給電・充電式の3通り
- 重さペンのように支えられる100g前後か
- 定格連続で何分まわせるかの上限
低速側の回転数から見ていくと早く絞れます。プラスチックは摩擦熱に弱く、高回転で当て続けると削れる前に溶けてしまうためです。
とはいえ回転を落とすと今度は止まりやすくなります。そこで効いてくるのがトルク。低回転でも粘って回り続けるモデルなら、ゲート跡の処理でも刃が食い込んだまま固まりにくいはずです!
軸径の確認も飛ばせません。模型用の先端工具は2.35mm軸のものが多く、コレットの対応径が合っていないと手持ちのビットが1本も挿さらない、ということが起きます。
残りは作業のしかたしだいでしょう。電源の取り方も重さも、机に座って長く削るのか、思いついたときだけ持つのかで答えが変わってきます。



どこまで遅く回せるか、そこにビットが挿さるか。この2つを押さえておけば大きく外しにくいはずです!
① ウェーブ ホビーツールシリーズ ハンディルーターMk.1 USB給電タイプ HT-200
8月25日 6:23時点の価格です(変動します)
- 軸径0.3〜3.0mmまで挿さります
- 回転3,000〜12,000回転/分の範囲
- 電源USBから給電。ACアダプターもPCも可
- 付属先端ビット10本とプラケース入り
- 定格連続使用は15分まで
「HT-200」を作っているのは、プラモデル用品でおなじみのウェーブです。模型を作る人の手元を長く見てきたメーカーの1本ですね。
効いてくるのは、軸径0.3〜3.0mmまで挿さるところ。細いドリルから太めの砥石まで、手持ちのビットをそのまま回せます。
電源はUSBです。市販のACアダプターでもパソコンのポートでも動くので、机まわりのコンセントを1つ空けずに済むのは助かりますね。
ただし連続で回せるのは15分まで。長丁場の日はひと呼吸置きながら進めることになりますが、それでも手ヤスリよりはずっと速いです!



ビットの軸径を気にせず買い足していけるので、削り方を増やしたくなったときに詰まりません!
② アルゴファイル ハイパーハンディミニルーター ARTIMA AT ART120
アルゴファイル(Argofile)
アルゴファイル(Argofile) ハイパーハンディミニルーター ARTIMA AT -アルティマ オートトルク- ART120
8月25日 6:23時点の価格です(変動します)
- トルク負荷を検知して回転を保つ自動制御
- 回転1,800〜12,500回転/分の無段階変速
- 重さ本体81.8gで全長は約16cm
- チャックΦ2.34とΦ3.0の2種類が付属
- 付属ゴムスタンドと先端工具3種を同梱
削っている最中に回転が落ちて、刃が食い込んだまま止まる。あの引っかかりを機械の側で拾ってくれるのが「ARTIMA AT」です。
抵抗を検知して電流を増やし、回転を保つしくみで、アルゴファイルはハンディールーターとして世界初としています。日本・ドイツ・中国で実用新案も取得済みです。
生きてくるのは、樹脂を削るときでしょう。低回転で粘ってくれるので、プラが溶ける手前の速さを保ったまま削り進められます!
本体は81.8gで、全長は約16cmです。ペンより少し太いくらいの見た目なので、細かいところを覗き込みながら削る姿勢でも手首が固まりにくいはずです。
価格は今回の7台で上のほう。ただ、精密ベアリングで静かに回るとされているので、夜に手を動かす人ほど返ってくるものが大きいでしょう。
ポイント低回転でも止まりにくいので、樹脂の切削や研磨を長く続ける方に向きます。動作音が抑えられている点も、家族が寝たあとに手を動かす方には合うところです。
③ Fanttik F2 Master ミニルーター 5段変速 コードレス
Amazonタイムセール対象|9/3まで
8月25日 6:23時点の価格です(変動します)
- 回転最高25,000回転/分の5段変速
- 動力ブラシレスのホローカップモーター
- 充電USB-Cから約60分で満充電
- 収納35点のビットが回転式ハブに収まる
- 照明先端側に作業用のLEDライト
最高25,000回転/分。今回の7台で一番速く回るのが「F2 Master」です!
速いだけではありません。ブラシレスのホローカップモーターを積んでいて、従来型のモーターに比べて動作音を約30%抑えたとしています。発熱が少ない点も挙げられています。
充電はUSB-Cから約60分。コードが手にまとわりつかないので、パーツを持ち替えながら角度を変える作業でも取り回しが軽いですね!
充電しながらは使えません。コレットは3/32インチ軸用で、公式はこれを2.3mmと表記しています。買い足すビットもこの規格に合わせましょう。



