iPad用のトラックパッドとキーボードを搭載した「Magic Keyboard」と「Logicool Folio Touch」がありますが、どちらを選んだらいいか迷われる方も多いのではないでしょうか。
今回はどちらも実際に使用した僕が、それぞれの特徴や、使いやすさをまとめてみたので、迷われてる方の参考にしていただけると幸いです!
「Magic Keyboard」「Logicool Folio Touch」比較表
Magic Keyboard | Folio Touch | |
---|---|---|
キーボードの打ちやすさ | ★★★ | ★★☆ ※JIS/US配列が選べない |
ショートカットキー | × | ○ |
キーボードのバックライト | ○ | ○ |
トラックパッドの操作性 | ★★★ | ★★☆ ※クリックで押し込めない部分がある |
タブレットとしての使いやすさ | ★☆☆ ※カバーを裏側に回せない。分離が必須 | ★★★ |
Apple Pencilとの相性 | ★☆☆ ※分離しないと書きにくい | ★★★ |
保護性能 | ★★☆ ※側面が保護されない | ★★★ |
重量 | 595 g | 646 g |
価格 (税込) | 34,980円 | 19,580円 |
下で1つ1つ説明していきますが、簡単に表にまとめてみました!
結論から言いますと、パソコンとしても使いやすさは「Magic Keyboard」で、タブレットとしての使いやすさは「Folio Touch」という結果になりました。(僕個人の感想)
①キーボードの使いやすさ
Magic Keyboardは「JIS配列」「US配列」を選べるが、Folio Touchは選べない
Magic Keyboard | Folio Touch | |
---|---|---|
JIS配列 (日本語) | ○ | △ ※Air 4用のみJIS配列 |
US配列 (英語) | ○ | △ ※Air 4用以外はUS配列 |
意外と見落としなのが、キーボードの言語…!
Magic Keyboardは「JIS配列」と「US配列」、どちらも販売されているので好きなほうを選べますが、Folio Touchでは選べません。
Folio Touchはほとんどのものが「US配列」のみで、なぜかiPad Air (第4世代)用のものだけが「JIS配列」となります。
配列によって、スペースのキー両脇の言語切り替えキーの有無だったり、記号の位置が変わってしまうので、慣れた言語のキーボードを選べる「Magic Keyboard」の方が優位です。
タイピングはどちらも良
どちらもノートパソコンでも多く採用されている「シザー方式」のキーボードなので、タイピングはしやすいです。
ただしどちらも一般的なノートパソコンと比べると、幅が狭くキーは小さめなので、さすがにMacBookなどと比べると打ちやすさは劣ります。
Folio Touchにのみにある「ショートカットキー」が便利
Folio Touchには、キーボードの一番上の行に「ショートカットキー」があります。
画面の明るさや音量調整などが、キーボードで簡単に操作できるのは結構便利!
Folio Touchは奥行きが必要
Folio Touchは、MicrosoftのSurfaceと同じ「キックスタンド」で本体を支える仕組みのため、使用するときは場所を大きく使用します。
②トラックパッド
Folio Touchのトラックパッドは、クリックで押し込めない部分があるのが残念
実際に使ってみて残念だったのが、Folio Touchのトラックパッドは上側の部分が押し込めないこと…!
Magic Keyboardのトラックパッドでは全面どこでも押し込めるのですが、Folio Touchのトラックパッドは上の部分が押し込めないため、快適さは劣ります。
Folio Touchのトラックパッドは、たまに反応しなくなることがある (自分だけかも?)
これは自分だけかもしれませんが、Folio Touchのトラックパッドは、たまにカーソルが動かなくなったりすることがあります。
そのときはトップボタンで画面を一度消して、またつければ、復活するのですが、ちょっと気になりますね。
自分のがたまたま不具合を起こしている可能性のもありますし、バージョンなどの相性で起こっているのかもしれません。
③タブレットとしての使いやすさ
Folio Touchはキーボードを裏側まで回せるが、Magic Keyboardはできない
Folio Touchの場合、キーボード操作が不要なときは、iPad本体の背面までぐるっと回せるので、今ままで通りのタブレットとしての使いやさは損なわれません。(※重量は増すので手は疲れますが)
Magic Keyboardの場合は、一定の角度までしか開かず、本体の裏側まで回せないので、タブレットしての使いやすさは正直微妙…
ただ本体との分離が簡単にできるので、手に持って使いたい時は本体だけを手に取って使うことができます。
④Apple Pencilとしての使い勝手
Apple Pencilと相性がいいと思ったのは、Folio Touchです。その理由がこちら↓
- スケッチモードで程よい角度で使える
- カバーを装着したままキーボードを裏返しにできる
Magic KeyboardでApple Pencilをじっくり使うときは、分離させないと書きにくいですが、Folio Touchはスケッチモードなどでカバーを装着したまま好きなスタイルにできるので使いやすいです。
⑤重量
Folio Touchのほうが約50g重いです。
ただしMagic KeyboardでもiPad本体を超える重量なので、持った感じはどちらもあまり変わらない感じ(笑)
⑥価格・コスパ
Magic Keyboard | Folio Touch | |
---|---|---|
価格 (税込) | 34,980円 | 19,580円 |
定価価格で1.5倍くらい差があります。
Folio Touchは2万円弱で購入できますが、Magic Keyboardは3万円台となり、エントリーモデルの一番安価なiPadが買えそうなくらいの価格に…
コスパ性能良さは圧倒的に「Folio Touch」の勝利です。「Smart Keyboard Folio」と同じくらいの価格でトラックパッド付きは凄い!
まとめ
- パソコンライクな使い方は、トラックパッドが優秀な「Magic Keyboard」のほうが使いやすい
- タブレットとしての使い方は、様々なスタイルとして使える「Folio Touch」のほうが使いやすい
どちらも一長一短ありますが、個人的にはタブレットとしてよりもトラックパッドの使用頻度が高いので、トラックパッドが優秀な「Magic Keyboard」のほうが使いやすいと感じました。あとJIS/US配列好きな言語のキーボード選べるのもポイントですね。
ただしキーボード側のカバーを裏返して使えないので、タブレットとしての使いやすさは「Folio Touch」のほうが便利です。