電源の場所を探さずに削り始められるので、思いついたときにすぐ手が動かせます!
④ プロクソン ミニルーター MM100 No.28525
プロクソン(PROXXON)
8月25日 6:23時点の価格です(変動します)
- 変速8,000〜18,000回転の無段電子制御
- 電源AC100Vのコード式で消費電力35W
- チャックφ2.35とφ3.0の2種類が付属
- 用途模型工作から彫金・穴あけまで
- 定格連続使用は15分まで
机に据えて長く削るなら「MM100」。プロクソンのミニルーター本体のなかでも、上のほうに置かれているモデルです。
回転数は8,000〜18,000回転/分で、無段電子コントロールが付いています。ダイヤルの位置で速さが決まるので、素材を替えるたびに手が止まりません!
ただし下限は8,000回転/分。うんと低速で当てたい人には向きませんが、そのかわり金属やレジンのような硬い相手にも力負けしにくいでしょう。
コード式なので、電池の残りを気にする場面がありません。ひと晩まとめて削る日には、この気楽さがじわじわ効いてきます!
ポイント腰を据えて削る時間が長い方向けです。無段電子コントロールで速さを追い込めるうえ、コード式なので回し続けても充電待ちが発生しません。
⑤ アストロプロダクツ 充電式 ホビールーター
- 変速5,000/9,000/14,000回転の3段
- 重さ本体93gで全長146mm
- 電源3.6V・600mAhのリチウムイオン
- 充電USBで約2時間・使用可能時間約80分
- 軸径Φ2.35mmのコレットに対応
まずは手ごろな1本から試したい。その入り口にちょうどいいのが、アストロプロダクツの「充電式 ホビールーター」です。
回転は5,000/9,000/14,000回転/分の3段階。一番下が5,000回転/分まで落ちるので、プラを溶かさずに削れる速さから始められます!
本体は93gで、長さは146mmです。指先で支えられる大きさなので、小さなパーツを手に持ったまま角を落とすような作業とも相性がいいです。
USBで約2時間充電すれば使用可能時間は約80分。ただし定格使用時間は15分なので、続けて削らずにときどき休ませながら進めてくださいね!



一番遅い5,000回転から使えるので、力の加減をつかむ最初の1台として手を出しやすいですね!
⑥ プロクソン ミニルーター MM20 No.26700
8月25日 6:23時点の価格です(変動します)
- 回転16,500回転/分の固定式
- 重さ150gで長さ195mmの細身
- 軸径φ2.35mm専用のシャフト
- 付属ビット3本と専用ケースが同梱
- 電源AC100Vのコード式で消費電力15W
「MM20」には、回転数を変えるつまみがありません。スイッチを入れれば16,500回転/分で回るだけです。
この割り切りが効いています!設定を考えなくていいぶん、削る力の入れ方だけに集中できるので、はじめの1台としては素直に扱えるでしょう。
ただし速さを落とせないので、プラに当てっぱなしにすると溶けます。当てては離す、を繰り返す使い方が前提になります。
シャフトはφ2.35mm専用。模型用の先端工具でよく見かける太さなので、店頭で買い足したビットをそのまま挿していけますね!
ポイント変速の要らない方向けです。φ2.35mm専用のシャフトにビット3本と専用ケースが付いてくるので、届いたその日から削り始められます。
⑦ タミヤ クラフトツールシリーズ No.42 電動ハンディリューター 74042
8月25日 6:23時点の価格です(変動します)
- 組立接着剤の要らないはめ込み式キット
- 回転7,800回転/分の高回転トルク型
- 操作引きがね式トリガーとスイッチロック
- 電源単3形電池2本で動きます(別売)
- ビット球状ヤスリ1本付き。軸径2.4mmも可
箱を開けても、まだリューターの形をしていません。「電動ハンディリューター」はタミヤらしく、自分で組み立てるキットになっています。
組立に接着剤は要りません。はめ込みとビス止めだけで完成するので、プラモデルを作る人ならむしろ楽しい時間になるはずです!
回転は7,800回転/分。数字だけ見れば控えめですが、公式は高回転トルクタイプと説明していて、削り加工へ振った味付けです。
握りはピストルグリップ型で、スイッチは引きがね式のトリガーになっています。トリガーガードとスイッチロックが付いているので、机に置いたときの誤作動も防げます。ここは組立キットとは思えない気配りですね!
使えるのはプラスチックと木工まで。金属の加工には使わないよう公式が注意していますし、切りくずが飛ぶので保護メガネも用意しておきたいですね。



組み立てるところから始まるので、道具そのものにも愛着がわいてくるでしょう!
まとめ
最後に、どんな人にどれが向くかを整理しておきますね。
はじめの1台ならウェーブの「HT-200」、腰を据えて削るならプロクソンの「MM100」、といった感じで選ぶのがおすすめです。
樹脂を低速でじっくり削りたいならアルゴファイルの「ARTIMA AT」がイチオシです!コードから離れたい方には「F2 Master」が合います。
どれを選んでも、手ヤスリだけで進めていた頃には戻りにくくなるでしょう。まずは軸径さえ合わせておけば、ビットはあとから増やしていけます。



削る時間が短くなると、そのぶん組む時間と塗る時間に回せますよ!
8月25日 6:23時点の価格です(変動します)
アルゴファイル(Argofile)
アルゴファイル(Argofile) ハイパーハンディミニルーター ARTIMA AT -アルティマ オートトルク- ART120
8月25日 6:23時点の価格です(変動します)










